豊見城高校ラグビー部復活への道

豊見城高校ラグビー部は、沖縄で一番最初にできた部でした。が現在は廃部となっている部を復活させる活動の記録です。

コーチングについて

2008-11-28 23:26:51 | ラグビー
11期の新垣先輩から、コーチングについてとても貴重な経験話とアドバイスをいただきました。新垣先輩は、現在、沖国大で指導者として活躍されています。
メールでいただいた話をそのまま載せますね。

『7年くらい前のわたしの体験談です。
中体連を終えた中学生に(その子達は、ほとんどが野球部上がりでした。)退屈しのぎに何かさせてくれという周囲の要望があり、それではと、現在もある県の中学生ラグビー大会に出場することを目標に希望者を募りました。

わたしの場合、コーチングの前に、どうしたら「ラグビーに興味を持ってくれるか」を考えてはじめてみました。

そのような理由から、自分らが始めた昔のような「パスの基本はこうで、キャッチはこうで」とか堅い入り方ではなく、いきなり遊び感覚で2チームに分け、ゲームのようなことをさせました。もちろん、ど素人ですからスローフォワードとかのルールはなしにして、なんでもいいから、パスして相手陣まで持ち込む単純なルールでさせてみました。それと平行しながら「パスの投げ方、受け方のドリルもさせていきました。徐々にゲームのルールをラグビーらしく変化させ、走りながらパスするルールにしました。最初は、走り込んでくる相手に向かってパスを放るから、相手もうまく取れません。また基本のドリル練習で、走ってくる味方の前方に浮かす感じでパスすれば取りやすい、ということを体験させました。少し上達したところでそこで、タッチフットのまねごとのようなことをさせました。するとだんだんスピードも出てきてラグビーらしくなり、いい意味でエキサイトするようになり、次はタックルがしたいといいだしました。日に日に彼らがラグビーの魅力に惹かれていくのが実感でき、これからますます楽しくなると思ったときラグビーは終わることとなります。
ほとんどの子が学校代表の駅伝のメンバーに選抜されその練習に専念することになったのです。
各局ラグビー練習は10回ぐらいで終わり、県のラグビー大会には出場しませんでしたが・・・・私にとってもとても楽しい体験でした。きっとこども達もよろこんでくれたと思います。

追伸:わたしの場合は、とりあえず親御さんにご理解をいただき、スポーツ傷害保険には入ってもらいました。金額は500~600円くらいだったと記憶しています。
何も起こらない保証はないですから。特にラグビーは・・・・・ 』

以上です。

とても、興味深い内容ですよね。
これを読んで各OBがいろんなことを感じてもらえてらと思い紹介させていただきました。貴重なアドバイスありがとうございました。








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