tonton

tontonの日常

4月6日

2020-04-06 11:49:08 | 日記
あっという間に4月6日になった
家でぐだぐだいるだけなのに時間は過ぎる・・・

昨日は、バカな結婚をして48年目という日だった
特に何もしない、何かする方がおかしい

土日とも1歩も外に出なかった
夫はどこに行くべき用があるのか出掛けて、簡単に食べられるお寿司とかを買ってきた、土日とも

買ってきてくれるなら私がわざわざ作ることはない

11年前の今日は実家に行っていて
退院したばかりの母が久しぶりに買い物に行ったけれど、疲れて帰りはタクシーで帰ってきたのだと、聞いた

こんな時、1人で買い物に出すのがまた長姉らしい
テレビドラマの母娘のようなわけにはいかない

貧乏暮らしが長かったから贅沢なんてなかったと思うけど
家を建て替えると言うつもりがないことがわかって
母は食べる物は良い物を食べた
1111年前に1個800円というデコポンはそりゃあ美味しいだろう

金目鯛の1尾の煮付けをもう3日がかりで食べているのだと言って
私の前でなめるように食べ尽くした

庭で採れた蕗を煮たからと、すすめられて
正直、蕗を子どもの頃から食べさせられて美味しいと思っていなかった・・・

何年ぶりかで食べた蕗は美味しかった
母は手を赤くして蕗の皮を剥きそのあとがまだ残っていて

じゃあ、私は、これからピアサポートのミーティングに行くからと、夕方5時に家を出た

母は、私は夕飯まで寝るから、長姉に今日は鰆の塩焼きにしてねと言ってベッドに入った

その後、1時間半して
6時半に、ご飯だからと起こそうとしたら、死んでいた

私はミーティングの最中で、バイブにしていた携帯が鳴っていたのを目の前に座ったピア仲間から聞いた

終わって、歩きながら何回も着信のあった姉のところに電話をしたら、母が亡くなったという連絡だった

夫の母が亡くなったとき、悲しくて、悲しくて
実の母が亡くなっても、こんなに悲しいだろうかと思ったことも良く覚えているが
何だかあっけらかんと、涙も出ないし、一緒に総武線に乗ったピアのお仲間が不思議そうにしていた

とにかく家に帰った
翌日実家に行ったときには、刑事さんが来ていてどうして亡くなったのかというのを見て帰ったらしい、虐待とかそういうことがあるかということか

心不全でしょうが、詳しく知りたければ解剖しますという事だったがそんなことはせずに

小さい単位の家族葬にしたいと考えたが、父の弟妹が残っているので、娘3人と連れ合いと5人の孫と父という形の葬儀は無理だった

父の弟妹には葬儀に来て貰ったけれど
母の兄姉達はもうなくて従兄に連絡しなかったことで、後で父は母の姪に電話で度鳴られたと言っていた

甥や姪に小金をばらまいていたから人気のあった一番小さいおばさんだったということだ
余所の人にばかり良い顔をする・・・

結婚記念日の翌日に死ぬなんて忘れないじゃない、と思ったけど、結婚記念日もどうでもよくなったのに、愛着障害のもとのもとみたいな母のこと
生きていたときに許したつもりになったのに、亡くなって恨み辛みを思うこと、なんだっぺね,って思ってるかも