久しぶりに心ときめくパゴーヂアルバムに
出会うことができました。
昨年4月に行われたサンパウロでのライブ録音です。
今までExaltasambaに関しては正直食わず嫌いなところが
ありましたが、何ともったいないことを!を!を!
最近はやりのパゴーヂ・ホマンチコには変わりない
のかもしれませんが、そこらへんの軽い今風パゴーヂ
にはない、かっちりとした音の主張と、ドロドロすぎない
PericlesとThiaguinhaのボーカルが心地よく、まとまりの
ある仕上がりです。・・・と勝手に思っています。
もじゃもじゃヒゲ親父くん、Jorge AragaoのEu e voce sempre
や元Art PopularレアンドロによるTelegramaあたりのカバー
センスもばっちりですね。・・・と勝手に思っています。
1.Eu e voce sempre
2.Me apaixonei pela pessoa errada
3.Telegrama
4.Faz falta
5.Pout-pourriいろいろ
6.Pout-pourriいろいろ
7.Por tao pouco
8.Ja tentei
9.Vinhos e lingeria
10.Moleque atrevido
11.40 graus de amor
12.Acaba tudo bem
13.A carta
14.Estrela
本日は実家に夏休みに行った札幌土産を届けに。
帰り道、妻にドライブだから・・・!とごまかしながら、
お隣のブラジルタウン(美濃加茂市、可児市)をちょっと
だけ探検。
やっぱり多いね、ブラジル人向けのスーパーや雑貨屋さん。
今日はまわった6店ほどのお店のなかで、一箇所でRevelacao
のニューアルバム、「Velocidade da luz」を、発見したくなかったけど発見。
むこう1年間(次ブラジルに行くまで)はなるべくブラジルの音源は
買わない!と決めていましたが、ついつい買ってしまいました。
(妻にはガラナと一緒に買うことでごまかす・・)
このCDは結構最近でたばかりの新作にも関わらず、そのお店
ではなぜか50%OFFでレジ打ちされてた。
ガラナとあわせて1,080なり。
おいおい!間違ってないかい?
ブラジルで買うより安いんでないかい?
ってつっこみたくたくなりましたが、レシートにもちゃんと
50%OFFって書いてあったので、あえて指摘するのはやめて
おきました。
3月には来日公演も果たしたRevelacaoですが、さすが今ノリに
のってる方々だけあって、まさしくタイトルのVelocodade da luz
のごとく、あまり待たせることなくリリースしてくれました。
なぜかシャンジがコーンロウヘアーになっていて洒落っ気が
ついてきているのが気になりますが(心境的には高校に入学
した途端、髪の毛を染め出した子の親の気分)、ま、それだけ
BIGになって、髪の毛のひとつでもいじってみようかなって
感じでしょうか。
もはや現代のホマンチコなパゴーヂでは敵がいない!
というぐらいの王者の風格すら感じます。
どの曲もおすすめですが、ボク的にはミーハーなので、
タイトル曲のVelocidade da luzをさっそくヘビーローテーション
してます。ちょっと日本の演歌っぽい趣のある、古典でいう
「いとおかし」な曲です。
ボクはパゴーヂのことも音楽のことも詳しくないので、これは
勝手な思い込みかもしれませんが、ヘヴェラサオンに関して言えば
各メンバーが奏でる楽器のそれぞれの自己主張がしっかりしている
ような気がします。
パゴーヂ・ダ・メーザ的な楽しさと、遊び心、クリエイティビティー、即興性、
を有しつつも、サポートメンバーに頼らなくても、スタジオ録音として立派に
成立してしまうほどの演奏力(実際にはキーボードやベースでサポート
してもらってますが)。
スピーカーに耳を近づけて、各楽器の音に注目して聴いてみるとそれが
よくわかるような気がします。
特にホジェリオのTANTAの存在感と、マウロのバンジョーの音のスパイス的
挙動には惹かれてしまいますね。
ちなみに今日RevelacaoのCDを買ったお店には、結構でっかい
ランショネッチが併設されていて、そこでブラジル式チーズバーガー
をいただいてきた。
マックとかモスとは一味違い、こういったブラジルのランショネッチに
あるバーガーってまた独特な味がしてうまいんです。
安っぽさと、訳のわからないこだわりの微妙な狭間的食感は、
ミスター味っ子が作ったハンバーガーを食した時のような、
直感的楽園に導かれたような気分にさせてくれます。
こんなに美味しいものがあるのに、どうしてブラジル人はわざわざ
マックに食べに行くのか、ボクにはその理由がわかりません・・
1.Baixa essa guarda
2.Nunca mais
3.So pra ver voce sambar
4.Capaz de tudo
5.Velocodade da luz
6.No terreiro de sinha
7.A puleza da flor
8.Coracao cigano
9.Narinha e eu
10.Pensamento
11.Eu vou cuidar de mim
12.Quer baguncar
13.Para
14.Vivendo de aparencia
15.Som brasileiro
最近なんだかパゴーヂ率のほうが高くなってしまいました。
これじゃいかん・・ま、いかんってことはないけど、まだまだ
パゴーヂのことはよくわかりません。
このTurma do Pagodeは1曲目Ja virou rotinaに騙されて
思わずCDショップの戸棚に手を伸ばしてしまいましたが、
他の曲も聴けば買って後悔なし。
見た目のとおり、適当でかる~い感じのポップなパゴーヂなんですけど
親しみやすいメロディーがGood!
