ひかりとしずく(虹の伝言)

勉強会や講演会、上映会のレポートなど主に載せています。

生き生きといきるには

2007-11-01 | 季刊誌なな色メールより
海に近い場所に住んでいるので秋は風のうなり声がびゅうびゅうとよく聞こえます。寒くなってきましたね。 
でもそんな寂しげな季節も好きなんです。
家族との距離を縮めて温もりを感じられるから。
紅葉はどこに見に行こうかな・・・。
今月は子供たちに来年まで履けそうな雪の日もOKのブーツをそれぞれに買い冬の準備も着々とできています。
重ね着でおしゃれできるのも嬉しい!
寒さを防いでくれる屋根に感謝。
温かく眠らせてくれる毛布に感謝。
アフガニスタンで家も無く生きていたかも知れないのに。
今月はUNHCRへの寄付金を捻出したいと思いつつ・・・年金貧乏な我が家!
(自営業の妻なので私もきっちり請求されている。)

私はどうも前世で男性として生きていた回数が多かったのかも・・・。  
例えばカードでもゲームでも子供相手に勝負事には熱くなるし、映画『トロイ』のブラット・ピットは最高!と思ったらしばらく動作がアキレスになっていたし。
「よく結婚してもらえたね。」と娘に言われますが、きっとこういう男らしいところ!?に惚れられたのではないでしょうか・・・。
 
ところで、今世私は女として生きています。小さい頃から職業婦人を目指し、経済的、精神的に自立した人間を理想としてきました。
逆に男性だったら、仕事だけでなく料理もできて美的センスを備え人生を楽しんでいる人って素敵だと思います。
女性は結婚すると家庭を守るのが勤めとされるのが今も昔も変わらないところですね。
他者を思いやれる仕事は母性がないとできないし、家族の健康管理や家族間の絆(いい関係)について気を配るのはお母さんでないとできない事かも。
太陽のごとく暖かく家族を見守りたいです。(灼熱!?の太陽だったりして)
それから私は夫(パートナー)を“主人”と呼び、家政婦のように従属的に火事をさせられていると思うと嫌なので、自発的好意としてしたいと思っています。
そうすると、する側もされる側も幸せですよね。
結婚十年でやっとこう思えるようになりました。
 
さて、最近観た韓国ドラマ『私の名前はキム・サムスン』の中に出てきて私にとても良い印象を残したとある詩を紹介したいと思います。

     <愛しなさい、傷ついたことのないように>   

      歌いなさい、誰も聴いていないかのように
      愛しなさい、傷ついたことのないように
      踊りなさい、誰も見ていないかのように
      働きなさい、お金が必要でないかのように
      生きなさい、今日が最後の日のように
 
         アルフレッド・D・スーザ

子供たちにもこう生きて欲しい。生き生きと。
江原啓之さんの『子供が危ない』では、今の日本の子供たちが、自分の本心を抑えてまで友達に合わせて群れたがる心理を解き明かしていました。
主体性がなく信じるものがない力信仰の社会で、身を守る術と肌で感じているのです。
もっと自尊心を持って自分を大切に生きて欲しいものです。

自尊心を育てるには、幼少期の無条件の愛情と良質の文化(真・善・美)を与えてやることが大切とありました。
(まさにシュタイナー!!)
そうすると、俗にいう「勝ち組」「負け組み」に悩まず、他人を見下すこともなく、年をとろうと貧しくなろうと、逆境に陥ろうと、自尊心をまるごと失ったりせず、強く生きていけるはずです。

良い童話に出会わせてあげるのも親としてやってあげたい事の一つです。
今長女と『はてしない物語』を旅しています。
子供と一緒に童話が読めること、とっても幸せです。大人が生きていく上でも世界観を拡げられ、いい事だと思います。次は『モモ』と『オズの魔法使い』が読みたいです。
 

参考文献   『子どもが危ない』江原啓之
       『読む力は生きる力』脇明子
       『子どもの本の森』河合準雄、長田弘

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