ひかりとしずく(虹の伝言)

勉強会や講演会、上映会のレポートなど主に載せています。

憧れるはシンプルな生き方1

2011-12-20 | 季刊誌なな色メールより
今、部屋の大がかりな整理整頓をしています。「40代になったら、本当に必要なものを選び抜いて、暮らしをシンプル化していくべきでしょう。人生の半分はトライを重ねて、後半は大切なものだけに絞って暮らしてはいかがですか。」クロワッサンにあったフランス人ドミニック・ローホーさんの記事を見て、つくづく物で溢れる我が家を変えたいと思ったのです。

受験生の長女の部屋の同室者を小学生の長男から私へと代えることになり、出来るだけ私の荷物を減らそうと思ったのがきっかけ。今はシンプルな生活に憧れて・・・。物への執着をふっきってみると楽になったような気がします。

ドミニックさんの記事では、自分にとって大切なものをリストアップしてみると自分の内面が現れてくるとありました。今は“断捨離” という考えがあるようですね。自分の荷物(物質)を整理して捨てることで、物への執着心もなくなり、悟りを開くものだそうです。私も、自分が何て欲集り人間なのかと、捨てられないものの荷物の山の中でつくづく呆れています。

シャーリー・マクレーンの『カミーノ』から・・・「富や物を蓄積したり体を意識することは何も悪いことではない。魂のことを忘れなければ・・・。財産や生命を失うことを恐れなくてもよい。そのような恐れは、魂の成長を制限する。」今の私にピッタリくる言葉です。

9月末に『ミツバチの羽音と地球の回転』の上映会で新しい出会いがありました。応援にいろいろな人が来てくれて助けられました。中でも特筆すべき人物は、一見レゲエ風なAKOちゃんと呼ばれている男性です。AKOちゃんは“あなたに愛に来ました”という文字を縫い付けた服を着て日本中の有機農家を手伝いながら旅をしています。

彼が23歳の若者だった時バブルがはじけ、大卒で入ったデザイン会社を辞めることになり、その時から今の生き方に入ったと言っていました。今の生き方、それはママチャリで旅をしながら訪れた先々で、肉、牛乳、合成洗剤の危険性と、反原発運動を広めるというものです。彼の友人たちは彼の活動をインターネットの中で(MIXYやブログ)広報、居場所探し、連絡の要請などをして応援していますが当の本人は携帯電話やパソコンなど無関係。それらが巷に溢れる前に今のシンプルな生き方をし始めたのです。タバコ屋だった実家は健康食品や、せっけん洗剤のお店に20年かけて変えたとのこと。

なな色メール(このブログと、その大元の季刊誌)のことを話して、シュタイナー教育の勉強会が元だと言ったら、京都シュタイナー学校の一年生の最初に習う字は“光”という字だということ(彼は京田辺のシュタイナー幼稚園の園長宅にも行っているとのこと。その園長先生のお子さんのノートを見せてもらったのだとか。)や、環境破壊のことを防ぐ働きかけをしたいことを話すと、岩手の宮古市の重茂という所では町中で合成洗剤を使用していないとか、(今、そこも被災していて支援の手がなかなか入らず困っているそうですが、生協の生活クラブが応援しているそうです。)秋田に来る前は『六ヶ所村ラプソディー』に出ていた菊川さんの“花とハーブの里”にしばらくいた事、そこでルバーブジャムを作っていたとか・・・。(ルバーブは酸味があってとっても美味しいハーブの一種です。)是非、取り寄せてお試しください。

彼は全く乳製品も食べないビーガンベジタリアンです。彼に教えてもらったインターネットで見ることができるという映画『Earth Lings』を観ました。食用に飼育されている牛や豚が物として扱われ、まだとどめをさされる前(息のあるうち)に肉を解体されていく様がありました。肉の大量生産の現実です。食べるのなら、これを見てから!肉を食べるのなら、見てください。私は正視できませんでした。涙が出てきました。同じ生き物なのに。感謝の言葉もかけられずに、人間のためにただ成長させられ殺され・・・。

私は長女のベジタリアン宣言から早一年、共に肉を食べない生活に入っていますが、元の考えはマクロビオティックでした。マクロビオティックは、玄米菜食を中心とした陰陽バランスに基づくライフスタイルのことでベジタリアンというより、時には陽性の白身の魚も摂ってもいいという考えです。バランスとその土地に合ったもの、旬のもの(自然な作られ方のもの)を摂るということなのです。私は職場(介護施設)で検食に当たった日は利用者さんたちと同席し食べているため、たまには肉も魚も食べています。でも自分からは肉類は欲しいと思わなくなりました。牛乳も10年前では体に悪いなんて考えられませんでしたが、むしろ弊害があるものだと知り絶っています。乳牛たちの扱われ方も酷いものなのです。ホメオパシージャパンの由井寅子先生の著書でも、肉類を摂る事について、その動物の思いも体に入るので、酷い扱い方で育ったり、殺された動物ではない、質の良いものを摂るようにとありました。

今回は大豆製品「大豆のお肉」のネット通販のショップ、「マルシェ」で見つけた本『本当に怖い低血糖症』の文を紹介します。

“食べ物は食べ命である。命をいただくということをもっと重視し、その命が怒りやかなしみを持っていたらそれも食べることになる。昔の伝統文化では獲物を仕留めた後はその霊魂を慰める儀式や食べ方があった。食物に対して気をいただく、感謝していただく。”

