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なぜ、日本が世界で一流になれないか?
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それは日本の国家的歴史とそれに立脚する国民性なのかもしれない。
気になる日経の記事があった。
2014年 11月23日付 日経産業新聞 記事
グーグルやアップル 「使命感」が違い生み出す
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO79806620X11C14A1X12000/
ここにGoogleとAppleの社是とでも言うべきものが紹介されていた。
Google のミッションステートメント
「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて
使えるようにすること」
Apple Think different
枠にとらわれず情熱を持って挑戦を続けたクレイジーな人々が、
世界を変え人間を前進させた…我々はこうした人々のための道具
をつくる
これをみて感じる事は
未来を作り出す力は、自身がなぜこの世にあるか考える思考であり、そこから生まれる目標と、それに合致する行動である。
目標なき挑戦はあり得ない。自発的に目標を持たない人間には挑戦する土壌がなく、そこからイノベーションは生まれない。
という事であろう。
イノベーションを謳いながら、その具体的イメージを打ち出せない会社と上層部がたくさんいる。革命の目標を明らかにする事をさける上層部が多数いる。
問題がない事、業績の数値上の右肩上がりを演出したがる上層部が多数いる。
日本は先人の努力でアメリカを追いかける目標を持った。そして並んだ。問題はその先の目標を考えていない事だ。もう目指す背中はない。自分が何をしたいかを決めなければいけないのだ。
2016年7月5日付 日経産業新聞 記事
経営者が挑戦する姿勢、ブランド力に直結
http://www.nikkei.com/article/DGXKZO04426980U6A700C1X12000/
記事では、英国の調査会社の2016年企業ブランドファイナンスの結果発表として
1位 米国アップル
2位 米国グーグル
3位 韓国サムスン電子
と紹介し、
日本は世界の創業200以上の企業のうち半数を占めながら、ブランドイメ
ージではトヨタ自動車の11位が最高に留まると述べ、その理由を日本の
国民性(文化)である「言わない美学」=沈黙は金、不言実行に求めている。
そして、世界が求めるブランドはその挑戦がもたらすドラマチックな波乱
万丈さであるとしている。
そうかもしれない。
日本は長く単一民族の鎖国国家として外国との戦争を含む交渉からほぼ隔絶されてきた。それゆえか、明確に言葉や文章で主張する事を嫌い、言外の雰囲気を読み取る阿吽(あうん)の呼吸の文化がある。
しかし、これは、長く共に過ごして常識や考え方を共有する人々の間でしか通用しないものだ。外国人には通じないし、同国人でも初見の人には通じない。
また、長い平和(1000年以上にわたり他国に征服されたことがない)に慣れているせいか失敗と成功が交錯する波乱万丈はあまり人気がない。
これは西洋諸国との大きな違いだ。
西洋では、米国は独立戦争、南北戦争、インディアンの征服といったまさに波乱万丈の歴史をたどり、それ故に強者=成功者を高く評価する国民性がある。
欧州も隣国と国境を接する関係でつい数十年前まで、国家の存亡をかけた陣取り合戦を繰り広げてきた。国の歴史そのものが波乱万丈であり、現在生き延びている国々は多かれ少なかれ、勝者なのである。
日本は国外に向き合う時に、日本国内向けの顔と文化とは別の顔を使い分ける必要があると言えるのではなかろうか。
なぜ、日本が世界で一流になれないか?
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それは日本の国家的歴史とそれに立脚する国民性なのかもしれない。
気になる日経の記事があった。
2014年 11月23日付 日経産業新聞 記事
グーグルやアップル 「使命感」が違い生み出す
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO79806620X11C14A1X12000/
ここにGoogleとAppleの社是とでも言うべきものが紹介されていた。
Google のミッションステートメント
「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて
使えるようにすること」
Apple Think different
枠にとらわれず情熱を持って挑戦を続けたクレイジーな人々が、
世界を変え人間を前進させた…我々はこうした人々のための道具
をつくる
これをみて感じる事は
未来を作り出す力は、自身がなぜこの世にあるか考える思考であり、そこから生まれる目標と、それに合致する行動である。
目標なき挑戦はあり得ない。自発的に目標を持たない人間には挑戦する土壌がなく、そこからイノベーションは生まれない。
という事であろう。
イノベーションを謳いながら、その具体的イメージを打ち出せない会社と上層部がたくさんいる。革命の目標を明らかにする事をさける上層部が多数いる。
問題がない事、業績の数値上の右肩上がりを演出したがる上層部が多数いる。
日本は先人の努力でアメリカを追いかける目標を持った。そして並んだ。問題はその先の目標を考えていない事だ。もう目指す背中はない。自分が何をしたいかを決めなければいけないのだ。
2016年7月5日付 日経産業新聞 記事
経営者が挑戦する姿勢、ブランド力に直結
http://www.nikkei.com/article/DGXKZO04426980U6A700C1X12000/
記事では、英国の調査会社の2016年企業ブランドファイナンスの結果発表として
1位 米国アップル
2位 米国グーグル
3位 韓国サムスン電子
と紹介し、
日本は世界の創業200以上の企業のうち半数を占めながら、ブランドイメ
ージではトヨタ自動車の11位が最高に留まると述べ、その理由を日本の
国民性(文化)である「言わない美学」=沈黙は金、不言実行に求めている。
そして、世界が求めるブランドはその挑戦がもたらすドラマチックな波乱
万丈さであるとしている。
そうかもしれない。
日本は長く単一民族の鎖国国家として外国との戦争を含む交渉からほぼ隔絶されてきた。それゆえか、明確に言葉や文章で主張する事を嫌い、言外の雰囲気を読み取る阿吽(あうん)の呼吸の文化がある。
しかし、これは、長く共に過ごして常識や考え方を共有する人々の間でしか通用しないものだ。外国人には通じないし、同国人でも初見の人には通じない。
また、長い平和(1000年以上にわたり他国に征服されたことがない)に慣れているせいか失敗と成功が交錯する波乱万丈はあまり人気がない。
これは西洋諸国との大きな違いだ。
西洋では、米国は独立戦争、南北戦争、インディアンの征服といったまさに波乱万丈の歴史をたどり、それ故に強者=成功者を高く評価する国民性がある。
欧州も隣国と国境を接する関係でつい数十年前まで、国家の存亡をかけた陣取り合戦を繰り広げてきた。国の歴史そのものが波乱万丈であり、現在生き延びている国々は多かれ少なかれ、勝者なのである。
日本は国外に向き合う時に、日本国内向けの顔と文化とは別の顔を使い分ける必要があると言えるのではなかろうか。
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