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Swing de Rua~AXE、Pagode Baianoこそがブラジル音楽だ!・・か?~

ブラジル音楽の主流?AXE的なものについて。パゴーヂ、セルタネージョ、ファンキも!それとたまに関係のないネタも。

腰ふらナイト大成功!

2005-11-21 | Axe(アシェー)


Axe・・Axe・・Axe!

僕は1年、365日のうちアシェのことを少しも考えない日は一日たりともありません。

朝おきたらまずはパゴダーヂのリズムで歯磨き。腕を
Mexe、Mexe。
マンションのエレベーターでまさしくデセンド、デセンドのムーブ(他の住人と乗り合わせたときは心の中だけで我慢)。
地下鉄の中ではデジタルプレーヤーでパゴーヂタイム(休憩)。
会社のエレベーターで今度はスビンド、スビンドのムーブ(これも他の社員さんがいる場合は心の中で・・)。
帰りは駅から家までひたすらMexe、Quebra、Mexe、Quebra(この時一日のうちでテンションは最高潮)・・・最後にOnda

平日は少なくとも4回はアシェのことを考えます。要するに体で感じるということです。

そんな日常のAxeAxe脳をさらに盛り上げてくれるイベントが日曜日に開催されました。「腰ふら2!」。すごい盛り上がりでしたね。

やっぱりAxeはいいよ。まじで・・今少年の頃の心に戻って純粋に楽しめるものはこれしかありません!

バンダ・ヘギ・ソバの演奏も歌も素晴らしかった!

細かい振り付けを覚えるのももちろんアシェの魅力だけど、ああやって飛び跳ねて馬鹿騒ぎするのが何よりアシェの醍醐味だね!

という原点回帰をつくづく思い知らされた日。この日ばかりはサンデー・のっと・おんり~・ブルー・ばっと・お~るそ~・ハッピーでした。





Oz Bambaz(オズ・バンバズ)

2005-11-20 | Axe(アシェー)


2005年、ポルト・セグーロ、サバドールのみならず、ブラジル全土を巻き込み、「ここにアシェブーム復活!」のムーブメントを起こしたOz Bammaz。アメリカのプロバスケリーグNBAには、毎年最も成長した選手に贈られるMIP(Most Improved Player)という賞がありますが、今年のブラジル音楽界のMIPは彼ら、Oz Bambazで決まり!

というのもOz BambazはPagod’artPsiricoなどその他多くのバイーアアシェ系アーティストと同じように、元々正規のアルバムを出さない、つまり海賊版のような音源や地元のクラブ、ポルト・セグーロなどのダンスシーンで地道な支持を得ていくことで知名度を上げていったグループでした。昨年までもそこそこ曲は発表していたようですが、今ひとつマイナー感の抜けない、言わばバイーアのアシェ愛好家限定のバンドといったところだったでしょうか。

そして今年、Oz Bambazは化けました。

僕はここ数年ブラジルにいったことがなく、この目で確認してきたわけではありません。だからあくまで人から聞いたところによりますが、今年のブラジルにおけるダンスアシェシーンの聖地、ポルト・セグーロにおいて、最もへヴィーローテーションでかかっていたのが彼らの曲とのことです。また初?のアルバム(Ao Vivo)も発売され、日本でもがんばれば手に入るほどです。
今年のメジャー化の要因はやは
りキャッチーでよい曲がたくさん生まれたことなんじゃないかなと。それまでもそれなりに踊れる音楽を生み出していましたが、今年はより多くのアシェ・スタンダードを世に送り出してくれたようです。

本作ではそのほぼすべてを収録しています。

・Tome ai  ・Ela e dog   ・Cha cha dan dan   ・Tome amor   
・Arrocha  ・Varredeira   ・Oh papai
などなど。

典型的なおバカ、お気楽サウンドをさらに軽いノリに仕上げています。そのキャッチーなメロディの数々と、これまでのアシェの歴史にその名を残すアホな名曲の数々をさらに上回るアホ×3の歌詞は、まさにEspirito Axe!

振り付けについてもいい感じにつくられていて、ライブとともにコレオグラフィア付のダンスシーンでも今ブラジルで最も人気のあるバンドのひとつですね。

今年ポルト・セグーロに行った方々はOz Bambazのおかげで相当楽しい思いをされたに違いありません。

来年こそは生のポルト・セグーロを体感するぞ・・


Axe Blond(アシェ・ブロンジ)!!