最近この手のグループって結構多いような気がする・・
メインボーカルのLeizはタンタンを叩きながら歌います。
それって珍しくないかい?と思いながら思わずDVDも見入ってしまい
ました。普通カバコとか、楽器何ももってなかったりとかだよね。
もともと音楽には詳しくないから、そんなどうでもいいところに
注目してしまうのでした。
彼らの動く映像をみたいなら、とりあえずArt PopularのDVDを買えばOK!
Amigosとして、前座みたいな感じで2曲演奏しているので、その勇姿を拝む
ことができます。
1.Ja vurou rotina
2.Greve de amor
3.A gente ja nao rola
4.Isso e que da
5.Calor
6.Ta na hora
7.Faco tudo
8.Fato consumado
9.Da cor do prcado
10.Novo dia
11.Pagode do bom
12.Pro meu mundo girar
13.O ceu tava la
14.Cheia de graca
15.Vi acontecer
2006年フンドの新作ジャケからは何かメッセージじみた
ものを感じてしまいます。
ブラジルでFundo de Quintalってどうなんだろう?
Revelacaoに代表される、今ブームのポップ路線の原型
ともいえるものだけど、本家本元はもやはブームではなく
ムーブメントが完全に定着したって感じでしょうか。
「パゴーヂ」という言葉をこの世に知らしめたのは
Cacique de Ramosから派生した彼らに他なりません。
別に古くさいわけではなくて、今流行のパゴーヂの元を
辿ると、そこにはどんな世界があるのか的な、元祖パゴーヂ
を演ってくれる彼ら。
今でも多くの若手パゴデイロの尊敬の眼差しを受けています。
パゴーヂって聴いてて楽しいんですよね。
一つ一つの楽器の音がものすごく正直というか。
曲の途中で「あ!タンタンの音・・地味だけどわかるわかる」
とか、Mario SergioとRonaldinhoのカバコとバンジョー
の音を識別したり。
一番喜びと感じるのはUbiranyのヘピキ・ジ・マオンの
繊細な音の粒を自分の耳が認識できたときですね。
ちょっと暗いな・・
ボクがカバコをやりたい!って思ったのも彼らの影響でした。
1.Pela hora
2.Pegar pelo pe
3.Benza eu
4.Pagodao do cacique
5.A paz
6.Vivo pra voce
7.Madame
8.Ponte aerea
9.Som orijinal
10.Vem que tem
11.O verdadeiro amor
12.Quero ver cantar no contretempo
13.Aguarda na casa da dirce
14.Sarava,meu pai!
この楽器はすごいです。
まじはまります。
なんとなくブラジルで買ってしまったカバコ。
メーカーは詳しくないから、とりあえずサンパウロの
地下鉄Luz駅を降り、道に迷いつつ定番コンテンポラーネアへ。
ここぐらいしかブラジルの楽器屋知りませんでした。
当たり前だけど、ブラジルでは街中でカバコ売ってるお店を
容易に発見できます。
店員さんにすすめられるがままにRozziniとかいうメーカーの
ものを買う。
ま、聞いたことあるし、有名らしいからいいか・・的なノリ。
帰国後、すぐに弾いてみる。
アコースティックギターを多少かじっているので
なめてかかったら、これが大間違い。
カバコはコード押さえるときの痛みがギターの5倍はありますね。
仕事が忙しくてほとんで練習する時間なかったけど
4ヶ月かかってやっとコード変換ができるように。
本当はAxeを演奏したいんだけどね。
アルモニアのDeco do Cavacoみたいに。
まずは自分で勝手に決めた課題曲
Concelhoが弾けるようになってからね。
ついに来日Revelacao!
その名の通り、まさにパゴーヂ界の歴史を変えてしまいそうな
超大物。
Axe以外にはRevalacaoしか聞きません!
