goo blog サービス終了のお知らせ 

Swing de Rua~AXE、Pagode Baianoこそがブラジル音楽だ!・・か?~

ブラジル音楽の主流?AXE的なものについて。パゴーヂ、セルタネージョ、ファンキも!それとたまに関係のないネタも。

Ngritude Jr ~Gente da gente~

2013-09-16 | サンバとパゴーヂ

東京でのオリンピック開催が決まった。

オリンピックは日本で開催してほしくないな~。
経済効果や原発の問題、恩恵を受ける人々や企業云々等、そのあたりの難しい問題
は抜きにして・・。

いち観戦者、いち視聴者の立場としては、
「オリンピックって、海外で開催されているのを時差を感じながらテレビで見るから楽しいんじゃん!」
・・・ってなる。
なんというか、4年に一度の得体の知れないビッグイベントを自分の国の庭で開催されていまうと、
オリンピックという存在が、あまりに身近になってしまう。
その価値も半減し、オリンピックという価値観の恐れ多さとともに訪れる感動も魅力減である。

また、時差ボケや体調管理に苦労しながら、慣れない土地でがんばっている日本人選手の姿こそ
応援したくなるのに・・。

そしてオリンピックの一番の楽しみは開会式!
開会式で普段あまり名前を聞かない小国の情報を得ること。
その場面も、イスタンブールの競技場でサントメプリンシペの選手たちが入場してくるのを、
時差を感じながら日本で見るからこそ、エレガントな感動が生まれるのに・・。

とまあ、そんなことはどうでもよくて・・

ちょうど10年ほど前、福岡を中心に活動していたKA SAMBAというグループで
日系人?のAKIRAさんという人が歌っていたのを聴いて、聴き惚れした、
Negritude Jr。
この3連休、外は大雨であまりに暇だったので、聴きこんでしまった。
そう、僕のなかではNegritudeといえばGente da genteなのです。
原曲は知りませんでしたが、AKIRAさんによって教えてもらったのです。
あのTimbaladaで歌っていたAKIRAさんです。
今は何をしているのでしょうか?
KA SAMBAでカヴァコを弾いていた人が、確か同じ大学のOBだったと記憶して
いるのですが、その選曲はいつも僕のツボにはまっていて密かにファンでした。
PixoteのBeijo Geradinhaとかも。

まだNetinho da Paulaがいた頃のふる~いお話です。
Racionais MCのラップからスタートする手法もLovelyです。
パゴーヂとしては、とっても聞き易くてお気に入り。
リリースから18年を経た今でも、色あせることはありません。












Ninguem e Dono de Ninguem -Grupo Bom Gosto

2012-10-26 | サンバとパゴーヂ

Grupo bom gosto。
ありきたりな中堅パゴーヂバンドのような気がして、敢えて気に留めてませんでした。
しかし、Ninguem e dono de Ninguemの歌い出しがなんだかとっても切なサウダーヂ
な感じで、何度も何度も聴いてしまいました。
最近の、単にエネルギッシュでポップなだけのパゴーヂとは一味違う。
しっかりと筋が通っています。
顔と美声とのギャップもあるのかな?失礼!
バンジョーをせっかちにかき鳴らしながら歌う姿もGood!

最近はどうも、現地の最新音楽事情を把握するのが億劫になってしまいました。
それよりも今自分が所有する音源のなかで、「宝の持ち腐れ」になっているもの
がないか、
模索する日々です。
もっといろいろ聴きこめば
「え~!?こんなに心にグッとくるものを何でいままだ放置していたんだろう??」
という発見がたくさんあるはず。
その第1弾がBom Gostoなのでした。
いい発見したわ。

そうは言いつつも、5、6年前まではブラジル音楽に熱中しまくっていて、タイムリーに
新しい音源を探すことに躍起になっていたのですが、その頃の自分を捨ててしまうの
も少しもったいない気がする。
かと言って、そんな事ばかりに時間を費やしてはいられない。
他にもやりたいことがいっぱいある。
う~ん、人生って時間が足りないですね。
そんな事言ってるんだったら、こんなところでくだらない日記を書いてる時間自体
がもったいないではないか!と自分に言い聞かせてみたりする。
やっぱり、様々な不条理や思い通りにいかない事に囲まれているから、
人生って、生きている事って味わい深いのですね。