2005-11-14 | Axe(アシェー)


カバーの王様Axe Blond(アシェ・ブロンジ)。

その名の通りブロンドの女の子軍団で構成されるアシェ・ブロンジはポストIveteを虎視眈々と狙っているようです。その存在感はまだまだですが、2000年代初頭のアシェ界を牽引してきたグループのひとつ!

ここ数年では
PancadaoSamba aiなど、「踊れる」曲を提供してくれています。

←こうしてみると豪華!

ライブ映像等、動くAxe Blondをいまだに見たことがありませんが、サウンド的にも、ダンサーが豪華に揃っているという点でも、典型的な大衆受けしやすいスタイルだと思います。

ヒット曲以外でもたくさんいい曲あると思うんですけどね・・このアルバムでは完全にカバーの王様と化してますね。このAo Vivo版に限ったことだとは思いますが・・それにしてもひどすぎるんじゃいないかい?ブロンジちゃん。

だって収録14曲中、少なくとも8曲が他人の歌。パクリです。
他のアーティストを歌うことが盛んなブラジルにあっても、ここまでくると完全に素人カラオケ大会ですね。よほど自分たちの曲に自信がないのか?はたまた単にみんなが知っている曲を歌って楽しませたかっただけなのか?どちらにしろ、こういうあり得ないスタンスがブラジルっぽくて好きです。

カバー曲といっても、ヒット曲でありながら結構渋いところをついてきていて、「Axe Blond、なかなかのもんだな」と思わせてくれます。

特に
伝説の愛国心バンドKebradeiraMexe a Lomba Lomba
謎の銀河系バンドUnskaraiのPescaria
あたりを選曲するあたり、アシェを本当に愛しているからこそできる技だと思います。

あなたも今週末はアシェ・ブロンジで盛り上がりませんか


素晴らしき自己主張。

2005-11-10 | Axe(アシェー)


なんでこんなにAxe、Axe言われないといけないのでしょうか?
あまり意味ありませんが、このCDケースかなり気に入ってます。
Patrulha do Sambaのアルバムです。

こういうのアシェ好きにはたまりません。
曲きかなくてもこんなにしつこくプリントされたら、
まずそこだけで100点だね!


Asa de Aguia(アーサ・ジ・アギア)

2005-11-09 | Axe(アシェー)


Asa de Aguia(鷲の翼)というとってもおしゃれなバンド名。

90年代~ここ最近まで、アシェといえば?の問いには必ずそのバンド名は浮かび上がる程有名な人たちです。

ただ、その音のテイストが他のグループとは違うんですよね。そんな気がします。サンバ・パゴーヂやバイーア音楽をベースにしているというよりは、普通のブラジル風ポップスにパーカッションを加えてアシェっぽくしました!という印象があります。まあ、ここまでくるとそもそもアシェと呼ばれる音楽の定義って何?という問題に発展しそうです。アシェという言葉を嫌い、バイーア音楽という分類をする人もいます。でもそんなことはどうでもいいんです。楽しけりゃ。
そういうことでここでは楽しい音楽+おバカな人達はみんなアシェ!

Asaはエレキギターの音がうるすぎてあまり好きじゃありません。トリオエレトリコ色満載。
ボーカルのDurval Lelysの存在もかなり異質だと思います。ブラジルでは相当なカリスマであるようです。ひげ面にかなり大柄なオヤジです。通称コスプレオヤジとでもいいましょうか。本作ではドラキュラがテーマだったらしく、吸血鬼に変身!全然アシェっぽい格好じゃないんですね。声もかなり落ち着いた地声って感じ。これまた異質。ちなみにDVDの彼の動きは直線的でいかにもダンスがへたくそそうです。歌ってギター弾くのが専門なんですな。

 

 

←Durval Lelys。アラブ系にも変身?

