蒼井優と宮崎あおい、それぞれ新作公開！＜08年1月26日公開作＞

　週末恒例「名古屋で公開される新作映画の注目作はコレ」のコーナー！
　☆印付きのは絶対に観るつもり。あとは優先順位が高い順ですが、途中からはテキトーだったりします。なお、特に劇場名を記していない作品は、シネコンなど複数の映画館で上映されます。

☆『人のセックスを笑うな』137分
　山崎ナオコーラの同名小説が原作の恋愛映画で、主演は永作博美、松山ケンイチ、蒼井優。他に忍成修吾、あがた森魚、市川実和子、藤田陽子など。監督は『犬猫』の井口奈己。正直言って原作はさほど好きじゃない（というより、タイトルの印象が強い割には内容が普通）けど、永作博美と蒼井優が出るなら面白くなるかも。伏見ミリオン座にて。

☆『陰日向に咲く』129分
　劇団ひとりの同名小説の映画化。ダメな人間たちの不器用な生きざまを描いた人情劇で、なかなか面白かったです。岡田准一、宮崎あおい、伊藤淳史、平山あや、緒川たまき、塚本高史、西田敏行、三浦友和など良い役者がたくさん出てるので、映画も面白いんじゃないかな。

『真・女立喰師列伝』123分
　押井守監督作『立喰師列伝』の番外編？　よく分からないけど、6編のオムニバス映画のようです。藤田陽子、小倉優子、水野美紀など気になる女優がたくさん出てるので、時間があれば観るつもり。シネマスコーレにて。

『魁!!男塾』110分
　宮下あきらのマンガの映画化で、監督＆主演は坂口拓。どえらい熱い作品になっていそう。ホームチームの与座嘉秋、瞬間メタルのタケタリーノ山口も出てるみたい。えっ、つじあやのが「謎のウクレレガール役」で出演？　そりゃ気になるなぁ。
　名古屋市内では109シネマズ名古屋のみ。27日には舞台挨拶があるそうです。

『スーパーカブ』80分
　走り屋の青年が出前用バイクでライバルとのレースに挑む姿を描く青春ドラマ……らしい。監督は快作『キャプテン』の室賀厚で、主演は斉藤慶太。なかなか面白そうだけど、中川コロナのみ。

『母べえ』132分
　第二次世界大戦下の東京を舞台に、娘たちを明るく育てる女性の姿を描く感動作……らしい。監督は山田洋次で主演は吉永小百合。他に浅野忠信、檀れいなど。どう考えても出来が良いのは間違いなさそうなんですが、イマイチ食指が……。

『ヒトラーの贋札』（独・オーストリア）96分
　ナチスによる紙幣贋造事件に協力せざるをえなかったユダヤ人技術者たちの葛藤や苦悩を描く歴史ドラマ……らしい。見応えありそう。アカデミー賞の外国語映画部門でノミネートされています。ゴールド劇場にて。

『テラビシアにかける橋』（米）95分
　児童文学の名作の映画化で、貧しい少年と転校生の少女の友情と運命を描く感動ドラマ……らしい。なかなか面白そう。

『ビー・ムービー』（米）91分
　都会へ冒険に出た働きバチの奮闘を描くCGアニメ……らしい。これまた面白そう。

『マリア・カラス最後の恋』（伊）117分
　マリア・カラスが辿った波乱の人生を描く実録ドラマ……らしい。去年の『エディット・ピアフ』みたいな感じかな？　名古屋市内ではピカデリーにて。

『勇者たちの戦場』（米）107分
　イラク戦争で受けた傷跡から逃れられない兵士たちの苦難を描く問題作……らしい。監督はアーウィン・ウィンクラー、主演はサミュエル・L・ジャクソン。クリスティーナ・リッチも出演！　中川コロナにて。

　えー、『ちーちゃんは悠久の向こう』を観ました。ひたすら端正な顔立ちの林遣都と、いささかオバサンっぽい雰囲気（失敬！）の仲里依紗が楽しそうに語らうシーンが微笑ましく、幸せな気持ちにさせてくれます。ただ、結末には疑問が残るなぁ。気が向いたら、また改めて感想を書きます。

　「お見事！」と言いたくなったのは『やわらかい手』。孫の病気を治す費用を捻出するために、祖母が「いかがわしい仕事」をする——という物語です。ふたつの意味で鮮やかなお手並み。うまいこと言ってみました。
　正直言って掘り下げ不足に思える部分もあったけど、それはまあ、ないものねだりかな。観るべき価値は確実にある映画なので、興味のある方はぜひとも足をお運びくださいませ。名演小劇場で公開中です。