という事で新しいものにキャッチアップできている自分がいれば、それはそれで
よし。
古い音源ももっと大切にして、新たな気付きがあれば感じたままを綴って
いきた
いな、と感じる今日この頃であります。


18. Ninguem e Dono de Ninguem - Bom Gosto


Turma do Pagode -Dom de Sambarー

2012-08-27 | サンバとパゴーヂ

最近忘れていたものを取り戻してくれたのがこのTurma do Pagode。

彼らを知ったのはArt PopularのDVDにAmigosとして出演していた時でした。
その時は前座扱いのようでしたが、Ja Virou Rotinhaの旋律が耳にこびり
ついて離れませんでした。
後にJa virou rotinhaは、僕のなかでは伝説的なmasterpieceへと進化し
たのでした。

素人っぽい雰囲気が親しみやすくて好まれるのでしょうか。
そうは言ってもやっぱり素人ではんくプロなのですね。
RedboloだのTanTanを叩きながら歌うヴォーカルのLeizの声も最初は
ヘロヘロに聴こえましたが、時が経過するとともに厚みが増してきました。
テンションあがってくるとパゴデイロではなく、ランバエアロビカダンサー
のようになる変な癖は抜けませんが。

そして、やっぱり土台がかっちりしてます。
地に足がついています。
それが顕著に現れているのは、CarmeloのBanjoとRuinhoのパンデイロで
あるような。
ライブの映像でもこの2人がバンド全体を強力に
引っ張ってます。
故に変な飛び道具を使わずとも、彼らのパゴーヂは若者受けしつつ、
背景にはカシーキ・ヂ・ハモス的な何か、フンド・ヂ・キンタウ的な
何かが潜んでいることを感じさせてくれるのでした。

そして曲のホマンチコさ加減との融合。
本作でもFechado pra Balancoあたりは男子の僕でもグッときます。
現地の女子なら言わずもがな

そしてお決まりの大御所との共演。
今回はLeci BrandaoとPericles(Exaltasamba)!

05. De Bobeira - Turma do Pagode (Dvd Oficial Esse 醇P o Clima 2010)







ドリンクバー厳禁 ~Art Popular~

2012-01-03 | サンバとパゴーヂ

                            

世の中にはテンションが下がることってたくさんある。

僕の中では、たとえばこれ。

なんの変哲もないコップなんだけど、
PEPSI!とかCOCA COLAのマークがついていると、
どうしてもドリンクバーを想像してしまう。
そう、あの水で割った薄いコーラを供給する機械。

だから、ドリンクバーでもない時に、普通の飲食店でこの
コップで水を出されると物凄くテンションが下がる。
安っぽいというか、軽率というか・・
安いチェーン店の居酒屋でソフトドリンクを注文すると
同じようなコップで提供されることがある。

飲み物って(食べ物もそうだけど)、容器によっておいしさが
随分変わると思う。

同じコーラでも。
瓶に直接口をつけて飲むと、爽快感が増す。
ペットボトルから飲むと、胸がつっかえる感じがする。
お食事のお供には、缶から飲むと口当たりがいい。
これって僕だけ?

久しぶりにArt Popularを聞いてみた。
もはや旬じゃないけど、眠らせておくにはもったいない。

Abertura Rapは爽快。
ポルトガル語のラップにサンバの要素を混ぜ込むのに
有効な楽器はクイーカであることを発見した。

ペコペコサイレントカヴァキーニョの影響か、全体的に
薄っぺらい感じだけど、このArt Popularを代表する名曲を揃えた
ライブバージョンは、まさにサンバ・ポッピ・ブラジレイロ!

