【デジタルノートフリーノは使えそうか？】

 

先日、実機を店頭でさわってみる機会があった。

今までブログの挿し絵や漫画に長いことシャープの電子ノートWGシリーズを使ってきた。初代から使っているので、もうかなり長い付き合いだ。

 

こいつはどこでも絵が描けるのが非常に重宝だ。

初めは気がつかなかったが、マーカーとペンの２種類があり別々に描いて消せる。つまりレイヤーを２つ持っているのが下書き→ペン入れ→消ゴムという絵を描く王道スタイルにマッチしている。

最初のモデルはペンの太さが太すぎたり、薄墨が１種類しかないなど、絵を描くには限界があったが、代を重ねる毎に改良された。　しかし初代から継続的に維持されている欠点が１つある。　それは解像度が低いこと。６００x７００ドットの解像度しかないので画像をエクスポートするとどうしてもジャギーが目立つ。せめてXGA位はほしいとおもう。

 

 

そんな矢先に出てきたフリーノは解像度が高い。　これはもしかして。。。と思ったが、実機を触らないと使えるか判断がつかないので、一般販売をじっと待っていた。　で、先日やっと実物を店頭でさわってみた。

 

 

 

 

 

結論を端的に言えば、ダメだった。

 

 

 

 

 

 

解像度は高かったが他がいけなかった。

 

 

 

 

 

 

まず、レイヤー機能がない。　これでは絵を描くときに下書きが消せない。

 

 

さらにペンへの追従性が極めて悪い。　これは液晶に電子ペーパーを使っているためだ。丸をさらりと描いても、描画がついてこない。　その点ではWGシリーズは非常に秀逸だ。

 

 

メニューが分かりにくい。　これはなれかもしれないが。あまり直感的には使えなかった。　まあ、これはどうでも良いかもしれない。最初の２つだけで十分にダメだからである。

 

 

 

 

ということで、私にとってはフリーノはWGを置き換えるキラーカードにはならなかった。　シャープの電子ノートは当面私にとっては唯一無二の便利グッズであり続けるだろう。