アシェのボーカルにはどうしてもアスリート的な動きを求めてしまいます。HarmoniaのシャンジーやPagod'artのように・・・そういう意味でも苦手な人達です。あくまで個人的な意見ですが・・・

でも彼らには決定的なヒット曲があります。
それは・・

1.Danca do Vampiro(バンパイヤーダンス)
 
吸血ドラキュラが襲ってくるが、実はそれは愛しいあの子をゲットするため。噛み付いてゲットしちゃおう!というとっても機転が利いた?詞。
Por isso mexe a bundinha,Bem devagarinho.
(とりあえずケツふって~~、ゆ~~~~くり~~~)

Gatinha poe o dente no pescoco do rapaz,
(あの子がお目当ての男の子に噛みついたあ~~~)

Na danca do Vampiro, voce me satisfaz.
(そりゃ、すなわちみんなで噛み付き&ドラキュラダンス!そして幸せえ~~!)

2.Manivela(ぐるぐるダンス)

いうまでもない、永遠のスタンダードナンバー。みんなで騒ぐと一番盛り上がるんんじゃないでしょか?

この2曲が存在するおかげで、日本のブラジル音楽コミュニティーにおいてAsa de Aguiaはかなり有名な存在です。それ以外にもたくさん曲はでています。
アルバムも17枚も発売されており、正真正銘のバイーアのスターなんでしょうけど、はっきりいって聴かず嫌い状態が続いていますね。

それにしても・・根本的に「おばかな歌詞」。これもアシェの定義のひとつなのかな?


Nossa Juventude(ノッサ・ジュヴェントウージ)

2005-11-03 | Axe(アシェー)


Nossa Juventude(僕らの青春)!
というとっても素敵なネーミング。

最近ちょっと疲れてるな~、ストレス溜まってるな~というときに特効薬になる人達です。だってジャケからもいかにも楽しそうな雰囲気が伝わってくるでしょ?

自分達で青春っていうぐらいだから、ボーカルのLu CostaやJF中心にみんな若い!
有名な1曲目のDig-Dig,Lambe-Lambeはボクにとってもまさしく青春。

そんなに歌うまいわけでもなさそうだし、あまり息は長くなかったけど典型的な都会のアシェって感じでgoodです。パンデイロ、その他パーカッション、そして何よりきっちりとしたアシェの基本、ホーン隊の音がいかにも全国区的な感じがしてよいですね。

最近のアシェはある特定のアーティストの一人勝ちか、昔からの大御所が引き続き居座りつづてけいる状態が続いていて、Nossa Juventudeのような微妙なポジションのバンドがあまりでてこないのがちょっと残念ですね。

小粒グループ(失礼・・)がたくさんいたほうが、その時代のアシェには当然ヒット曲がたくさん生まれていいのに・・・
やっぱ97年~2000年あたりが、実に様々タイプのグループが出現して、それぞれが最低1曲づつ大ヒットを残していったということを考えるとアシェ~ピークの時代だったのでしょう。

これからもキャッチーな曲たくさんつくって楽しませてくださいよ。


イベント告知~11月20日、日本で唯一アシェを踊れる場所あり~

2005-11-01 | Axe(アシェー)


このベタベタなネーミングが素敵!
みなさんぜひお越しください。
ボクも当日1スタッフとしてはたらかせていただきます。
    
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2005.11.20(日)『腰ふらナイト2005秋』 ~やっぱり、バイーアがいいや。~

前回大好評につき、早くも第2弾がやってキターーーー!!!
最強のアシェバンドの生演奏!ブラジル人ダンサーのパフォーマンス!
DJ EDU、ちょいエロ!ちょいかわ!ダンサーが盛り上げる!初めての人でもついつい踊っちゃうのよ!汗だくのDJタイム!踊るアシェ!に、見るアシェ!同じアシェなら踊らにゃ損々!
今宵あなたは踊らずにはいられまい!!!
時間: 16:00開場16:30スタート 20:00終了
料金:前売券¥2,800 当日券¥3,500(ともに1ドリンク付) ※前売券はネット予約できます※
場所:
六本木CLUB CORE港区六本木7-15-30 TSK CCCビル B1/B2
電話:03-3470-5944
行き方:日比谷線六本木駅4b出口、大江戸線六本木駅7番出口を出て六本木通りを渋谷方面に進み、みずほ銀行を右折。徒歩1分。
★主催者より皆様へ★
たくさん汗をかきますので、着替え・タオルを忘れずに!^ー^!動きやすく踊りやすい格好でいらして下さい♪お待ちしています♪


Ivete Sangalo(イヴェッチ・サンガーロ)~Banda Eva Ao Vivo~

2005-10-29 | Axe(アシェー)


このブログは別に男性アーティストしか取り扱わないわけではないのですけが、やっと女性のイベッチさん登場!