歴史に名を残す名曲E no Pagodeは必聴!
E no Pagodeが耳に入ってくるとサンバステップを踏まずには
いられません。
その瞬間こそ、僕の心はno Pagode!
レアンドロ・レハートの声はファンキーで面白いけど、
相変わらずファッションはいけてない・・


Eva everytime you go away meu amor ~Alexandre Young~

2011-08-18 | サンバとパゴーヂ

Alexandre Pires - Eva, Meu Amor (HQ)

先日実家に帰省したら、両親が「新しいCDプレーヤーを買ってやたんや」、って自慢してた。
毎日のように流している80’SのCDから聴きなれたメロディーが♪・・・
そう!アレシャンドリ・ピレスのEva meu amor!・・ではなくて、
ポール・ヤングのEvery time go awayでした。

元はダリル・ホール&ジョン・オーツのオリジナルだったのをポール・ヤングがカバーして
大ヒットさせたんですね。
それをまたアレシャンドリがカバーして。
これぞアーティスティックなカバーの連鎖だね。

いや~、知りませんでした。
ずっと、アレシャンドリのオリジナルのEva meu amorかと思ってた。
そういえばアレシャンドリのCDにもちゃんと英語で「Everytime you go away」
ってサブ表記がされていました・・
全然知らんかった。
Everytime you go awayは相当有名な曲らしいのにね・・
ちょっとした発見を与えてくれた両親に感謝。

それにしても素晴らしきアレシャンドリのパゴーヂ的アプローチ。
原曲知らなきゃ騙されるよ。
男から見ても惚れ惚れするルックスと、抜群の美声。

あ!ポールくんももちろん準オリジナルのよさがあるよ!
これぞ80'S!?

EVERY TIME YOU GO AWAY . PAUL YOUNG

 

 


Hoje tem~~~ん!

2011-02-26 | サンバとパゴーヂ

Exaltasamba canta "Hoje tem"   Showlivre

僕がよく利用する高速道路インター直前の直線道路は、速度違反の
取り締まりが頻繁に行われているところ。
ついスピードを出してしまう場所らしく、何度も警察に捕まっている車両
を見たことがあります。

先日、その道を走行していたら、すれ違う対向車が僕に対して次々と
パッシングしていきました。
「もしかしてボンネットが開いていて、それを教えてくれているのかな?」
「それとも車に犬の糞でもついてるか?」
と混乱していたら、
十数秒後、取締り中のパトカーとすれ違いました。

「取り締まりやってるよ~」と教えてくれてたんですね。
運転歴10年以上ながら、そういう習慣を全く知らなかったので、
後で思い返して初めて気づきました。

しかし、堅物かもしれませんが、ああいう行為は止めたほうがいい。
余計なおせっかいだし、かえって迷惑だ。

警察の取り締まりというのは不意打ちだからこそ意味があるんだぞ。
よく言われている高い授業料を支払って、もう違反はしないぞ!
って思わせることで、世の不幸な交通事故を減少させないといけない。

それなのに、みんなで協力して取り締まりしていることを教えてあげて、
スピードを抑えて取り締まりを免れるなんてどうなのでしょう・・
いいことしてるつもりでしょうか。

昨日自らがパッシングをしてあげて取り締まりを免れた悪質ドライバー
がそのまま調子にのった運転を継続し、明日には自らが被害者と
なる重大事故の加害者になっている可能性だってあります。

自然体で運転して、速度超過をしているドライバーはバンバン取り締ま
るべきだ。そして、自然体で運転していても全く違反をしないように体に
染み込ませる必要がある。
そうすることで深く反省を促し、交通事故件数を減らすことにつながる。

かく言う僕も6年前に駐車違反、4年前に携帯使用で捕まった。
運が悪かったと思わず、そんなところに駐車した自分が悪い、
携帯で話しているなんて俺はなんてバカモノなんだと反省しながら
警察官の指導を心に刻み、ありがたく反則金を支払った。
それ依頼、一切トラブルなし。
安全運転マインドが100倍になった。
交通取締りの効果ってこういうところにあると思う。

車載レーダー探知機の所持も、フランスとかのように違法にしたほうがいい。
緊急車両などを回避する、という本来の使用目的を逸脱した使い方をしてい
る消費者を黙認するのは止めてほしい。
オービスがあってもなくても、常にクソ真面目に速度規制を守ればあんなもの
はいらないはず。
交通事故の増加を助長しているようにしか思えません。

