徒然日記

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[情報] お勧めなリモートデスクトップシステムは? と聞かれたら… Magic Connectかな…

2018-02-28 17:03:17 | 製品VDI
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[情報] お勧めなリモートデスクトップシステムは? と聞かれたら… Magic Connectかな…
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★☆ 仮想デスクトップ関係の記事はほかにもあります。 よかったら、左ペインの「製品_遠隔画面」カテゴリーから探してみてね ☆★


このブログの記事の中では「仮想デスクトップ」に関する情報は割と参照されることが多いようです。 そして、仮想デスクトップを検討されている方が心を悩ませているのがVDIで必要なWindows仮想デスクトップライセンス(VDA)のコスト…であるようです。

  たとえば
  どうして仮想デスクトップにそんなにお金をかけて仮想PCやRDSでやろうとする?  https://blog.goo.ne.jp/tonton_ponpon/e/e4ec9d25637b343a67ea171299a5ea86

みなさん、VDIをしたいわけではなくて、リモートワーク(PCのリモコン)をしたいわけですよね。 いままで一度も紹介していないのですが、個人的に一番お勧めだと思うのがこのサービス(NTTテクノクロス Magic Connect)です



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Magic Connect とは?
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Magic Connect は USB メモリを認証トークンにしたリモートデスクトップシステムです。
  NTT テクノクロス Magic Connect
  http://www.magicconnect.net/
  


なぜ、お勧めか?
  (1)FirewallやNATルーター越えが簡単

  (2)VDAなど、余分なライセンスが要らない
    リモコン対象のマシンは物理PCで構わない

  (3)手元のUSBトークンに必要なソフトも含め全てが入っており
    出先のパソコンを適当に借りても使える

  (4)ほどほどに安い料金。長く使っても痛くない
   
  (5)自分自身、かなり長い期間使っていて、問題点がないことを知っている


欠点は? あまりないのですが
  (1)手元PCとして Mac OS は使えない(Mac信者の方は残念でした)

  (2)画面点転送プロトコルは RDP なので、ICA(Citrix)や PC over IP(テラディシ)に比べるとレスポンスは劣る。
    とはいえ、自身で使った限り、Office等の利用では不満はなかった。
    RDPなのでICAより通信量は多いでしょう。 これだけで全てをやろうとすると、WiMaxなど、通信量の上限
    を気にしなくてよいInternet接続サービスと組み合わせた方が良いかも(私はWiMaxで使っていました)


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FirewallやNATルーター越えが簡単
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MagicConnectは手元機器とリモコン対象機器の双方がNTT テクノクロスの ASP 上にあるマジックコネクトサーバに向けてセッションを確立します。 このため、Firewall や NATルーターから見ると、組織内部→Internet への通信とみなされ、システム管理者にわざわざ「外→中」ルールを開放してもらう必要がありません。 これは、会社で使う場合は当然ですが、個人利用の場合も便利です。

  
  
  


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VDAなど、余分なライセンスが要らない
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Magic Connect は VDI と異なり、リモートデスクトップ先のPCが仮想PCでなければいけないわけではありません。 自分の業務用(or自宅用)の物理パソコンに対し、自分自身がリモートデスクトップする場合、VDAライセンスは必要ありません(Windows OS が持つ標準のリモートデスクトップ権でカバーできる)。 つまり、プレインストール版OSをそのまま使え、余分なコストがかからない。
  ※ リモートデスクトップ先PCを仮想PCにしてしまうと、SA権かVDAが必要になってしまいます
  ※ リモートデスクトップ先PCが自身の専用でない場合は SA権かVDAが必要になってしまいます


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手元のUSBトークンに必要なソフトも含め全てが入っており
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地味ですが、結構便利なことです。 手元マシンにわざわざソフトをインストールする必要がないので、出張先でだれかのPCを借りて使ったりできますし、複数のモバイルノートパソコンをその日の気分で使い分けるような場合も、Magic Connectの USBメモリさえ忘れなければ、どこからでもリモートデスクトップが可能です。
  
  
私が使っていた当時(2006年)はWindows OS + USBキーの組み合わせしか使えませんでしたが、現在は時節に合わせて進化して、Android, iOS が併用できるようになっています。


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ほどほどに安い料金。長く使っても痛くない
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USBキーの初期費用+ASPサーバを利用する為の月額課金が必要です。 キーの初期費用が多少高いと言えば高いですが、得られる効果(どこからでも自分のパソコンを制御でき、データも全部そこに置きっぱなしで良い)を考えれば、問題にはならないでしょう。
  


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自分自身、かなり長い期間使っていて、問題点がないことを知っている
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自分でかなり長く使っていたので自分が使う範囲では問題なかったという事が出来ます。 私は仕事ではなく、個人的に契約していました。 使い方としては、自宅に高性能(でもヘビー級)なノートPCを(当時でしたので)ADSL回線(40Mbps)でインターネット接続し、手元機器として軽量(でも非力)なモバイルノートを使い、WiMaxでインターネット接続する。 という組み合わせで使っていました。

RDPというプロトコルの制約上ゲームなど(Direct-Xを発動する)は起動することすらできませんが、MS-Officeやフォトレタッチソフト等は十分に使うことができました。 マウスによるインターラクティブ操作は速くはありませんが、フォトレタッチなど、まとめて多数の写真を回転したり、リサイズしたりする処理は指示さえすれば、あとは相手側の強力なCPUパワーを使えるので、かえって早く片付きます。

当時は NTT AT という会社名で、聞いたところでは、元々社内の便利なツール的に作られたらしいです。 当時はUSBキー版しかなく、お客様に提案した時は「USBキーを忘れると手も足も出ない」という理由でいまいちな反応でしたが、現在はUSBキーの不要な端末認証タイプも存在します。



リモートワークを検討されるなら、お勧めな選択肢だと思います。 1ライセンスから契約できるので、試しに使ってみて、いいか悪いか判断してから全社展開することができる点や、接続の仲立ちをする Magic ConnectサーバがASPなので、サーバの購入やSI費用がかかるわけでもない、という平易さは非常に良い点だろうと思います。





Magic Connect お勧めだよ と話をすると、「お前は何でやめたんだよ」と聞かれるのですが、それは別に MC のせいではありません。 WiMaxのスピードが十分に速かったから、自宅側のADSLを解約してしまったのですが、MCは当然自宅側と手元側に同時にインターネット接続がないと成立しません。 それで、使えなくなったというだけのこと。




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その他のソリューションと比べてみて
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その後はしかたないので、OneDriveなどオンラインストレージを使ってデータだけをどこからdえもアクセス可能にして手元PCから操作する方式をとりました。 その方式と比べてどうか? というと。

  ・画面のきびきび感で言えばオンラインストレージ方式の方が良い
   あたりまえ。処理は手元で全部しているのだから

  ・しかし、オンラインストレージに自分の全データを置くのはコスト的にも
   ネットワーク帯域的にも無理
   結局、オンラインストレージに置くものを厳選しないといけないという手間が増えた
   オンラインストレージに置き忘れると、もう手も足も出ない

  ・OneDriveはコピーをローカルデバイスにも持つので、ローカルデバイスの
   ストレージがかなり潤沢でないとCドライブがパンクする。
   結局、持ち歩く端末をあまりライトにはできない。

といった差異があります。



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