少年トッパ

<2022年6月10日・11日公開作> 『わたし達はおとな』など

週末恒例「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー!

『わたし達はおとな』 <シネマトゥデイ>
NHKのドラマ『きれいのくに』で注目された加藤拓也の長編映画デビュー作。恋愛ドラマのようです。主演は木竜麻生と藤原季節。
※上映館/伏見ミリオン座イオンシネマ名古屋茶屋

『義足のボクサー GENSAN PUNCH』 <シネマトゥデイ>
プロボクサーを目指した実在の人物がモデルだそうです。見応えありそう。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ

『劇場版 からかい上手の高木さん』 <シネマトゥデイ>
人気マンガが原作のアニメシリーズの劇場版。原作は大好きで8巻ぐらいまで読みましたが、アニメは未見です。
というか、劇場版公開に合わせて無料配信されるかと期待してましたが、その気配は全然ないようです。なぜ?
※上映館/ミッドランド スクエア シネマイオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールド

『はい、泳げません』 <シネマトゥデイ>
泳ぐことができない哲学者と、彼に水泳を教えるコーチの歩みを描いたヒューマンドラマだそうです。主演は長谷川博己と綾瀬はるか。
原作は高橋秀実のエッセイ。10年ぐらい前に読みましたが、面白かったという記憶だけが残っていて内容はほとんど覚えていません。と書いてから気付きましたが、すぐ目の前の棚に文庫本が置いてありました。読み返してみようかな。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダーイオンシネマ大高イオンシネマ名古屋茶屋

『さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について』 <シネマトゥデイ>
1930年代のベルリンが舞台の青春ドラマだそうです。エーリッヒ・ケストナーの小説が原作。
※上映館/伏見ミリオン座

『MADE IN YAMATO』 <シネマトゥデイ>
※上映館/名古屋シネマテーク

『DEATH DAYS』 <シネマトゥデイ>
自分の死ぬ日が分かっている世界が舞台のヒューマンドラマだそうです。主演は森田剛。石橋静河も出演。
※上映館/センチュリーシネマ

『ウェイ・ダウン』 <シネマトゥデイ>
世界一堅牢とされる銀行の金庫から財宝を奪還しようとする者たちを描いたクライムアクションだそうです。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ

『ALIVEHOON アライブフーン』 <シネマトゥデイ>
ドリフトレースの世界を描いたカーアクションだそうです。主演は野村周平。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマイオンシネマ・ワンダーイオンシネマ大高イオンシネマ名古屋茶屋

『BiSH presents PCR is PAiPAi CHiNCHiN ROCK'N'ROLL』 <シネマトゥデイ>
BiSHのメンバー6人がそれぞれ主演を務めたオムニバスだそうです。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ

○『人生の着替えかた』 <シネマトゥデイ>
※上映館/シネマスコーレ

『ばちらぬん』 <シネマトゥデイ>
※上映館/名古屋シネマテーク

『二つの光』 <シネマトゥデイ>
韓国映画。美男美女によるラブストーリーのようです。
※上映館/センチュリーシネマ

『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』 <シネマトゥデイ>
説明不要ですね。今回、鳥山明自身が脚本を書いているようです。
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ109シネマズ名古屋イオンシネマ・ワンダー中川コロナシネマワールドイオンシネマ大高イオンシネマ名古屋茶屋

『劇場版 異世界かるてっと ~あなざーわーるど~』 <シネマトゥデイ>
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ109シネマズ名古屋

『ぼくの歌が聴こえたら』 <シネマトゥデイ>
韓国の人気グループ、EXOのチャンヨルの初主演作だそうです。
※上映館/名演小劇場イオンシネマ・ワンダーイオンシネマ名古屋茶屋

『サイキッカーZ』 <シネマトゥデイ>
※上映館/シネマスコーレ

『地元ピース! 幻想ドライビング』 <シネマトゥデイ>
※上映館/シネマスコーレ

●ドキュメンタリー

『私のはなし 部落のはなし』 <シネマトゥデイ>
部落差別にスポットを当てたドキュメンタリーだそうです。
※上映館/名古屋シネマテーク

『リンダ・ロンシュタット サウンド・オブ・マイ・ヴォイス』 <シネマトゥデイ>
※上映館/センチュリーシネマ

『スージーQ』 <シネマトゥデイ>
※上映館/センチュリーシネマ

リンダ・ロンシュタットもスージー・クアトロも大好きだったので両方とも観たいところですが、ちょっと無理そう。

『歩いて見た世界 ブルース・チャトウィンの足跡』 <シネマトゥデイ>
監督は、なんとヴェルナー・ヘルツォーク!
※上映館/伏見ミリオン座

●リバイバル

シネマスコーレでは『真夜中の五分前』、ミッドランドスクエアシネマでは『私をスキーに連れてって』がリバイバル上映されます。他にもリバイバル上映があると思うんですが、最近あまりマメに情報を仕入れておりません。