市民にとって警察は敵なのか?
いや、日本の警察は海外の警察と比較してもよっぽど誠実で頼りになると思うし、
しっかり従うべきだ。

というわけで、交通安全クソ野郎のブログではないよ。

最近は前回記事の25anosにはまっていて、毎晩聴いていますが、ネットでは
このShowlivreバージョンが結構いい味だしてますね。
よりパゴーヂっぽい編成でGood!
ふぁいすすせっそ、えっさムジカって感じです。
サンパウロのライブで見られるような豪華なステージと比較すると簡素で
音もシンプルで少しチープですが、そこがまたいい。

ムイトホマンチコなエザウタサンバのパゴーヂはシンプルな楽器編成
でも演奏できるのか?できたとしてもそれがパゴーヂとして耐えうるのか?
そんな疑問がありましたが、余計な心配事でした。

少し不揃いだけどコシと深い香りを持ち合わせた手打ち蕎麦みたいです。


Exaltasamba 25anos

2011-02-20 | サンバとパゴーヂ

交通安全キャンペーン!

片側1車線道路での追い越しはやめよう。
リスクを犯す人が多すぎます。

昨日僕の車を追い抜いていったワゴン車は、カーブ地点で
対向車がくるかこないかよく見えない(100%こないと
確証がもてるような状態ではない)のに、追い抜いて行き
ました。
結局その車とは10分後、同じ赤信号で横に並ぶ形で停止し、
追いついてしまいました。
僕はその道路の制限速度の50キロしか出していません。
僕を追い抜いていった車の前にもさらに遅い車がいたので、
結局次の信号で追いついてしまったのですね。

急いでいるのか、単にせっかちなのかわかりませんが、
たいして到着時間が早まるわけでもないのに、やんちゃな
運転をして命を軽視するのはやめてほしいものです。
そういうドライバーを見ていると本当にいやな気持ちになります。

昔自分の親父がよく言っていました。
「今の車、ものすごいスピードで抜いていったでしょ。でもね、
 見ててごらん、あの次の信号で絶対追いついちゃうから・・
 ほらね。あんなことしても何の特にもならない。将来免許とったら
 ゆっくり走るんだよ。」・・・と。

こんなことを毎回毎回車の中で言われ続け、当時は「しつこいなあ・・」
とも思っていましたが、今は自分が全く同じようなことを考えていて、
周りの人間に訴えたくして仕方がない。
性格の遺伝って怖いです。

つ~か、ここは交通安全のコラムじゃないよ。

ここ数日の寝不足&うたた寝の原因はすべてこの
Exaltasamba 25anosにあります。
昨年6月にサンパウロで収録されたDVD。
ブラジルのバンドにしてはセンスの良さをアピールしていますが、
日本人の目でみるとどうしても感覚の違いか、どこかわざとはずして
いるかのようなジャケとファッション見えてしまいます。

今回はチアギ-ニョはじめ、全員が正装で登場。
ペリクカオンのスーツがでかすぎて、その迫力と存在感だけでも
圧倒されます。

前作のIlha da Magiaでの作品は海岸近くのステージでの演奏で、
カジュアルな雰囲気。
それに対し今回は大都会のサンパウロでネクタイ締めて、しかも
オーケストラ隊まで従えて・・対極を成すコンセプトのように感じます。
長いキャリアの中ではよいバランス感覚だと思いました。

ジャケは少しがっかりでしたが、中身は相変わらず最高!というか
予想以上に素晴らしい内容で、何回も繰り返し観まくり聴きまくり。
さすが、期待を裏切りませんね。
Ta vendo aquela lua、Aceita Paixao、Fugidinha、Hoje tem
あたりは、歴史に名を刻む曲となるでしょう。
恒例のゲスト陣も豪華で、Rodriguinho、Mariana Rios等・・
さらにはあのセルタネージョ界の北島三郎
Chitaozinho&Xororoまで!
どっちがシタォンヂーニョでどっちがショロロー??

