徒然日記

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[意見] AWS Summit 2018 Tokyo Amazonが10年でもたらしてしまったもの

2018-06-01 19:17:41 | イノベーション!

プリンスホテル 大宴会場 飛天 の入り口の aws の巨大なロゴ。 すごいですね。
実際には会場は大混雑。




AWSという「IT基盤」のすごさを感じます。
初日には VMware 社が VMware Cloud on AWS を今年東京・シンガポールの両リージョンで開業することを発表。
VMware というオンプレミスの王者とAWSというパブリッククラウドの王者が組むことで、かつてのオンプレミス vs パブリッククラウド という対立構図ではなく、オンプレミスの仮想化(VSphere)をそのままクラウドに延伸できるし、それがVmwareにとってもAmazonにとっても嬉しいというWin&Winの関係が出来上がりました。

AWS Summit に出展しているたくさんの会社の顔触れを見ると、プロダクトベンダーだけではなく、クラウドインテグレーターやクラウドネイティブデベロッパー、IoTやデータ解析関係のソリューションベンダーなど、新しい世代の会社が顔を並べています。 これからの時代、「VLANがどうとかこうとか」「ストレージのLUNがどうとかこうとか」「UPSがどうとかこうとか」「サーバのハード仕様がどうとかこうとか」言っているハード系のSIerや「人月単価がいくらで現地構築で何人が何か月常駐するから」とか言っている現場系インフラ構築屋とか、綺麗に消滅すると言ったら言い過ぎかもしれないが、8割くらいは表舞台から消えてしまうかもしれない。

2006年から11年。 たったそれだけでこれだけの変化が起きた。
SaaSが普及するだけではオンプレミスのITインフラはなくならないが、IaaSレベルのクラウドは違う。 もう流れは止まらないだろう。

自分は1995年にSI業界で働き始めた時に、栄枯盛衰が激しいこの業界で一番息長く生き残れそうな分野はどこかなと思い、TCP/IPネットワークやUNIXサーバの基盤(インフラ)の技術者を選んだが、とうとうこの部分が消滅することになるようだ。 当時、TCP/IP、イーサネット、UNIX… これらがメインフレームを駆逐し始めて、インターネット技術を転用したITインフラの時代が始まった時だった。



はじまりと終わりを一度に見ることができるのはある意味で幸せなことだ。


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