けせらせら

何事もなるようになるさっ♪

言語治療科へ行く~口唇口蓋裂の話

2006年01月20日 | 口唇口蓋裂の話
今日は「神奈川県立こども医療センター」の言語治療科へ行きました。

今は言語治療科には半年に1回のペースで通っています。

言語治療科へ行く時の最大の難関は「先生と会っている時間にお話させる」ということ。
これが結構大変なんだよねー

子供って初めてのところとか緊張している時って話さないんだって。
そう言われてみると、緊張していても遊ぶことは遊ぶんだよね。でもおしゃべりはなかなかしないんだよー。
話さないで黙々と遊んでいるんじゃぁ言語治療科に行く意味ないから、診察の40分間の間にどれだけ安心させるかがポイントなんです。
安心すると、自然と言葉も出てくるので

なっちんは今までも何回も通っているので病院にはすっかり慣れています。
言語治療科の竹下先生のことも覚えているようで、最初はちょっと緊張していたけどすぐにお話してくれました。
よかったぁ。

リンゴとか飛行機とか、いろんな絵の描いてあるカードをなっちんに見せ「これはなに?」と聞いて、その回答から発音を診てもらいます。

なっちんは今回も合格点をもらえました
まぁまだよく話せない言葉もあるけど、それは幼児には多いことなので今の時点では心配ないそうです。

そしてもう一つ、先生から「声がいいね」と褒めてもらえました。

声がいい?その意味がよくわかりませんでした。

質問してみたら、声とは音のことだそうです。
発音は練習していけば変えるのはわりと簡単だそうですが、高い声の人に低くしゃべるように言っても難しいし、しゃがれた声の人を治すのも難しいそうです。

そんなこと、今まで考えたこともありませんでした。

なっちんの声、tomyはとっても好きなの。
親ばかっていうのもあるけど、女の子の子供らしいかわいい声をしていると思っています。

先生が言うには、口唇口蓋裂の人の中には専門家が聞くとすぐに「この人はお口の手術をしたことがあるな」ってわかる声の方がいるそうです。

tomyはなっちんの声の音のことを心配したことがなかったけど、同じ境遇のお子さんを持つお母さんの中には低い声を心配していたり、しゃがれていることに不安を持っている方もいるのだなぁと思うと、あらためて手術を成功させてくださった先生方への感謝の気持ちがあふれてきました。

tomyは言語治療科の竹下先生の前に出ると、なんでだか涙が出ちゃうのです
形成外科とか耳鼻科の先生の前では泣いたことがないんだけど、竹下先生に初めて会った時は号泣してしまいました(笑)
なんでかな。きっと言語治療科のお部屋がくつろいでお話をする雰囲気になっていて、そこに優しい先生の言葉が重なり、今まで我慢していたことや不安に思っていたことなんかをお話していると泣いてしまうのでしょうね。

今日も声がいいねって褒められたときにやっぱり涙ぐんでしまいました。
でもtomyが泣いたらなっちんが緊張しちゃう=話さなくなっちゃうかも?!なので、ぐっとこらえていました。

今度はなっちんが3歳になった7月に診てもらうことになりました。
そのときには今よりもっとお話が上手になっていますように。