アルモニア史上通算6枚目となったライブバージョン。
彼らの原点である、サルバドールのCapelinhaで行われた
腰振りXanddyの熱狂が伝わってきます。
すでに4年前のリリースとなりますが、この
「Da Capelinha para o Mundo」のなかから
ランバエアロビカ界で存在感を示したナンバーは
・Vem sambar/Pagode Safado/De descer
・Pegando fogo
・O que e que essa nega quer(ルイス・カルダス)
と非常に秀作。
本作は、アルモニア史上上位3番以内にはいる作品だと
思います。
それでもアルモニアのすべてのアルバムのなかでも
なぜか少し地味なイメージがあるのは、はずれ曲がなく、
粒ぞろいすぎるから?
ファーストトラックのVem Sambarから9.Mentirosaあたり
までは怒涛のアルモニア節、彼らの真骨頂である
超ハイテンションパゴーヂ・バイアーノでまとまっています。
歴史に残る名曲として誰もがあげるのはPegando Fogoぐらい
なのかもしれませんが、それで済ましてしまってはもったい!
他の O pau comeu(イントロのカバコが最高!)、
Minha Preta、Bicho de Goiaba、Banho de Sacode、
Swimg ca entre nos、Mentirosa・・・全部!・・・、
すべての曲のクオリティーの高さは絶対に見逃すことができ
ません。
Mentirosaの♪ドゥ~パラパラ・・というアホシャウトにグッ!くる
あなたは完璧なブラジル音楽通!
加えてお決まりのゲスト出演部門では、
ルイス・カルダス、カエターノ・ヴェローゾ、タタウとの共演もあり。
日本でカエターノ・ヴェーロゾといえば、ブラジル音楽通の方々
からMPBの代表選手みたいな扱いを受けており、尊敬の眼差し
の対象ですが、ブラジルではこんなアホバンドとも共演するとっても
大衆的な方なのだという部分は見逃せません。
・・ということは、日本のカエターノファン、の特にレコードコレクター並み
カエターノ信者の方は、このとことんお気楽なAXECDも見逃すわけには
いかないことになります!はい。
1.Vem Sambar/Pagode Safado/De descer
2.Pegando fogo
3.O pau comeu
4.Minha preta
5.Bicho de goiaba
6.Banho de Sacode
7.Swing, ca entre nos
8.O que e que essa nega quer(ルイス・カルダス本人と共演)
9.Mentirosa
10.Jura de amor
11.Tchui-Tchui
12.Quexabeira(com カエターノ・ヴェローゾ)
13.Conselho de mae(com タタウ)
14.Melo de escolinha(Patrulha do Sambaのカバー)