Falando SegredoやE no pagodeなど、どこかで聴いた憶え
があるようなタイトルもちらほら・・
僕の中ではこの2曲は完全にアルチ・ポプラールのオリジナル
というイメージなのですが、実際はどうなのでしょう。
Falando SegredoはEvandro Artによる曲です。
Evandroはアルチ・ポプラールでヘピーキ・ジ・マオンとか叩いてる
人だったような・・ということはオリジナルはアルチ・ポプラール?
E no pagodeはパゴーヂ作者でやたらと名前がでてくる
ハッサやキロクーラにいたDelcio Luizによるもの。
この曲は絶対にエザウタサンバのオリジナルではないはず。
とまあ、こんな感じでブラジルでは本人の許可とってんだかとって
ないんだかわかりませんが、他人の曲をカバーしまくり。
時にオリジナルは誰なのか全然わからなくなります。
でも逆に、オリジナルがわからないからこそ、順を追って元を探し
当てるのも楽しみの一つです。

いや~それにしてもエザウタサンバ・・
パゴーヂバンドの中では今一番成功を収めてるんじゃないのかい?
ヘヴェラサオンも同じぐらい儲かってのかもしれないけど。
ロアンチコ&ポップ路線の色合いが濃いエザウタと、よりサンバ、
パゴーヂ・ダ・メーザ的な原点にしっかりと腰を据えているヘヴェラサオン。
それぞれがこだわっている方向性は明らかに違うように思う。
だからいいんです。
これからも僕の中での勝手な2大巨頭として、バンバンリリースしまくって
ほしいものです。

とりあえず、ミーハーなので
Ta vendo aquela luaで決まり!


Exaltasamba - Ta Vendo Aquela Lua   


Reinaldo ~Pagode pra valer~

2010-11-27 | サンバとパゴーヂ

売ってるところに行けば、そりゃあ売ってるんだろうけど・・

このReinaldo(ヘイナウド)が歌う
ファーストラック
「Brilho no Olhar」が欲しくて欲しくて、駆けずり回った
記憶があります。
結局はみつけることができず、ネットで注文しました・・
かれこれ6年程前のことでしょうか。

こうやって苦労して探したCDって、後でどこかのCD屋さんに
行くと、全く探してないのに、思わぬところで遭遇したりするん
ですよね。

このReinaldoのアルバムもその後、ブラジル旅行中に何度も、
日本のブラジルCD屋さんでも2度程みつけました。
人生なかなか思い通りにいかないもんです。

おっさんがなんとも哀愁漂う雰囲気を醸し出しながら
Eu so sei dizer que te amo
Te amo(ち、あ~~も~~~♪♪) demais
と熱く歌い上げる様はたまりません。
その後に続くVem, eu nao quero esse jogo louco・・・♪♪
と続く、芸術的なサビへの布石です。

カシーキ・ヂ・ハモスともゆかりのあるリオ出身のReinaldoおじさん
のPagode pra Valerシリーズの第1弾。
リリースは99年と少々古いですが、
アルリンド・クルス&ソンブリーニャ、カチンゲレー、フンド・ヂ・キンタウ
エズウタサンバ、ジョルジ・アラガォンなどとの豪華ゲスト陣との
競演はすごい。
といいますか、e seus convidadosっていうぐらいなので、一曲目の
Brilho no Olharと9曲目のLucidez以外はすべてゲストとのコラボ。
特にエザウタサンバとの
Insensato destino~Mel na boca~Conselhoのメドレーは
爽快の一言!

でも僕はやっぱりこれ、Brilho no Olhar

Reinaldo E Seus Convidados 01 Brilho No Olhar


Sem radar

2010-11-18 | サンバとパゴーヂ

久しぶりに会社の懇親会に参加してきた。
一口しかビールに口をつけていないのに、懇親会が終わるころには
頭痛が激しくなって、吐き気もしてきた。

自分ってとことんダメダメだな・・・って少し落ち込みました。

ここ最近の飲み会の時は以前以上にお酒をほとんど飲まなかったので、
これまで許容範囲だった少量のアルコールも、もはや全く受け付けない
体になってしまったようです。

学生時代、
「酒はたくさん飲んで、いっぱい吐けば強くなる」
なんて根拠のない教えを、先輩方から受けましたが、
「飲まなくなると、ますます弱くなる」
という説はありなのかな・・と実感しました。

