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Swing de Rua~AXE、Pagode Baianoこそがブラジル音楽だ!・・か?~

ブラジル音楽の主流?AXE的なものについて。パゴーヂ、セルタネージョ、ファンキも!それとたまに関係のないネタも。

New Pimentaの衝撃

2008-09-17 | Axe(アシェー)

                            

昨年リリースの新生Pimenta。

Pimenta Nativaというバンド名とサウンドスタイルは継承していますが、
もはや元祖Pimentaとは全く別物。

ボクの好きなPagode Baiano系ではありません。
しかしそのことを差し引いても聴いた瞬間、うえっ!という衝撃が
はしり、今まで感じたことのない拒否感を覚えました。

Nata do Tchanもそうだったのですが、単にチープで軽いだけ、
かといってキャッチーでもないものは何がいいんだか理解できません。
Patchanka、Alexandre Peixeなどもその類ではないでしょうか。

広義でのAXEということで一応買って聴いただけで、今のPimentaに
関しては残念な気持ちになります。

悪口ばっかり書いてるな・・

ごめんなさい。たまにはこんな日もあります。

1. Uma Love Song
2. Dancinha Boa (Agora Vai)
3. Sou Eu
4. Não Dá pra Disfarçar
5. Feito Tatuagem
6. De Abadá ou de Pipoca
7. Não Me Diga Não
8. Rosa Flor
9. Dar no Couro
10. Foi sem Querer


ランバエアロビカとは!

2008-09-06 | Axe(アシェー)

Psirico - Movimento do Quadril

AXEダンス・・
ランバエアロビカとは何か?


ここ最近は実践からすっかり遠ざかっていますが、
依然AXE、ランバエアロビカに関しては相当なこだわりを持ち続けているつもりです。

90年代半ば頃よりブームが到来したランバエアロビカですが、初期の頃の
振り付けには「躍動感」溢れるものが多く、どれも魅力的でした。

しかし04年あたりから、まるで他ジャンルのダンスのような細かな振り付け
が流行り始めました。
この風潮には正直がっかりです。迫力がまったくない。
AXEのダンス、ランバエアロビカには、指先や足先の細部までに
こだわった細かな振りはマッチしないと思います。

僕自身、この頃からランバエアロビカをかなり冷静な目でみるようになり、
挑戦しようと思う振り付けも相当厳選するようになりました。
 
輝きを放つランバエアロビカとは・・
・あんな風に踊ってみたいと思わせる
・でもボクにも、私にもできそう・・と思わせる
・変形サンバステップと腰フリが振り付けの核となっている
・みんなが踊り易いよう極端に難しい振りではないが、上手くやれば
  とんでもなく上手く見える
・予め振り付けは決まっているが、多少振りを逸脱しても自由な表現力
 が許されること
・曲はできれば広義でのAXEのなかでもPagode Bianoで


最近のものを見ると、ほんとうに踊りたい!と思わせるものは
ほとんどありません。
なら、自分でつくればいいじゃん!
って思うのですが、AXEはそこまで懐の浅いものではありません。

究極の理想ではありませんが、ここ数年の曲のなかでは
このPsiricoのMovimento do Quadril
Cai de Danca Ta no Klimamaバージョンにはまあまあ
魅せられました。

さあ、月曜からまた腰振りながら出勤や・・!


Selakuatro~Pagode Baianoの真髄をみた~

2008-09-01 | Axe(アシェー)

                           

Selakuatroは今では忘れられた存在になりつつありますが、
01年~04年のPagode Baiano界を引っ張っておりました。

このアルバムからはZoeira Total、Se Jogaがヒット。
また、このアルバムには収録されていませんが、03年リリースの
Axe Band3では彼らの最大ヒットMulequeiraがセレクトされています。

こういったバンドには珍しくイントロ等にViolao(左利き)を多用するのが
特色のひとつでした。

ヴォーカルのAllison Barrosはその後、バンドを飛び出し、
「Swingada」という同じよ~なバンドで歌ってました。
脱退する意味あったんでしょうか?

とにかくアホで力が抜ける、彼らの演奏をご覧ください。
最後まで見きった人は偉い・・・

でもこういうバンドはどんどんでてきて欲しいですね☆

21- Vaca - Selakuatro



1.Reboladp do Sela
2.Madeira
3.Zoeira Total
4.S'lig lig
5.Sapateou Jogou
6.Domingao do Quest
7.Lembrancas
8.Se joga
9.Maior Astral
10.Mexe Mexe
11.Pot Pourri Samba de Roda
12.Virou Mexeu/Derruba
13.Quero voce aqui


アルモニア do Samba!

