徒然日記

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[情報] 日本仮想化技術 OpenStack の上で GPU 仮想化を実現する GPU on OpenStack を推進してゆくと宣言

2017-07-31 08:59:15 | 製品VDI
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日本仮想化技術 OpenStack の上で GPU 仮想化を実現する GPU on OpenStack を推進してゆくと宣言
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  日本仮想化技術、OpenStack環境でのGPU技術の活用「GPU on OpenStack」を推進
  https://virtualtech.jp/170718/
  

上記のニュースリリースには以下のように書かれています。
  GPU on OpenStack」の環境構築や利用方法についての情報は十分でなく、
  日本仮想化技術ではエヌビディア合同会社(以下、NVIDIA)と株式会社
  アスク(以下、アスク)の協力により環境構築と技術評価を行い、利用者
  やインフラ管理者にとって役立つ情報を発信していきます。


簡単ではないということですね。

システムインテグレーションは色々な要素技術の組み合わせが妙味ですが、組み合わせる以前に、各要素技術に精通した人がいなければ、組み合わせできる/できないというレベルですら判断がつきません。 昔は自社で1から勉強して…というのどかな時代でしたが、現代のスピード要件はそんな牧歌的対応を許してくれません。 各要素技術に精通した会社(日本仮想化技術のような)と組んで、彼らの知識と意見の助けを得つつ、要素技術同士の組み合わせの妙味を考えるのが現代のシステムインテグレーターのお仕事と言えるでしょう。



先日の OpenStack Days Tokyo 2017 の講演でも GPU 仮想化を OpenStack, KVM と組み合わせて利用する場合の大変さが語られており、まとまった情報がコミュニティにもディストリビュータにもなく、インターネット上の情報を検索するしかない。 という苦労話が披露されていました。

昔から感じる事ですが、オープンソースの場合、実用に供する為の手引書の類が商用ソフトウェアに比べて非常に劣っているのが欠点と言えます。 開発スピードが速く、ドキュメントが急速に陳腐化することが一つの原因でしょうけれど、それ以外にも、コミュニティのメンバが開発者主体であり、一般利用者向けの手引書の執筆に力と時間を割こうという意欲が生まれないこともあるでしょう。

プロプライエタリなソフトの場合は、メーカー⇒販売代理店⇒ユーザという商流が存在し、メーカーも販売促進のために販売代理店に対する教育やドキュメントの整備にかなりの注力をするためこの問題は引き起こされにくいと言えます。

今も昔も、オープンソースは難しく、難しさポイントも変わっていないと感じたものです。



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