ひかりとしずく(虹の伝言)

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秋田に大型洋上風力発電の建設が!

2018-10-28 | ともこレポーターによる記事
先日、北海道石狩市の「石狩湾岸の風力発電を考える石狩市民の会」代表安田秀子さんが由利本荘市で風力発電についてお話しくださると聞き、参加して来ました。

八月には武田恵世さんの講演会にも行って、山田征さんの書籍と共に読んで、すっかり風力発電神話から目を覚まされたのですが、周りに上手く説明できず、悶々としていました。

由利本荘から岩城にかけての海岸に沿って洋上に70~90基もの風力発電機を建設する予定があると聞いたのは7月末の事でした。

沖縄の辺野古の米軍基地建設で辺野古の自然破壊が日本政府によって決められ、どんどん着工しています。それを本土の人間は無関心でいいのかと、投げかけたくて、『ZAN』というジュゴンについての映画を上映会をしたくていた私は、その協力を仰ぎたくて、由利本荘の方を紹介してもらって会いに行って、初めてその洋上風力発電の話を聞いたのでした。

新聞に書かれたりはしていますが、一般市民はそれがどんなものか、影響は?など、詳しく知る気持ちもないようです。政治家が決めること、大企業が進めている事、自分たちが住んでいる町・市で、何を始めようとしているのか?など自分たちが物を言って変わるものではないと無関心でいます。

自分たちが暮らしている環境(自然・社会)を守って、住みやすい場にしてくれる人を代表に選んで政治をしてもらう、という事に、興味が無いのでしょうか?

話がそれました。

風力発電って、自然エネルギーでエコで安全と思っていました。ところが、低周波の人体への影響がいろいろあり、コストもかかるし、第一、いずれ火力発電が安定した供給を維持するためには必要で、それを考えるとメリットより遥かにデメリットが大きいものでした。

コンクリートを埋め込むときに薬品が使われます。潤滑油が運転のために使われます。全部海に漏れて溶けて拡がります。生態系にどんな影響が出るか、やって実験しなくともわかると思います。

低周波の影響を考えて、普通は離れた住居などが無い場所に建てられます。日本は狭く、洋上でも海岸からあまり離れると深さを増すので離せません。世界でも他に例を見ない住民の生活圏と隣接しています。影響がないわけがありません。秋田県民は大人しすぎます。
情報が統制され、伝えられない事実があると安田さん。

伝えられない風車先進国の事例をまとめている方々のホームページなども紹介下さったので見ていくつもりです。
フリーライターの鶴田由紀氏、環境ジャーナリスト山本節子さんのブログなどです。

それから、北海道厚真町付近での地震後の停電、オーストラリアの大停電などについても詳しくお話下さりました。風力発電があっても災害時に役に立つどころか、停止しなくては回りすぎて発電が大幅に増えると需要と供給のバランスが崩れるとやはり停電してしまうのだそうです。

こんな不完全で、デメリットだらけのものがまた何故計画されていくのでしょうか?

他人の住居地域がどういう顛末になっていっても関係ない、儲け主義の会社がある世の中だからですね。

まだまだ、私たちのようにこうした勉強をする機会を持たない人たちは、自然エネルギーと聞いて、エコで良いものだ、クリーン(原発もそういわれていました)と思っています。

反対運動というととかく嫌がられてしまうので、わかってもらう事って難しいです。

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