少年トッパ

<10年6月26日公開作> 『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』など

 週末恒例、「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー!
 「☆=絶対に観る!」「◎=できれば観たい!」です。あとは優先順位が高い順に並べますが、途中からはテキトーです。

『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』(フランス・香港)108分
 『ザ・ミッション 非情の掟』『エグザイル 絆』などで熱狂的に指示されているジョニー・トー監督の新作。今回も男のカッコよさ(+ガキっぽさ)満載のハードボイルド・アクションのようです。楽しみ。
※上映館/シルバー劇場

『こまどり姉妹がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』(日本)71分
 昭和30年代に一世を風靡した双子デュオ、こまどり姉妹の数奇な人生を追ったドキュメンタリー……らしい。面白そう。70歳を超えた今も現役でバリバリ活躍中だそうです。
※上映館/シネマスコーレ

『宇宙ショーへようこそ』(日本)136分
 5人の小学生と宇宙人が繰り広げる宇宙の冒険を描く長編アニメ……らしい。最近のアニメのことはまったく分からないけど、なんだか面白そう。
※上映館/109シネマズ名古屋

『ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション』(アメリカ)97分
 ジャン=クロード・バン・ダムとドルフ・ラングレンの共演で話題を呼んだアクション大作の18年ぶりの続編! ってことで一部では盛り上がってます(よね?)。
※上映館/中川コロナシネマワールド

『イエロー・ハンカチーフ』(アメリカ)96分
 山田洋次監督の代表作『幸福の黄色いハンカチ』のハリウッド・リメイク版。主演はウィリアム・ハート。
※上映館/名演小劇場

『エルム街の悪夢』(アメリカ)95分
 これまたリメイク。フレディ役は、『ウォッチメン』でロールシャッハを演じたジャッキー・アール・ヘイリー。かなりのハマリ役になってるような気がします。
※上映館/イオンシネマ・ワンダーワーナー・マイカル・シネマズ大高

『爆発!スケ番☆ハンターズ~総括殴り込み作戦~』(日本)
 『逆襲!スケ番☆ハンターズ 地獄の決闘』の続編。小嶺麗奈も出てるそうです。
※上映館/シネマスコーレ

『殺人犯』(香港)121分
 殺人犯の汚名を着せられた刑事の狂気と迷走を描くサスペンス・スリラー……らしい。かなり迫力ありそう。つーか、主演の人の顔が怖すぎ。
※上映館/シネマスコーレ

『マイケル・ジャクソン キング・オブ・ポップの素顔』(アメリカ)119分
 約10年にわたって撮影されたプライベート・フィルムをまとめたものだそうです。また、1周忌記念ってことで『THIS IS IT』もあちこちで再上映されてますね。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ109シネマズ名古屋中川コロナシネマワールドTOHOシネマズ名古屋ベイシティワーナー・マイカル・シネマズ大高

『劇場版 ブレイクブレイド 第二章「訣別ノ路」』(日本)50分
 シリーズ第2弾だそうです。
※上映館/伏見ミリオン座

<イエジー・スコリモフスキ 60年代傑作選>
 ポーランドの巨匠、イエジー・スコリモフスキの初期作品の特集。『身分証明書』『不戦勝』『バリエラ』『手を挙げろ!』を上映。
※上映館/名古屋シネマテーク

<伊藤高志 映画回顧展>
 実験映像作家、伊藤高志の特集上映。2プログラムだそうです。すんません、一本も観たことありません。
※上映館/名古屋シネマテーク

*     *     *

 『アウトレイジ』を観ました。ヤクザの抗争を描いた作品ですが、その発端のしょーもなさ具合が「いかにも」という感じで、ものすごく説得力があります。上に立つ者のちょっとした気まぐれや意地悪で下っ端どもはつぶし合いを始め、意味のない争いを繰り広げていくんですよね。似たようなことは会社や学校でもよく起こるような気がします。まあ、さすがに殺し合いには至らないでしょうが。
 三浦友和、加瀬亮、椎名桔平などみんな好演してるんですが、名人芸とも言える自虐的な演技を見せたのはやっぱり石橋蓮司! たぶん、本人は嬉々として演じていたんじゃないでしょうか。
 そんなわけでオススメ作ではあるんですが、痛々しいのが苦手な方は避けた方が無難かも。僕も何度か自分の指を噛んで「うげっ」「あぐっ」と叫びたくなるのを押し止めたりしました。あと、始まって20分ぐらいの時点で女性二人連れが外に出て行ったんですが、それきり戻ってきませんでした。もったいない!

 『ねこタクシー』も観ました。定石通りのハートウォーミングな作品で、なかなか好感は持てるんですが、あんまりテンポが良くないのが難点。というより、中途半端に「社会派」っぽい部分を出したのが裏目に出た気もします。上っ面をなぞっただけのように思えちゃいました。
 あと、こんなこと言っちゃナンですが、どうもメインの猫が可愛くないのよ。いや、その可愛くなさも魅力のひとつであることは分かるんですが……まあ、好みの問題かな。というか、あくまで個人的な問題なんですが、ミーコがこの世から去って以来、猫を見てもあんまり楽しい気分になれなくなっちゃってます。帰るべき港を失ってしまったような感じ、かな。すんません、気弱なこと書いちゃいました。

 『ボーダー』も観ました。ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノが並んで立ったり座ったりいるのを眺めているだけで感慨深いわけですが、内容的にはさっぱり面白くないというか、中途半端に陰鬱というか、ものすごくオチが想定内というか……。もっとお気楽なお祭りドンパチ映画にしちゃった方が良かったんじゃない?
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