ひかりとしずく(虹の伝言)

勉強会や講演会、上映会のレポートなど主に載せています。

『いのちの海 辺野古大浦湾』上映と相馬由里さん

2019-02-23 | ともこレポーターによる記事
今日は、『いのちの海 辺野古大浦湾』ドキュメンタリーの上映会、相馬由里さんの講演会に参加して来ました。

秋田では、基地引き取りまでは言えてはいませんが、いくつかの団体で沖縄の基地問題には向き合ってきている方々が居ました。
沖縄は高江ヘリパッド建設の座り込み運動や、デモ行進に参加された方のお話も一昨年前に高江の映画を上映した際に聞かせてもらっていました。

今回は、昨年私も辺野古大浦湾を訪れ、キャンプシュワブの前の道路を通って、米軍基地というものの近くへ行ってみて・・・「基地反対!」と叫びたかったけど、台風に挟まれた時期で、工事が中断しており、座り込みが無かったので、基地も静かで・・・静かなところへ叫ぶ勇気はなく・・・ただ、見てきました。すごく圧倒されるような自然の中に、軍事基地が大きな存在感で在って、異様でした。

そんな旅の後で、抗議船に乗っていた方のお話と、映画・・・映画は、始まりは、辺野古の海の中の多種多様な生物たちの映像から始まり、大浦湾で生物の研究をして来た方のお話、住民のお話、基地反対の集会(県民集会)の風景、米兵による被害を受け、子ども時代に母親を失った方のお話、その後も続く米兵による暴行事件、殺人事件・・・。犯罪者である米兵のその後の裁きについて被害者家族にも知らされないという現実・・・。
更に、沖縄の戦火に巻き込まれて行った戦争時期の事も。(沖縄を守るため、と、士官学校へ行くことに子どもの時から疑問が無く育ったことを話す方も。)
戦火で亡くなった大勢の県民の方も尊い命を落とされて気の毒ですが、戦争が終わっても沖縄ではまだまだ辛い日々が続いたのですね。収容されマラリアにかかって亡くなる人もいた、生き延びてそこから出ても住んでいた土地は滑走路になっていた・・・日本に取り込まれたことで受けた被害が数えきれないのです。

さっきまで動画配信で見ていた県民投票前夜の会、ハワイから来日しているロブさんと沖縄の若者たちが独立を口にしていましたが、仕方ありませんね。

山形では鶴岡にお住いのUさんご夫婦が、基地引き取りの運動をされています。一昨年秋にダグラス・ラミスさんを呼んで憲法改正についてと、安保理条約の事を聞きました。日本はやはり戦争を終戦としたのではなく、敗戦国なんですね。なのに発展してこれた、奇跡的なと思っていましたが、良いところを日に当てて、陰では沖縄を差し出し、アメリカの戦争に協力して来ていた・・・。
若いころ、「日本という国が嫌いだ。」ととあるバーで話したら、「日本人のくせにそう言っているあんたって良くないと思う。」と横に居合わせた人に言われた。理由を聞かれたので、「アメリカの真似をしてかっこいいと思っているから。」と答えた。今でもそれは同じ思いです。

相馬由里さんは、とても自然体で、明るい可愛い女性でした。介護士さんで、ケアマネジャーを目指そうと思っていたころに、名護市辺野古への基地建設の話を聞かされ、反対運動で忙しくなり止めたとのこと。同じく介護現場で働いていることに親近感を覚え、高齢者たちの体の傷のお話、「戦ど!戦はやるなぁ!」が悲しかったです。映画の中に、抗議船から基地の建設作業をしている人への抗議の声をあげている彼女の姿が映っています。まっすぐな声だと思いました。

辺野古は止まる。国の偉い人の勝手にはさせない。

秋田のイージスアショアも。由利本荘市の洋上風力発電も!

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