という時期があったほどRevelacaoはめちゃくちゃ聞いた。
DVDにでてくるRevelacaoのガードマンの顔も
おぼえてしまうぐらい、映像も何度も見返した。
気分的に土曜のコパに行きたかったけど、クロコダイルのほうが間近で
みられそうだったので頑張って日曜に強行。
案の定目の前でした。シャンヂが近い!
Coracao radiante、Essencia da Paixaao、Grades da Coracao、Altas Horas
Deixa Acontecer、Esquec de te Esquecer、Talvez、Preciso de Carinho
などなど・・・
今までの彼らの名曲は耳かっぽじって聞きました。
やっぱり生は最高だね。
Revelacaoは前から思ってたけど、オリジナル曲だけでなく、
いわゆるサンバ・パゴーヂ界の大物のカバー曲のセンスが素晴らしいです。
特にAlmir Guinetoが歌っていた
ConselhoとかInsensato Destinoとか。
Leci BrandaoのMeu Oceanoとか。
あとはJorge Aragao路線。
さらにはDjavanまで。
ここまでは知ってましたが、さらに昨日はその才能がAxeのにまで侵食。
Banda Eva時代のIveteの名曲「Levada Louca」まで歌ってくれました。
Xandeはカバコ弾きまくりながら歌うたいまくりのまくりでかっこいい!の一言。
Sergioさんはいつも観客目線ニコニコ。感じいい。
Rogerinhoはちょっと悪っぽい叩き方が最高です。Revelacaoの生Tatooが
拝めてラッキーでした。
Alturさんは常に笑顔、笑顔。
Mauroはちょっと不機嫌だった?たまにムッとしてたけど、あれが普通
なのかな?ピックもらい損ねた・・
やっぱりBeto Limaくん最高です。ボク的にはMVP。
歌ってるときの彼の口元はマシュマロを口にたくさん含みすぎた人のような
動きで楽しい。
カチンゲレーって、日本人にはちょっと可愛らしい響きのあるネーミング。
意味は「カポエイラをおぼえたての子ども」だそうです。
90年代流行ったにロマンチック・パゴーヂの代表格のひとつ。
曲はいいな~とは思ってたんですが、あまり心にぐっとくるものがなかったので、音源を購入することはありませんでした。
実際に自分でCDを買ったのはこの最新のAo Vivo版が初めてなのですが、「なんか足りなくない~?」と物足りなさを感じました。「あれ?一人いない!」。それほどカチンゲレーマニアでもないので知らなかったのですが、カリスマボーカルのSalgadinho(サルガジーニョ)くんがいないじゃないですか!前作までは確かにいたのにな~。やはりカリスマ性がありすぎてSPCのアレシャンドリくんみたいな感じで脱退しちゃったのかな?せっかく買ってあげたのに。「ちっきちょ~!(by小梅太夫)」。
←カリスマボーカルSalgadinhoさん。ポルトガル語で塩っ辛いもの意味。コシーニャとかスナック菓子もみんなSalgadoとかSalgadinhoって言ってたな・・。サッカー選手もそうだけど、ブラジル人ってごつい大人なのにみんな名前がかわいらしいのがgood!
冒頭にも書きましたが、心にぐっとくるものこそありませんが純粋に聴いていて心地いいのがカチンゲレー。土曜の昼下がりのコーヒータイムに。ブラジリアンクラブでのちょっと小休止的BGMなどにいいんじゃないんでしょうか。本作はイージーリスニング的なパゴーヂとして、寝る前によく聴きます。そうすると子守歌のように4曲目あたりですぐに眠れてしまうんです。
でもゲストは豪華です。Arlindo Cruzも参加しています。
90年代ロマンチックパゴーヂを演奏しつつも、Fundo de Quintal、Zeca Pagodinho、Jorge Aragao、Leci Brandao等のサンバ界の大御所と並び称されています。
ブラジルで最も愛されている都市的パゴーヂといったところかな?
Almir Guineto(アウミール・ギネート)は本当に素敵なパゴデイロです。
最初は見かけからして、「こういう古臭そうなタイプの音楽絶対苦手だわ・・」って思ってたのですが、食わず嫌いは禁物とはこのこと。アウミール最高!
1946年、サンバ一家に生まれたいかついおじちゃん(生まれたときからいかつい顔だったに違いない)、はAlrindo Cruz、Sereno、UbiranyらとともにFundo de Quintalを結成します。
そういえばこのブログややたらとFundo de Quintal(フンド・ジ・キンタル)っていうグループ名がでてきますが、あまり気にしない気にしない・・そのうちメインで登場するので。でも、Fundo de Quintalがいかにすごい人達と密接な関係があり、パゴーヂブームの元祖であることがわかるでしょ?
