高橋知秀サポートスタッフ日記

シンガーソングライター・高橋知秀の活動の様子をサポートスタッフがお伝えします。
感想は公式サイトbbsにお願いします。

Happy Birthdayレコーディング

2005年04月21日 00時00分00秒 | バックステージ
いよいよ始まったサポートスタッフ日記。
ライブ以外での高橋さんの姿を少しでも感じていただけたら嬉しいです。

1回目の今回は、先月3月20日(日)のツーマンライブで配布したあの名曲「Happy Birthday」のCDに関するエピソードを書いてみます。
そのレコ-ディングが終わったのは、何とライブ開始10時間前という直前ギリギリだったのです。

ライブ前日の19日(土)23時には音録りを終わらせる予定だったはずが、いろんな事情が重なりその時刻になっても録音スタートできない状況でした。
僕はレコーディングが終わってからCD-Rの複製をしなくてはならないこともあり立ち会っていたのですが、このままでは終電までに終わりそうもありません。
もっと早い時期にレコーディングしておけばよかったのではないかと思われるかもしれませんが、高橋さんや協力して下さったスタッフの方々がいろいろ調整した結果ここまで遅くなってしまったのです。
できることをすべてやったのに、ここまで延びてしまった。
終電がなくなろうとしている今、CDを配布することよりは、ライブの充実を考えて高橋さんは家へ帰って休んだ方がいいのではないか……。
僕は思わず呟いてしまったのです。
「今回のCD配布、諦めようか……」
しかし、高橋さんは黙っていました。
0時を過ぎた頃、やっとレコーディング準備を開始できることとなり、それからの高橋さんの集中力は凄かった。
一人でマイクからギターからテキパキ準備してやっと音録りがスタート。
一発録りした後、にこっと笑って「どうですか、いいでしょ?」と高橋さん。
後片づけが終わってスタジオを出たのは2時半。
こんな感じでツーマンライブ開始10時間前にレコーディングが終わったのです。

その後、高橋さんと僕はどうしたかというと、インターネットカフェに泊まることに決定。
そこで僕はCD-Rのコピー、高橋さんはできるだけ睡眠を取ると決めました。
インターネットカフェのパソコンは性能がよく、CD-Rの複製は思ったよりも早く終わり、僕は4時間ほど寝ることができました。
インターネットカフェは初めてでしたが、意外と椅子がゆったりとして快適なのですね。
でも、隣とは板一枚、少しの音でも気になります。
高橋さんは結果2時間くらいしか眠れなかったようです。

「Happy Birthday」のCDはミキシングに十分時間をかけることができず、音的には不満なところもありましたが、みなさんと約束したことだから何としても配布するんだという高橋さんの情熱がこもった1枚。
そして、こんな悪条件の中、寝不足など自分に言い訳せず、クオリティの高いライブをする。
高橋知秀というアーティストの音楽に対する強い姿勢を感じたツーマンでした。
配布された「Happy Birthday」のCDをあらためて聴いてみると、また違った印象を感じてもらえるのではないでしょうか。

最後に、レコーディングに協力して下さったDRUG STOREのTETSUさん、本当にどうもありがとうございました。