2008-08-10 | Axe(アシェー)

2- Ficou de Mal - Harmonia do Samba

ベタなようですが、やっぱHarmoniaは最高や!

いろんなAxeを聴いては飽きて、またリバイバルの繰り返しの毎日ですが・・
Harmoniaだけは聴かない時期はありません。

Pagode Baiano、Axe界のサザン。 

再来日しないかな・・

どこでも這ってでもいくぞ!


Pimenta N'ativaを広めよう

2008-08-05 | Axe(アシェー)

                            

パソコンの調子がよくなった。

急に電源が落ちる病に悩んでいましたが、思い切ってパソコンを
分解してみることに・・

すると中からものすごい量のホコリが・・・

5年間全く掃除してなかったものだから、こんもりもっこり積もってます。
きれいに掃除してあげたら直った!!

あれだけのホコリがハコの中を高温にしてしまっていた結果、
電源が落ちてしまっていたようです。

あ~、焦って買い換えなくてよかった~

機械も人間もオーバーヒートは禁物です。

MPBやボサノバと違い、AXEはあまり古いものはありがたがられません。
ポップすぎるから流行廃りが激しいのでしょう。

このPimenta N'ativaもすごく好きだったのですが、全盛期は約10年前。
このときは全国規模の超メジャー級でした。

このアルバム思い入れあるな~
99年の5月にNatal(リオ・グランジ・ド・ノルチ州)で録音されたライブ。

99年といえば、個人的には衝撃の連続だったブラジル滞在年でした。

この年にリリースされたAXEアルバムは、曲がいいとか好きとかいう
問題ではなく、Saudade・・・この単語に尽きます。

Pimenta N'tivaと聞くと、なぜかアヴェニーダ・パウリスタ沿いにあった
エスフィーハとかパステルをよく食べたバールを思い出すのでした・・・

なんといっても「De um Sinal」はPimenta最強のナンバーだと思います。
「Maria Joaquina」もわりと象徴的な曲かな。
「Beco bar」に到ってはSaudadeの極致。

ヴォーカルのSerginhoはPimentaでの活動の後、Maria Joaquinaという
前述の曲名と同じ名前のバンドを結成して活動をしていますが、今ひとつ
マイナー落とし穴から抜け出せなくなってしまっているようです。

Pimenta N'ativaというバンド名は細々と残っています。
メンバーも総入れ替え?というよりは別のバンドにバンド名だけ
譲渡したような格好です。
このへんもまらブラジルっぽい・・・?!

いや~、日本中どこを見渡してもPimentaのことについて
書いているのはオレぐらいやろ~な~~

ちょっと自分でも腹が立つ無意味な優越感と孤独感・・

1.Tem Pimenta/Arrebenta de novo/Beco bar
2.De um sinal
3.Maria Joaquina
4.Dia de beijar
5.O amor e infinito
6.Vai subir poeira
7.O que der na cabeca
8.Ska
9.Me sinto so
10.Ta gostoso
11.Romance ao luar
12.Azaeacao
13.E de re
14.Encontro Marcado


日伯交流100周年記念硬貨

2008-07-21 | Axe(アシェー)

                           

3ヶ月近く放置してしまいました。

というのも暑くなるとパソコンがおちまくるため、PCに触れる気が
おきません。

フリーズするわけでもなく、何の前ぶれもなく、突然「パチッ!!」
っておちちゃうんです。

でもあまりに更新しないとせっかくの日記も終わってしまうので、
パソコンがおちないうちに短く更新しようと思います。

先日大垣市のブラジルのお店で買い物をしたら、こんな500円硬貨
でお釣りをもらいました。
日本からブラジルへの最初の移民船、笠戸丸がプリントされた記念硬貨です。

そう!今年は日本ブラジル交流100周年の記念すべき年なのです!
1908年はまさしくAno do Intercambioです!

思わず店員さんに「本物?!」って聞いてしまいましたが、
正真正銘の本物だそうです。

財務省のホームページでも調べたのですが、
日伯交流100年記念500円硬貨としてちゃんと掲載されて
いました。

限定480万枚の品だそうです。

将来プレミアつくか?!