その後Fundoを脱退しますが、80年代をビリー・ジョエルだけ聞きながら過ごした者としては、Fundoにいたころのアウミールおじさんのことは全く知りません。一人で歌ってるイメージしかわきませんね。
Fundo時代はさておき、ソロのアウミールおじさんは曲がほんとうにいいんです。
Almir Guinetoといえばまずは♪Conselho♪でしょう。
この歌、超有名なのかもしれませんが、自分のなかの永遠のスタンダードナンバーですな。家にカバキーニョがないのでアコースティック・ギターで無理矢理弾き語りをし、自分のひどい歌声に一人で酔って近所迷惑になっちゃってます。でもどんなにひどくても自分の世界に入れてしまうぐらいよい曲なんですわ。これが。みんなで叫べば一体感が生まれてなお最高なんですけどね。
Tem que lutar(今こそ立ち向かおう~~~)
Não se abater(卑屈にならないように~~~)
Só se entregar(身をささげよう~~~~)
A quem te merecer(君のために何かをしてくれる人にね~~~)
Não estou dando nem vendendo(与えるんじゃなく、売るんでもなく~~)
É como o ditado diz(諺でもよく言うじゃない~~~~)
O meu conselho é pra te ver feliz
(ボクの忠告、それは君の幸せを見届けること~)
ちょっと説教臭い歌詞かもしれませんが、それは訳がうまくないだけ。
アウミールの声はめちゃくちゃぶっとくて、しかもかつぜつ悪すぎのポル語で歌うんです。何言ってるのか聞き取るのが一番難しい人です。でも子供みたいな歌い方なんだけど、大人の声で歌うそのスタイルは妙に哀愁ただよっており、人を惹き付けるものをもっているような気がします。
また、この人はパゴーヂの世界にバンジョー・カバキーニョを持ち込んだ人として知られています。←バンジョーを抱えるアウミール。
バンジョーといえばアメリカのカントリーミュージックでよく使われるものをイメージしてしまいますが、ブラジルのバンジョーは一回り小さくて4弦です。カバキーニョよりも愉快な音がします。もってないので偉そうにいえませんが。
バンジョーはアウミールの代名詞みたいなもんらしいです。
その他にも♪Caxambuや♪Insensato Destinoあたりがかなりおすすめ&有名なヒット曲ですが、それらはベストアルバムを買えば収録されいてます。
でもこの~Pes~というなんともマニアックなジャケのアルバムを手にとってしまった理由は1曲目♪Brilho no Olharに惚れたからです。
Eu so sei dizer que te amo (君のことを~~おおお~~好きいい~~
ということ意外に知らない~~~)
↑こんな感じにおおお~~って伸ばすイメージ
Te amo demais
(好きだあ~~~~~~~~!!!!)
いかつい顔してかなりあまいこと叫びます。
このおじちゃんが言うから憎めない・・
Arlindo Cruz&Sombrinha(アルリンド・クルース&ソンブリーニャ)!
元Fundo de Quimtalのメンバーだったお二人さん。
もはやサンバ界の重鎮。日本の演歌でいえば北島三郎的存在です。
今流行りのパゴーヂといえばムイトホマンチコなRevelacaoやキャッチー&ポップなArt popularが代表格ですが、Arlindo Cruz & Sombrinhaはこれらのスタイルとは違い、昔ながらのコテコテな演奏をします。基本となる部分は同じなんですけどね。これぞサンバ・パゴーヂの本来の姿でしょう。
歌のテーマもポップパゴーヂと比較した場合、愛だの恋だのというテーマ以外にも、ブラジル人の日常生活を歌い、それを皮肉ったり、人生賛歌、サンバ賛歌、エスコーラ・ジ・サンバ賛歌をテーマとしてみたり、ブラジル文化としての音楽的な側面をうかがい知ることができます。
100%アシェアシェな単純な脳みその持ち主にとって、少し前まではパゴーヂと言えば現代的で親しみやすいRevelacaoやArt Popularの類いのみでしたので、はっきりいってこういった古株な人達の伝統的で古くさい雰囲気のあるパゴーヂは聞かず嫌い状態となっていました。しかし、いざ毎日聞いているとこれがいい!Revelacao程ポップではありませんが、バカっぽくない程度に超ノリノリのサンバから、スローテンポな哀愁漂う曲まで「これぞブラジレイロ!これぞサウダージ!」という気分にさせてくれます。原点回帰!それほどキャッチーではないにも関わらず、その超一流の演奏と声に絶対に虜になります。
