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パチンコ店閉店とTSUTAYA閉店

2024-01-29 15:45:48 | 日記

昨年有名パチンコチェーンのガイアの運営会社が民事再生手続を申請し、事実上の倒産に至りました。私は全くパチンコをやりませんが(仕事で電子部品を扱っていたのでパチンコ台のメーカーに営業に行ったことはあります)、ガイアは私でも知っているくらいの有名なチェーンで、自分が学生の頃はずいぶん羽振りが良かったと記憶しています。

自分の地元にはガイアはありませんが、ガイアほど有名でも大きくもないローカルパチンコチェーンやもともと非パチンコホール運営会社がサイドビジネスとして始めたであろう店舗がそれなりにあり、にぎわっていました。自分が子供の頃は、駅前の繁華街に小規模なパチンコ屋があったと思いますが、90年代に郊外のロードサイドが発展するにつれ、一斉に駅前の小規模なパチンコホールが姿を消し、郊外に比較的大規模なパチンコホールができ始めました。自分は当然入ったことはありませんが、近くのスーパーやレストランに親と行く度、駐車場に車が大量に停まっており、にぎわっているなと思った記憶があります。話を聞いてみると実際に羽振りが良かったようです。それから30年以上たちましたが、たまに地元へ戻ると大きな変化がみられるようになりました。90年代はともかく、ここ最近は1円パチンコに代表される低貸しという遊び方をする老人が主な顧客だったようですが、とうとうその老人たちも後期高齢者になってパチンコに出かけることができなくなったのか、ホールがつぶれてずいぶん姿を消しました。実はその兆候はしばらく前からすでに見られていたようで、私の田舎では「やることがないから、ファミレスにモーニングを食べに行く年寄りが結構おり、そこに行けば誰かいるから退屈しない」という事情から、意外と朝ファミレスがにぎわっていました。全国チェーンのファミレスも結構出店していたのですが、ここ数年の間にずいぶん店舗が閉鎖され、一説によると「年寄りが来なくなった、コロナがきっかけかもしれないが、実際は年を取って外に出られなくなった人が多くなった」ということのようです。

今のパチンコ店の主なターゲット顧客は40台男性のようですが、田舎だとまさにこの年代は「都会に流出してしまっていて少なくなっている年齢層」なので、そう考えると「新規顧客開拓が非常に困難」であり、同じことはファミレスにも言えると思います。おそらく「赤字でどうにもならなくなった」ということではなく、「主な顧客だった年寄りが来なくなり、次のターゲットが見当たらないから、赤字になる前に撤退する」というのが真相である気がします。

そうなるとTSUTAYAも同じ結末をたどるのではないかという気もします。実際、私が子供の頃は小さなレンタルビデオ屋が町の中心部に数店舗ありましたが、90年代にロードサイドにTSUTAYAができ、一斉に姿を消しました。当然TSUTAYA1強が続き、いつ行ってもにぎわっていましたが、主な顧客である「高年齢層が間もなく姿を消し、40代以下は都会に流出しているので新規顧客がおらず、TSUTAYA Conditioningのような新業態に変換できない」ため、そう遠くない将来撤退という結末になるのではないかと思います。今はかろうじて存続していますが、当然フランチャイズなので(地元の企業が運営しています)、契約更新の時期に何らかの動きがあっても不思議ではありません。今は主にエンタメが集約していますが、次はおそらく介護・医療が維持できなくなっていくと思います。何しろ主な顧客である「高齢者がいなくなる」のですから。因みに主力産業の一つだった「建設・土木」は公共事業の削減とともに壊滅に近くなり、になっていた人もいなくなりました。その結果「冬季に大雪が降ったり、大雨でがけ崩れが起きたとき」に雪かきや道路復旧を担う業者が少なくなったようで、実際に「復旧に時間がかかるようになった」ようです。

先日も書きましたが、地方の集約は待ったなしであり、地方行政や地方政治の集約がもたもたして進まない間に、地方における民間事業の集約はどんどん進んでいます。当然生活ができなくなるので人もどんどん移住しています。こうなると「役所と議会は残ったが、住民がいない地方自治体」になりかねず、北陸に限りませんが、本当に地方の集約は今まさに手を付けなければならない問題だと思います。

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