よんなわけないよね・・・

でも一応大事にもっとこ。


未だ「Coracao」に響くもの~Rapazolla~

2008-04-20 | Axe(アシェー)

最近このRapazollaの「Aqui é o Seu Lugar」をバカみたいに
聴いています。

Musica Baianaの当たり年だった05年にリリースされた
Rapazollaの2作目「Mais de mil」。

このアルバムはメガヒットしたファーストトラック、
「 Aqui é o Seu Lugar」のためのアルバムだった・・
と言い切ってしまっても言いすぎではないほど、この曲の音楽としての
完成度はAXEというカテゴリーでは収まりきらないほどのものでした。
久しぶりにコレオグラフィアなんていらない、聴覚だけで満足できる
切なくも、メランコリックなMusica Baianaに出会えたような気がしました。

というわけで、ボクはいまだにこの曲を大事に大事に自分の
Coracao(04年Rapazollaブライクのきっかけ)の中に留めています。

それにしてもこの近未来形Pagode Baianoバンドから、ヴォーカルTomate
が抜けてしまったことは非常に残念でなりません。

Aqui e~以外にも、Dr.CevavadaのMe roube um Beijoのカバーを筆頭に、
その他のオリジナル曲もすべてシングルカットしてもいいほどはずれなし!

Pagode Baianoの構成要素して重要な荒削りなパーカッションの独特な
存在感と、Tomateのカリスマ性、アイドル性との融合により、廃れつつあった
Pagode Baiano界の救世主として期待されていましたが、Tomateの脱退で
いったん足踏み状態となってしまったようです。

現在は新Vo.Leandro Lopesを向かえ、新作レコーディング中
Ja esta em estudio!とのこと・・・
本当か!?
LeandroはTomateのようなトマト声・・いや、サイバーヴォイスではありま
せんが、これまたいい具合にEspirito Rapazollaを継承しているようで
期待大!

1. Aqui é o Seu Lugar 
2. Me Roube um Beijo 

3. Sete Vidas 
4. Alegria do Brasil (Cadê Você) 
5. Planeta Tá Girando 
6. O que Passou, Passou 
7. Me Leva 
8. Quero Ver Balançar 
9. Vou Te Encontrar 
10. Céu Colorido 
11. Deixa Eu Dizer que Te Amo 
12. Foi na Praia 
13. Vejo o Dia Anunciar 
14. Sou Como Sou 


AXE BAHIA 2008

2008-04-14 | Axe(アシェー)

五輪真弓さんにトップに居座られると何がテーマのブログだか
わかんなくなっちゃうので、はやめに更新したいと思います。

ここはブラジル音楽、AXE BAHIA!のブログだっつ~の!

というわけで2008もとっくの昔にリリースされてます。
お馴染みのベタなジャケ。
買ったはいいが、最近この手のものにはあまり魅力を感じなく
なってしまい(なら買うなよ・・)、ほとんど聴いてませんでした。

Babado NovoからAraketuまでは、AXEポッピ的な聴きもの
としては満足のいくものですが、純正AXEとしては認めたくはあり
ません。

でもBabado Novoは個人的には好きです。
クラウジア脱退後の方向性が今ひとつ見えませんが、本当によい
バンドだと思います。
何よりも元Companhia do PagodeのSerigio Rochaが実質的に
プロデュースしているという点が、Babadoの地位を上げた要因でしょう。
仮にクラウジアのかわいらしさだけを前面にだしていたとしたら、ここまで
売れなかった!・・・とはいいすぎかな。
Serigioのきたならしさ・・いや、Companhia時代からのPagode Baiano的
エッセンスがほんの少しでも生きていたからこそ、Babadoプロジェクトは
成功した!

AraketuはTatauが脱退、RapazollaもTomateが脱退。
Vixe Mainhaも分裂。
この流れのはやさには、ついていくのがやっとです。

そんなフワフワしたバイーアメジャー市場に殴りこみを
かけてきたのが、Parangole、Guig Gueto、Psirico。
Psiricoはもはやメジャーですが、主要どころが自滅していく
一方で、こういった小粒でこてこてのPagode Baiano野郎の
群雄割拠状態も注目すべき点です。

そういった意味では、かなりの主観ですが、新鮮味のない
Netinho、Asa de Aguiaがなぜいまだにここに残っていられるのか?
意味がわかりません。
それだけAxe Bahiaが、カテゴリー的にブラジル本土でも相当廃れて
きており、危機的状況にあるということでしょうか。
Chiaca FeやAlexandre Peixeもなんてまったく魅力を感じません・・

こうなると、このAXE BAHIAシリーズは内容の良し悪しが問題ではなく、
毎年リリースされれることに意味がある、ブラジルの国民的儀式
のようなものだと・・・そう考えるしかないのかな?