僕の周りを日本酒だの、焼酎だのがいっぱい飛び交っていたので、
ひょっとしたらその匂いでやられてしまったのかな?
とにかく今も気持ち悪い・・
オエッ

デビュー作と比較すると、少し地味な印象ですがこの07年リリース
Jeito Molequeの「O som do bem」もなかなかLegal(今もブラジルでは
この表現するのかな?)
な出来です。
Sem radarをはじめ、e magica、nas nuvens、Ja e、Teu segredo等・・
翌年発表のライブ盤「Ao vivo na Amazonia」で演奏しているヒット曲が
多数収録され、なかなかの安定感を誇る作品です。

05年のメジャーデビュー時はパゴーヂ・ウニヴェルシターリオブームの
先頭にたって、現地でも相当な人気を獲得したようですが、ここ最近はどうな
のかな?

Vocalブルーノ奥行きがあってマッスルな声は非常に心地いいのですが、
他のメンバーの存在意義がイマイチ理解できません。
基本的にはパゴーヂ・ホマンチコであり、そこにホッキやフォホーなど
ごちゃまぜの要素を取り入れているものだから、ホーン隊やベースなど
オリジナルサンバ楽器以外の要素が入り込みすぎ。
カバキーニョやパンデイロの楽器の「音」自体を味わいたい僕としては
どうしても物足りなさを感じてしまいますね。

パゴーヂではなく、ブラジリアンポップスとして割り切って聴けば、
ブラジル音楽にあまり馴染みのない人にとっても、非常に聴きやすい
ナチュラルさはいいですね

Jeito Moleque ao vivo na Amazonia - Estrela Cadente


あの人を発見!

2010-10-24 | サンバとパゴーヂ

パゴーヂ・ド・アルリンドを買って聴いてみました。

昔、六本木にあったアカラジェ・トロピカーナで、元サッカー日本代表の
ラモスさんがこのDVDを手に持ちながら、何やら妙にうれしそうにして
いる光景を見たことがあります。

あんなにうれしそうにしている理由が多分わかりました。

このDVDにラモスさんは出ています。
しかも観客として。

ゼカ・パゴヂーニョ、ドゥドゥ・ノブリ、ベッチ・カルバーリョ
ペリクルース等のサンバ・パゴーヂ界の大御所をゲスト
に迎え収録された、ライブバージョン・・・と言うよりは、贅沢な
メンバーによる、普通のパゴーヂパーティーを収録したドキュメント
ビデオのようです。

ステージではなく、バールかレストランかどこかの会場で、みんな
で机を囲んで飲み食いしながら演奏してるんですよね。

なかなか面白いつくりのDVDだと思いました。

こういったパゴーヂ発祥の本来の姿を目の当たりにすると、パゴーヂが
単なる音楽の一ジャンルに止まらず、ブラジルのポップカルチャーの重要
な部分を担っていることがよくわかります。

熱唱するアルリンドおじさんと大物ゲスト。
そしてズラー!と机を囲む、いつもどこかでよく見るバックミュージシャン達。
さらにはその周りを囲む観客。
観客というよりは
「道を歩いていたら何やら心地よい音が聴こえてきたので、覗きに
 きましたよ~。」的な雰囲気がいいですね。

そしてその観客の中にはなぜかラモスさんの姿も。
あれは本当にラモスさんなのでしょうか?
いや、間違いなくラモスさんだな・・・

今でも定期的にラモスのパゴーヂパーティーなんて開催してる
ぐらいだから、本当にパゴーヂが好きで、わざわざ見に行ったの
でしょう。

僕も昔、ヘヴェラサオンのライブに行った時に、
「このライブはDVDになるよ!」
という噂を聞いたので、うまく写りこむように、観客として最大限
カメラをアピールした盛り上げをしました。
しかし、結局そのDVDプランはうそっぱちだった・・という苦い経験があります。

一度でいいから永久保存版ライブに自分の姿を残しておきたいものです。

アルリンドといえば、バンジョー・カバキーニョ!

Arlindo Cruz  O Banjo