Ivete Sangaloはブラジルのアシェー、ポップス界の究極のカリスマ。
アシェークイーンとして君臨したDaniela Mercuryの後釜として、それ以上の存在感を放ち、もはやブラジル国内のみならず北米、ヨーロッパ、日本まで超国際的な指示を得ています。
アシェーというジャンルの中では世界で一番有名なアーティストではないでしょうか?

Ivete Sangalo(以下イベッチ)は1972年にバイーア州に生まれます。92年にそれまで低迷していたBanda Evaにボーカルとして加入。Banda Eva時代に数々のヒット曲を歌い、いっきにスターとなります。イベッチの魅力は超セクシーな容姿だけではなく、その抜群の歌唱力とかな~りハスキーな声です。ライブではもっとハスキー&極限までお客さんを楽しませます。観客のあおり方が超うまい!イベッチのライブはとにかく踊れて楽しい!(らしい・・)このライブ版ライブはBanda Eva時代のイベッチの集大成であり、またこの時点で僕のなかでのイベッチの歴史は止まっています。特に大ヒット曲、Beleza Rara、Vem meu Amorなんかはスタジオ音源と比べて、イベッチのより迫力のある声がブラジレイロ的な切なさを生み出しており、これまた最高です。

その後イベッチは99年にBanda Evaを脱退し、ソロとして曲を出し続けています。

ブラジルにはBanda Evaにはじまり、Banda Cheiro de Amor(愛の香り)、Banda Mel(ハチミツ?)、Bamda Beijo(キス)、Banda Relogio(時計?意味不明)などなど、頭にまずBanda(バンダ=バンドのこと)という名前をもってくるグループが多々あるのですが、メインボーカルがやたらと変わっちゃうというのが特徴です。

普通日本のバンドであれば、ギターやドラムがころころと変わることはあるとは思うんですが、ボーカルがいなくなっちゃたらバンドは終わり!って感覚があると思います。
あのクイーンもフレディー・マーキュリー亡き後、ポール・ロジャースを迎えて復活する際は、ちゃんと「withポール・ロジャース」ってわざわざwithをつけて「フレディーのクイーン」に敬意を払っているわけだし、まずはバンドの中心であるボーカルさんありきという考え方が常識なのではないかと・・・

しかしブラジルの場合はまずバンドありきなようです。Banda Evaもカリスマイヴェッチ脱退後、別のボーカルを迎えて普通にBanda Evaを名乗ってます。当然のごとく歌っている人が違うからもはや別のバンドの演奏って感じですけど。このようなケースがすごく多いのも興味深いです。

僕としてはソロになってからしばらくの間、もはやイベッチにはあまり興味がありませんでした。Festaなどのヒットはありましたが、なにかもうこの手のものに飽きがきちゃって・・
でもここ最近になってFlor de Reggaeなど、また心に響く曲を歌いだし、再びBanda Eva 時代のテイストが戻ってきたようで注目しています。
MTV Ao Vivo Ivete Sangalo←2004年ライブDVD。Banda Eva時代の曲も盛り だくさん!

イベッチは踊るアシェーというよりは聞くアシェーと勝手に位置づけています。こんな変な分析はいりませんが、でもあえて言うなら!ということで。もちろん振りつきの曲はたくさんあるのですけど、あまり泥臭いサンバが根底になるわけではない、どちらかというとポップなアシェーは、振りにこだわらずひたすら飛び跳ねるのが断然楽しい!

7月に静岡と名古屋で来日公演が予定されていましたが、予想どうり5日前にドタキャンされました。行く気満々だたのに~
ブラジル人アーティストにドタキャンは付き物。

気長に待ちましょう・・・


ハロウインにアシェアシェ進出。

2005-10-26 | Axe(アシェー)

 

最近全然アシェアシェな日々を送れておりません。
踊れてないということ。
つい前日も恒例の江戸川マラソンに出場しましたが、結果は10キロ一般の部で途中で止まらずに完走するのが精一杯。明らかに運動不足ですな・・・

そんな溜まりすぎたストレス発散の意味でも今週の土曜、久々にアシェアシェ隊が出動します!