あれこれ言ってもしょうがないです。
それでもAXE BAHIAが好きだ~~!


1. Extravasa - Babado Novo
2. Na Capoeira - Netinho
3. Com Carinho - Araketu
4. Amor Pirei - Voa Dois
5. Não Precisa Mudar (Live) - Ivete Sangalo e Saulo F
6. Você Vai Pirar - Alexandre Peixe
7. Diz que Vai Voltar - Banda Eva
8. Pensando em Você - Babado Novo
9. A Gente se Combina (Vixe Mainha Vai) - Vixe Mainha
10. Mulher Brasileira (Toda Boa) - Psirico
11. Vou Trocar Meu Colar por um Beijo - Banda Chica Fé
12. Aê (Viva a Festa) - Capitão Axé
13. Mamoeiro - Parangolé
14. Bateu na Lata - Guig Gueto
15. Te Espero no Farol - Rapazolla
16. Rara e Bela (Live) - Asa de Águia


サウロ!サウロ!~Banda Evaとは~

2008-02-28 | Axe(アシェー)

鉄道員のモノ真似をしているのをよくテレビでみますが
(中川家礼二、ななめ45度とか)、あれ、なかなかうまくできません。
最近暇なときに結構練習しているのですが、微妙に鼻から
抜けるような声がなかなかでません。

でも、今日電車に乗っていて気づきました・・
実際のアナウンスをよく聞いてみると、それほど鉄道員っぽい声で
話しているわけではない。
マイクの特性と車内スピーカーの音響で、ああ聞こえるだけです、たぶん。
それをテレビで誇張して演じると、なぜだかすごく爽快で面白く感じて
しまいます。
でもなかには本当にあんなしゃべり方の人もいるだろうし、実際にJRの
社員さんは独特なしゃべり方の訓練とか受けてるのかな?


・・って別にBanda Evaと関係ねぇっつ~の!

05年リリースがもはや古くさく思えてきます。
この年はAXE大音源豊作の年でした。

しかし・・ここらあたりを境に、最近数年はリリースが激減しているうような・・・

Ivete脱退以後、Banda Evaというバンドの魅力が、サウロ・フェルナンデス
によって蘇った作品でもあります。

Nao me conte seus Problemaはバイーアダンスシーンでもインパクト
を残し、AXEに新たな歴史を刻みました。

1. Mais do que Preciso
2. Não Me Conte Seus Problemas - com Ivete Sangalo
3. Manda Ver/ Flores (Sonho Médio)- com Ivete Sangalo
4. Vadiê
5. Miragem
6. Refrão
7. Leva Eu - com Durval Lelys
8. Querer
9. Marley
10. Eu Vou no Eva - com Ricardo Chaves
11. É do Eva
12. Cometa Mambembe - com Luiz Caldas
13. Loucura Maior
14. Eva Alegria/ Frevo do Eva - com Marcionílio
15. Duas Medidas
16. Tá Vendo Aí
17. Prá Lá e pra Cá - com Emanuelle
18. Eva - e Convidados
19. Anjo - com Daniela Mercury


AXEは低俗か?

2008-02-13 | Axe(アシェー)

注1

                                     
注1:Gang do Samba(ガンギ・ド・サンバ)メンバー
   胸にはでっかく「Gang do Samba」のロゴ。
   サポートメンバーが皆同じユニフォームを着用するスタイルは、
   今ではSaiddy BambaやPagad'artの代名詞ですが、はしりは
   彼らだった・・
   

最近、AXEやらパゴーヂ・バイアーノやらをこれまでに
ないぐらいに聴きこんでいます。

理由は、家に帰れば子どもの世話ばかりでテレビをほとんど
みなくなり、テレビをみるという行為自体がどんなものか
忘れてしまったから。
気がつけば、いつも聴覚のみがフル稼働。

毎晩何かしらかけながら寝るのですが、
はっきり言って、聴けば聴くほどAXEは次元の低い音楽なの
だな・・ということを最近実感し始めています。

そんなことに10年かかってようやく気がつきました。

こんなものに情熱を注いできた自分は、大バカモノで
恥ずかしい存在だったのでしょうか?

いや、こんな恥ずかしい音楽だからこそ、僕の生きる道
があったのだと思います。

低俗な音楽なのかもしれませんが、
そこに気づいてしまったからこそ、AXEにたいする愛が更に
深まりつつある今日この頃です。