●特集上映

<インディアンムービーウィーク2022 パート1>
※上映館/ミッドランド スクエア シネマ

大須シネマとシアターカフェの上映作品に関しては、各自でチェックしてくださいませ。

大須シネマ→http://www.osucinema.com/
シアターカフェ→https://theatercafe.jp/

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●観た映画

『冬薔薇(ふゆそうび)』※一見の価値あり
現代日本で負け組と呼ばれるような人間ばかりが登場するドラマ。それでも中高年たちは真っ当な仕事に就いており、不平不満を口にしながらもそれなりに楽しく生きているわけですが、若い連中は犯罪行為に手を染める以外に活路を見出せない状況。観ていて、いたたまれない気持ちになりました。
伊藤健太郎演じる主人公は、実に浅はかで愚かで甘ったれな青年。自分にも似たような部分が多分にあるので随所で胸に矢が刺さったような気分になりました。しかもね、最後まで愚かなままなのよ。普通、ドラマや映画の主人公は作品世界の中で成長していくものですが、この主人公はまったく成長していません(少なくとも僕にもそう見えました)。だからこそ現実味が大いに感じられました。
<以下ネタバレ>実を言うと、主人公をめぐるメインの話よりも衝撃的だったのは、彼のいとこである元教師をめぐる展開。まったく予想していなかったので「えええっ」と大声を出しそうになるくらい驚きました。
この男は本当にとんでもない下衆野郎であり、ああいう目に遭うのも自業自得ではありますが、自分でコントロールできない衝動や欲望を常に抱えて生きている、という状況のつらさには多少なりとも共感できる部分もあり、やはりいたたれない気持ちになりました。
というわけで、観ていて本当に重苦しい気分になる作品ですが、一見の価値はあると思います。

『ドンバス』※一見の価値あり
強烈すぎるブラックジョークの連続。一応コメディーという体裁ではありますが、あまりに辛辣すぎて笑えません。しかもロシアによる侵略や殺戮が現実に行われている今の状況では、この映画はもはやドキュメンタリーのように見えてしまいます。

『オフィサー・アンド・スパイ』※オススメ!
いかに簡単に冤罪がでっち上げられるか。そして、一度でっち上げられた冤罪を取り消させるのには、いかに多大な労力と忍耐力が必要なのか。そういったことが切々と伝わってきました。今の社会でも同様の事件はきっと起きているはず。

それにしても、重苦しい気分になったり、どよ~んと落ち込んだり、いろいろと考えさせられて頭が痛くなったりするような映画ばっかり観てる気がします。まあ、そもそも映画館で映画を観るという行為自体がマゾヒスティックなものですからね。

●読んだ本
『ニッポン エロ・グロ・ナンセンス 昭和モダン歌謡の光と影』毛利眞人

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キムタク主演のドラマ『未来への10カウント』、終わっちゃいましたね。面白かったけど、なんかすごく中途半端な構成だった気もします。
これは完全に僕の推測ですが、本当は最初から虹郎君が出る予定だったんじゃない? それがスケジュールの都合か何かで無理になったので、途中から転入してきた、という設定にしたような気がします。あくまで推測ですが。
それでも楽しめたからいいんですが、ひとつだけ苦言を言わせて。演劇部に関する物言いは、さすがに失礼。これは『カムカムエブリバディ』で本郷奏多君が家業を「つまんなかった」みたいに言った時にも感じたことだけど、何かを讃えるために別の何かを貶めるような物言いをすることが、僕はどうにも好きになれません。

石井隆さんが亡くなってしまいましたね。劇画作家として一時代を築いたあとに映画監督になった時は驚きましたが、そこでも石井隆ワールドとしか言えないような独特の美学と世界観のもとに人間の愚かさを連綿と描き続ける手腕には感服しておりました。合掌。

ところで、最近の日本の映画界で一番の話題と言えば『東京2020オリンピック SIDE:A』の記録的な不入り。僕はまだ観ていないし、他に観たい作品が多いのでたぶん観ることはできないと思いますが、実際問題、作品の出来栄えとしてはどんなもんなんでしょ。ご覧になった方がいたら、ぜひ教えてくださいませ。
まあ、冷静に考えれば文字通り世界最高峰のアスリートたちが競い合っている映像なわけだから、確実に見応えはあると思うんですが。
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