アボリジニの人々の考えと同じです。

その本によると、現代人は忙しい毎日のストレスで陽性過ぎる状態(極陽)となっており、膵臓が固まっている状態である。(陽性は中心に向かう作用)そこで→陰である精製糖を欲して摂って、急な陰性化に→また糖が欲しくなる。こうしてジェットコースターのような急激な血糖の変動により過激な要求に体が振りきれインスリンを出せなくなると糖尿病となる、これが今現在日本で糖尿病が増加の一途を辿っている所以です。
低血糖症(血糖調節障害)の症状としては、 冷え性 ・神経質  ・妊娠しにくい(男女) ・イライラすることが多い・胃腸が弱い、便秘症 ・午後甘いものや菓子パンが無性に欲しくなる・コーヒーまたはアルコールを摂りたくなる等があります。皆さんは思い当たる節がないですか?私は大ありでした。お腹がすくとイライラし、それが普通だと開き直っていました。

血糖異常はまず膵臓のホルモン分泌異常を治す必要があります。それには、食生活を改善するのが大事です。甘いものは本来、日本では必要なものでないので、常食とせず特別な時のものとし、バランスをみながら摂る事。それもできるだけ心のこもった良質のもの、植物性のものの割合が多いようなものとすること、白砂糖より黒砂糖、てんさい糖、メープルシロップを使っているもの。極端な陰陽から、適度な陰陽を増やして陰陽のバランスもできるだけ中庸に近いものでとるようにする。陰陽は7:1のバランスがベスト。(陰性より陽性の方が長く体に残るのです。)

マクロビオティック食事法ガイドラインを参考にしてみてください。


 <低血糖を改善する方法>
 
①ご飯(麺)をしっかり食べる:人間には臼歯が多い(穀物をいただくため)

②食べ方
・食前食後に祈りを捧げる「いただきます。」「ご馳走様でした。」だけでもいいので心をこめて言う。(食べ物にきちんと向き合う)
・左右の歯を使ってよく噛むこと(一口100~150回噛む)・・・といっても、いきなりは出来ないと思うので、今の数に+20回から!
・味噌汁、お吸い物(発酵食品の入ったスープをはじめに食べる。(梅干、ザワークラフト、納豆、テンペなども消化を助け新陳代謝、肝臓の働きを助ける。

③調味料を質の良いものに変える
・ 天日塩と自然海塩(日本では北半球のもの、食塩は極陽→精製糖や乳脂肪が欲しくなる)
・ 醤油・・・原材料が塩と麦と丸大豆だけの本来の醤油が良い。 醤油は優れた発酵食品で肝臓や腸、腎臓の調子も整える、生ものの害も中和する
・ 味噌・・・優れた発酵食品で肝臓や腸を整えるだけでなく、胃も保護する。 麦味噌がとてもいい。(長味噌、八丁味噌、玄米味噌・・・強陽性)
 米味噌や白味噌は陰性。本来の調味料+しょうが汁やレモン汁、梅酢、みりん、マスタード、炒りゴマ、しそ、梅干などでバリエーションを。粒マスタード、紅生姜を自然食品の 店で購入しても良い。

④ オーガニック食材:本来の自然な育てられ方→元気な食材、オーガニック食材はそれ自体陰陽バランスが整っている、高価だが縮まず少量で満腹、味がいい→調味料が減らせ  る、痛みにくい、皮ごと食べられる、栄養価も高い、強いので虫がつきにくい
・ ノンオーガニック野菜の食べ方   下処理・・・ゆでる時多めの塩(陽性)
                  青菜以外は一度塩水に放って引き締めて余分な水気を出す
                  青菜は花のように水切りをする
⑤ 肉や卵を減らす
・ 膵臓や肝臓を硬くし、低血糖症になった主原因である極陽の数々を絶つ(減らす)ことで、元の元気な状態に戻す。極陰のもの<』精製糖やお酒、スパイスなど)が欲しくなく  なる。 鶏肉とそのエキス、卵、魚卵、チーズ、えび、かに、他の肉もできれば避けて欲しい。
・ たんぱく質は植物性で充分。昔の人より体を動かしていない、温暖、(暖房)があるのでエネルギーを持て余している。               ↓
            怒鳴る、奇声、せっかち、物質主義、関節炎、リウマチ、背骨の湾曲、臓器の硬化
                              ↓
                            癌などの病気
・ 中和できるものと一緒に摂る  大根おろし、カブおろし、麦味噌、ねぎ、青菜(ホーレン草以外)レタス、セロリ、きゅうり、きのこ類、もやし、レモン、生姜、わさび、りん ご、みかん、イチゴなど(動物性の中でもより中庸に近いもの:白身魚、イカ、たこ、川魚、貝類)
・ 生活改善
  ヨガ(日本の気候では水分をしっかり摂ること,生サラダ、果物も。)
  スポーツをする人では、ガイドラインのブロックBも増やす。

⑥精製糖、砂糖を減らす。 甜菜(てんさい)糖、メープルシロップ、米飴やはと麦飴、玄米甘酒、オーガニックピーナッツペースト・ゴマペースト、ライスソイ、濃縮還元でない 100%ジュース、オーガニックドライフルーツ
・ うどん、のり巻き、野菜の蒸し物も立派なおやつ
・ 中庸な飲み物を摂る 
   コーヒー、 ウーロン茶(極陰) →  番茶 、 麦茶 、 ハーブティー
・ 日本(温帯)・・・温帯のものをメインに。 陰性の強いものは頻繁には摂らない様に。パイナップル、キウイ、アボガド、マンゴー、さつまいも。(さつまいもには天日塩   をかけて)     
・ 脂肪の摂り過ぎ→アトピー、アレルギー、疲れやすい、胸焼け、胃もたれとなるので、油の質には気をつけて、純正のゴマ油、菜種油(良質の)を摂る事 
・ せんべい、マフィン、甘栗、きな粉、ローストナッツは陽性(材料は陰でも、作り方で熱が加わっている)食感の柔らかいもの、水分の多いものは陰性

⑦丸い野菜を食べる




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