マハサラカムだより

マハサラカムでの生活、地域の様子の紹介

疑問を聞く

2011-02-01 00:37:31 | 日記
  特別センターにいて気になっていても、わからないことはたくさんある。聞きたくてもその内容をタイ語で話すのは難しい、通訳がいなくては無理である。通訳に来てもらった時、どうしてもその場での活動内容の通訳が中心になる。逆に、聞ける条件があっても、聞ける相手が不在で聞けないこともあった。 しかし、やっとのことで実現、いくつかのこれまでの疑問が解消した。
  まず、マハサラカムの小・中学校に障害児のための学級はあるのか、「ない、普通の子と同じ学級で過ごす。」  それでは、学習内容についていけないのではないか、「学習内容は異なる、授業は一緒に受けているが、別にも教えている。」  障害児のための学校(養護学校)はあるのか、「マハサラカムにはない、コンケーン、ロイエット、カラシンにはある。特別教育センターはマハサラカムにもある。」  特別教育センターやここのセンターは週3日しか子どもたちは来ないが、学校を卒業したことになるのか。「ならない、木・金曜日に普通の学校に行っている子はなる。」  ここのセンターで行っているのは3人だが、学校の卒業資格がもらえるのは3人だけか、「そう、センターの授業は特別の授業となっている」  障害児で学校に行っていない子でも、学校に在籍はしているのか、「障害児のチェックは、特別教育センターでできているが、学校に籍はない」  障害のある子で未就学の子は多いのか、「多い」、 センターには自閉症の子どもはいないが何故か「施設の分担で、自閉症の子どもはコンケーンの施設に行くことになっている。」   これからも自閉症の子どもは入れないのか、「幼児で自閉症の子どもが入ることもあるが、学生の実習の場所でもあり、普通の知的障害の子どもが対象である。」  
  タイにバリアフリーの思想はあるのか、「ない、車椅子で入れる自宅以外のトイレはいくつかのガソリンスタンドのトイレだけである。」(タイは駅にはトイレはない、ガソリンスタンドはすべてトイレを設置している)  
  その他何点か質問させてもらったが、タイの障害児・者をとりまく環境はまだまだであるが、障害児への教育がやっとここまで進んできたという思いで話されたようである。 (写真はマハサラカム県内の小学校)

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