[作品賞投票ルール(抄)]
・選出作品は5本以上10本まで
・持ち点合計は30点
・1作品に投票できる最大は10点まで
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『 日本映画用投票フォーマット 』
【作品賞】(5本以上10本まで)
「タナトス」 7点
「モテキ」 4点
「照和 My Little Town/KAI BAND」 4点
「阪急電車 片道45分の奇跡」 4点
「劇場版神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ」 4点
「一枚のハガキ」 2点
「冷たい熱帯魚」 2点
「ふゆの獣」 1点
「一命」 1点
「コクリコ坂から」 1点
【コメント】
世間一般ではほとんど評判にならなかったけど、「タナトス」は極めて完成度の高いボクシング映画。出演者にボクシング経験者を多数起用したことが功を奏したんじゃないでしょうか。このメンツで「あしたのジョー」を作っていれば……、と思ったのは僕だけじゃないと思います。
他に好きな作品は多いものの、はっきり言って2011年は「洋高邦低」で、もしも外国映画と日本映画を合わせて10本選んだ場合は、かろうじて「タナトス」が9位か10位に入るぐらい、という感じ。それだけ面白い外国映画が多かったわけでもありますが。
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【監督賞】
[城定秀夫] (「タナトス」)
【コメント】
基本的に「ベストワン作品の監督=ベスト監督」と決めているので。この城定秀夫監督、アダルトビデオやピンク映画も多数作っており、2011年にも「ヒン子のエロいい話」「悦子のエロいい話」など面白そうな新作が名古屋でも上映されたんですが、残念ながら観ることはできませんでした。
【主演男優賞】
[徳山秀典] (「タナトス」)
【コメント】
鋭い眼光、素早い身のこなし、ぶっきらぼうな喋り口調など、すべてがカッコいいです。ニット帽を脱いだ途端に「気さくな二枚目」っぽくなってしまうんですが、それはまあ仕方ないですよね。きっと人柄もいいのだと思います。
次点は「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」の染谷将太、「モテキ」の森山未來、「一命」の市川海老蔵など。そして、作品自体はイマイチでしたが「ハードロマンチッカー」の松田翔太は、ものすごくカッコ良かったです。
【主演女優賞】
[大竹しのぶ] (「一枚のハガキ」)
【コメント】
まさに名女優。素晴らしい生命力を体現してくれました。ちなみに大竹しのぶは「オールナイトニッポン・ゴールド」のレギュラーでもあるんですが、明石家さんまがゲスト出演した回は最高に楽しかったです。
次点は「アジアの純真」の韓英恵かな。作品自体は途中から失速気味の感があったけど、彼女の表情や立ち振る舞いは魅力的でした。あと、「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」の大政絢も、映画の出来はともかく鋭い眼力が素敵でした。
【助演男優賞】
[でんでん] (「冷たい熱帯魚」)
【コメント】
問答無用の存在感。こんなオッサンには絶対に関わりたくないですが、強烈に魅力的でもありました。
【助演女優賞】
[長澤まさみ] (「モテキ」)
【コメント】
世間的には「主演」扱いかもしれないけど、主役はあくまで森山未來なので。今年の長澤まさみは「コクリコ坂から」の声優としても大健闘していたし、「奇跡」でもチョイ役ながら溌剌とした印象を残したりと、本来の魅力を取り戻した活躍ぶりを見せてくれたと思います。この調子で頑張って!
次点は、同じく「モテキ」組(麻生久美子、真木よう子、仲里依紗)、「冷たい熱帯魚」&「恋の罪」組(神楽坂恵、黒沢あすか、水野美紀、冨樫真)、「阪急電車 片道15分の奇跡」組(中谷美紀、谷村美月)、それに「一命」「スマグラー」の満島ひかり、「指輪をはめたい」の池脇千鶴などなど。吉高由里子には主演作「婚前特急」もありましたが、僕としては「GANTZ」シリーズでの役柄の方が好きです。
他にも良かった女優は、たくさんいました。ただ、これは女優に限らないんですが、役者は良かったのに作品はいまひとつ、というケースが多かったように思います。というか、作り手が役者の魅力を活かしきれていない、っていう作品がホントに多いのではないでしょうか。仲里依紗主演の「ハラがコレなんで」あたりが、その典型でしょうか。「ステキな金縛り」は、完全に役者の魅力に頼りきり……って、ついつい辛口なことばっかり書いちゃいました。すんません。
【ニューフェイスブレイク賞】
[二階堂ふみ] (「劇場版神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ」「指輪をはめたい」)
【コメント】
最初のうちは平凡な女の子だと思っていたんですが、物語が進むにつれて、どんどん存在感が際立ってきたような気がします。この子は伸びるんじゃないか、と思っていたら、現在公開中の「ヒミズ」で一躍有名になりましたね。今後の活躍が楽しみです。
【音楽賞】
「照和 My Little Town/KAI BAND」
【コメント】
ドキュメンタリーとしては面白味に欠けるものの、狭い空間に武道館ライブ並みの楽器や機材を持ち込んで行われた演奏は臨場感たっぷり。往年の名曲の数々を堪能できました。ただ、2004年に亡くなったギタリスト、大森信和さんについて少しも触れられていないのは、ちょっと、いや、かなり残念。
【ブーイングムービー賞】
「オムライス」
【コメント】
木村祐一監督の3作目。こんなにたくさんの売れっ子芸人が出ているのに、こんなに面白くないとは。唖然としました。
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【勝手に○×賞】
[演技とは思えないで賞]
[「ふゆの獣」の出演者たち] (「ふゆの獣」)
【コメント】
二人の男と二人の女の「四角関係」を描いた作品。全員が集まった場でのやり取りは、ものすごくリアルで、とても演技とは思えませんでした。お見事。
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この内容(以下の投票を含む)をWEBに転載することに同意する。
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日本インターネット映画大賞のサイト→http://www.movieawards.jp/
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