右側のかなり太ったおじさんがArlindo Cruz。1958年生まれ。幼い頃にすでにカバキーニョを手にし(今はバンジョーを弾いているイメージのほうが強いですが)、12歳頃にはすでにプロっぽい活動をしていたそうです。Jorge Aragaoと入れ替わりにFundo de Quintal入り。Fundo時代の12年間で数々の名曲を世に送り出します。Fundo脱退後はソロとして活動してますが、今回も相方になっているSombrinhaさんと一緒にステージに立ったり、CD制作する機会も多いみたいです。この人最近はもっと太ってしまっているようで、ライブ映像などをみると、ほんの少ししか動いていないのに汗の量が半端ではありません。変な太り方をしているのではないかと心配になってしまいます。顔に似合わず少し高くてかすれたようなかわいい声をしています。ホマンチコな曲ではその声がメランコリック感をかもし出すのに一役買っているようです。
←ソロもがんばります。2003年作。
左のカバコを抱えているのがSombrinhaおじさん。1959年生まれ。本名:MONTGOMERRY FERREIRA NUNIS。何故にSombrinha?ブラジル人でモントゴメリーって名前は一般的なのでしょうか?はじめは7弦ギター弾きのミュージシャンとしてがんばります。18歳でプロとしてBADEN POWEL(超メジャーだけどこの人のこと全く知らない)
とレコーディング。カバコ、バンジョー、バンドリンも弾けるらしい。彼はFundo de Quintal結成時のメンバーで12年間在籍。ヒット曲多数。その後ソロに。Arlindo Cruzと違い、野太い声でちょっと荒っぽい歌い方をするというイメージがありますね。その自由感がパゴーヂにはいいんでしょうけどね。♪Hoje tem Samba!(今日はサンバの日和!)
A minha vida anda triste (悲しくても憂鬱なことがあっても
Tô brigado com meu bem 今日はみんなでサンバの輪を広げれば
Mas tenho um palpite そりゃハッピーでしょう!
Que vai ficar tudo bem サンバがあれば愛し合えるし~!!)
Hoje é Domingo de sol ↑
É dia de namorar, oi だいたいこんな感じ。
Tem samba
Então abre a roda
Pro meu bem sambar
Abre a roda que hoje tem samba
Abre a roda que hoje tem samba, amor
Tem samba de amor
こんな楽しい曲が歌えるかっこいいオヤジになりたいものですな。
パンデイロは日本では一般的にタンバリンとして認知されているようです。
ただしその叩き方は日本のタンバリンとは全くの別物。まず形状が微妙に違います。プロが叩いているところをみると音やリズムのバリエーションがすごく豊富であることがよくわかります。パゴーヂでは欠かせないパーカッション楽器であるとともに、個人的主観ですがサンバのなかで一番かっこいい楽器だと思います。
楽器は素人であるにも関わらず、我が家にはなぜかパンデイロが・・・
GOPEというブラジルのメーカーのものです。ナイロン素材のヘッドというところが気に入っています。2年ほど前、ブラジル音楽をよく流すクラブの店長にもらいました。それ以来いろいろなライブ映像や実際に人が叩いているのを見よう見まねで、かなりの自己流でたたきまくってます。バンドしてるわけじゃないんで要は楽しけりゃいいんです。気分はビラ・プレジデンチ!
しかしこのパンデイロ、、ただでさえ音がうるさいナイロン素材なのに、とんでもなく低品質であるため、近所迷惑以外のなにものでもありません。ひどい音です。夜は絶対に使用厳禁!まわりについているジングルと呼ばれる金属の輪っかも一つはずれちゃってます。
また、普段このパンデイロはベッド上空の収納棚のノブにひっかけて保管しているのですが、地震の時は何度も落下歴があり、もし寝ている間に地震がおきたら・・パンデイロのジングルで頭部を損傷することも十分にあり得るため、だらけがちな平和な生活にわずかながらの緊張感と防災意識与えてくれています。しかしこの半分死にかけの姿がなんとも憎めない・・
たま~に、他の高品質なパンデイロを叩かせてもらうと、普段このGOPEくんを使用しているだけに、普通のパンデイロのそのたたき心地のよさについつい感動してしまいます。
そろそろちゃんとしたものでも買ってしっかり習いたいな~と思ってはいますが、なかなかそんな時間がありません。カバコもやりたいし、人生はやりたいことだらですな~。このように社会人5年目を迎えた今もなお、学生時代いかに時間を無駄にしていたかを反省する日々が続くのであります。