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tontonの日常

さつまいもの赤い色

2020-04-12 20:05:29 | 日記
私は、恥ずかしながら家庭菜園をしていない
それだけ知ってるならしたら良いのにと思われるけど、していない^^;

その私が園芸のことを書くって変な話しだけど^^;

私がはじめてさつまいもを自分で作ったのは小学校4年生だったと思う
その時は、さつまいもをまるごと埋めた、じゃがいもみたいに
でも、なんとかいくつかのさつまいもが出来た

その時の、黒い土の中から見えた赤いさつまいもが、なんともきれいで嬉しかった

子どもに園芸を経験させるとしたら
種蒔きからじゃなくて、収穫から、って思っている
先に作っておいて、花壇から収穫させる楽しみ
それはきっと子どもの目がキラキラすると思う

私はさつまいもの赤い色を忘れていない

患者会でさつまいも掘りをしようと友だちの空いている畑300坪を借りたとき
夫に200本のさつまいもの苗を植えるのを手伝って貰ったとき
なんださつまいもってこんな茎を植えるとなるのか?って、同じ高校を出ても、科が違ったから知らなかった夫

さつまいもを植えるときは、付いている葉を1枚植えてしまうと、1つお芋の収穫が減るって、昔々農場の野菜の先生に習った
ということは深植えにしないという事だけれど、ただ深く植えないと言うより葉を埋め込まないようにと言う方が、それで1つお芋が減るという方がきっとわかりやすかったんだろうと思う

しばらく使っていなかった畑は、さつまいもがすごい大きさに育って驚いたけど、みんな大喜びで掘って持って帰った、宅配便で家に送ったのに、手にも持って帰った^^

今はみんな幼稚園でさつまいも掘りをする人が多いから、はじめてという人は居ないのだと思うけど

さつまいもは荒れ地に作ると良いって,だからしばらく休んでいたような畑には良い育ち方をしたのだと思う

劣等生で高校生になったとき、私はほんとに物覚えの良くない子だったけど
好きと言うものは憶えるということも知った

雑草の名前を覚えるのが高校最初の試験だった
毎回定期試験の最終日に実物鑑定という時間が有る

机の上に20点並べてある物の名前を書いていくテストで
教室には10人ずつ入ってあちこち動きながら書き込んでいく

私は最初のそのテストがたぶん満点か、いや、憶えていないけど、満点に近いかだったと思う

雑草がほとんどだったかと
子どもの頃から憶えた草の名前は楽しかった

オオバコ、スズメノカタビラ、スズメノテッポウ、メヒシバ、オヒジワ、ハコベ、ナズナ、ハルジオン、カラスノエンドウ・・・
憶えていくことが楽しかったのかもしれない
草の名前には夢があった、楽しみとか、その名前の雰囲気とか

実際畑仕事ではその草の特徴を憶えて、根から取るのか、表面を削れば良いのか、それぞれ違ったけれど

畑の草取りも、1畝ずつ並んで早くきれいに取る競争もあった
そんなことにムキにならない友だちの多い中、私はムキになって取った、それで良かった、楽しかったから
出来ていない友だちのところに応援にも行った

そんなことしか出来なくても、先生はちゃんと見ていてくれたし、楽しい時間だった

これが英語や数学もそうなら良かったのに
花の学名はほとんどローマ字読みに近かったけどそれもすんなり覚えられたのに、英語はダメ^^;

今、花の名前を覚えているかと言ったらほとんどダメ
新しい花はとても多いし、品種改良で付けられた名前は私には無縁の物で

園芸店で働いていたとき、こんな高い花をみんなよく買えるなあと思った
私は働いているときは花より食費だった

高校生だったときは、土もタネも鉢も、みんなお金を出さなくても有る物だったから

その最初から買うと言うことがお金がなくて出来なかった
結婚したときも
300坪の畑は、3年ぐらい借りたまま作ったけれど、腰痛であきらめた

その後は自分の家に何か植えても、草に負けたり、収穫まで行かなかったり、苗代も元が取れない^^;

まあ、花鉢を枯らしてしまう私だったから、不精者というか何と言うか、お恥ずかしい
100鉢なら枯らさないって言ったって、ダメじゃん

当時、野菜は作る物じゃなくて、貰う物だったという事もあったかな

子どもが大きくなってからは、付き合いが途絶えてしまったけれど、だから買うしかないのだけれど

コロナのことばかりで、鬱々としている今
最初のさつまいもの赤い色を思いだして、今は何もしていない恥ずかしい私なのに、また園芸のことを書いてしまった