渋谷での日立社内発のハロウインイベントで出演します。

はっきりいってこういう試みは初なのでかなりナーバスですね。
だって普段はブラジル、サンバ、せめてボイブンバ絡みのイベントしか参加しないもんだから・・・

きっとアシェをみたことがない人達からみたらアシェはレイザーラモンなみのインパクトがあるんだろうな~

まずは曲ちゃんと決めて、振り付け確認しないと・・・
まじで時間ないぞ~


Gang do Samba(ガンギ・ド・サンバ)続報!

2005-10-22 | Axe(アシェー)

                      
     
この前に取り上げたばかりの
Gang do Samba(以下ガンギ。前回はギャンギだったので)。

彼らはまだ死んでいなかった!

ブラジル系の情報筋によるとガンギ達が
ライブ版DVDを収録予定とのこと。

おめでとう!
絶対買うぞ!
ブラジル行ってでも買うぞ!
っていうかライブ行きたい!

←これは99年のAo Vivo版CD。ガンギの最高傑作!

きっとこのライブ版の中からたくさん収録されるのでしょう。

そんな彼らの名曲
Cada Macaco no seu Galho(通称ショ~ショア~)
について考えてました。

Xô xuá 
訳:ショ~ショア~(単なるかけ声でおそらく意味なし)
Cada macaco no seu galho
直訳:あなたの厄介事のなかのおのおのの猿(なんのこっちゃ)。
意訳:面倒をおこす醜男ってや~ね~
(macacoは猿の意味だがぶさいく、ずるいなどの軽蔑語としても使う)
Xô xuá
訳:もういっちょショ~ショア~
Eu não me canso de falar
訳:いくらでも言うよ!
Xô xuá
訳:さらにショ~ショア~
O meu galho é na Bahia
訳:僕のgalhoはバイーア(州)にあるんだ!
Xô xuá
訳:しつこいぞ~、ショ~ショア~
O seu é em outro lugar
訳:君のgalhoは他の場所にあるんだね~!

・・・と意味がわかるようなわからんような。

ここではgalhoの解釈がポイントのようです。
困難とか厄介事などのネガティブな意味があるようですが、
この歌詞のなかではいったいどのような使われ方をしている
のでしょうか?

きっともっと深い意味があるのでしょう。

ガンギのようなスタイルに代表されるアシェの特徴として
まず
①とにかくしつこい・・
 ということが挙げられます
この曲でも「ショ~ショア~」を合計でちょうど40回言ってます。

さらに
②サビに至るまでの歌詞がすごく少ない。
   これを3回繰り返すだけ。あとは全部ショ~ショア~!
       ↓
Não se aborreça moço da cabeça grande
訳:あたまでっかちな人を毛嫌いしないで。                   
Você vem não sei de onde
訳:あなたがどこから来たかは知らないけど                     
Fica aqui não vai pra lá
訳:とにかくここにいなさい。                           
Esse negócio da mãe preta ser leiteira
訳:この黒人のお母さんは牛乳屋さんになってくれるよ
     (母乳だすってこと?考えすぎ?)
                 
Já encheu sua mamadeira
訳:もう哺乳瓶はいっぱい!                 
Vá mamar noutro lugar
訳:他で乳を吸いな。

猿のような厄介者が母乳を盗んじゃうってことかな?
すなわちブラジルのファヴェーラに住む人の食料難を
歌った社会的メッセージ?

という答えに導けそうでしたが、かなり無理あるな。

アシェの比喩表現って奥が深くてわかりません・・
もっとポル語ができれば・・

とにかく、単語の少ない歌詞を、同じ掛け声を繰り返す
ことによってカバーして3分24秒もたせてるってことが
言いたいのです!

こんなに少ない言葉でもこれだけ説得力がある曲ができるなんて!
これはアシェの魔法です。

他人からなんと言われようと、ガンギは僕のなかで
Pagod'artKebradeiraと並んでブラジル音楽の頂点に君臨するバンドです。
このばからしさが・・