少年トッパ

『コーヒー&シガレッツ』VS『埋もれ木』、日米退屈合戦。


※画像は『コーヒー&シガレッツ』の前売券とオマケのライター。煙草を吸わないのでライターは一度も使ってまへん。

 すんません、今回は辛口モードです。それぞれの映画をお好きな方々、できれば気を悪くしないでくださいね。無理かな?

 昨日、名演小劇場で『埋もれ木』という映画を観た。ホントは別の映画を観たかったんだけど、時間の都合でこっちにしたのだ。会員なので平日は1000円で観られるし。
 この映画、簡潔に言うと「田舎町を舞台にした幻想的な物語」だ。劇中に登場する女の子たちが「リレー形式で物語を作ってみようよ」と提案し、その架空の物語が語られる。同時に、現実の出来事も語られる。観ている側は、いつしかスクリーンの中で起きていることが幻想なのか現実なのか分からなくなり、それでも映画の中に流れるたおやかな時間に身を委ねて心地よい気分になる……と言いたいところだが、これ、単に退屈なだけじゃないか? さすがに映像はキレイだったりするけど、それが余計に「つまんねーものに金かけやがって」という気分にさせる。芝居がかったセリフ回しにもゲンナリ。せめてもの救いは、上映時間が短いことだろう。

 一方、1ヶ月半ぐらい前に観た『コーヒー&シガレッツ』も退屈だった。これはコーヒーと煙草にまつわる短編11本を連ねた映画で、さすがに11本もあれば中には退屈しないのもある。しかし、それは監督の手腕とは関係なく、出演者の魅力で場が持っているようにしか思えない。トム・ウェイツ、イギー・ポップ、ケイト・ブランシェットとかね。『刑事まつり』に三池崇史が出た時のようなものである、ってのは言い過ぎかな?

 そんなこんな負けず劣らず面白くなかった『埋もれ木』と『コーヒー&シガレッツ』だけど、退屈さでは僅差で『コーヒー&シガレッツ』の勝ちかなぁ。だって途中で3分ぐらい寝ちゃったもん。っつーか、それを「勝ち」と呼べるのか?
 でもまあ、今回は引き分けにしとこかな。昨日のドラゴンズも引き分けだったことだし。
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