徳川慶喜log~徳川と宮家と私~

徳川慶喜家に生まれた母久美子の生涯、そして私の人生。

父・井手次郎~精強261空”虎部隊”サイパンに死すとも③・頼もしき陣容3~

2019-07-19 05:00:00 | 日記
これらのうち、私(父井手次郎の手記を基にしているので、以下「私」の記載は父井手次郎を指す。)の配属された261空は、サイパン島における主力戦闘機隊で、定数72機、実動零戦52型45機を保有し、連日のように格闘戦、急降下、機銃発射、三号空中爆発焼夷弾の投下演習などの激しい訓練を行っていた。

司令は上田猛虎中佐(海兵52期)で、飛行隊長・指宿正信大尉(海兵65期)、機関長・小橋実大尉、主計長・藤原治主計大尉という陣容。
医務隊は、軍医長・岡本新一軍医大尉(昭和11年・桜士会組)、分隊長・石田桂太郎(旧姓白崎)軍医大尉(昭和17年・たて・よこ組)、分隊士・井手次郎軍医中尉(昭和18年10月・青島組)、分隊士・北川徹明歯科中尉(昭和17年9月・元山組)、看護長・川添慶知衛生少尉(佐世保鎮守府所属)、下士官兵35名(佐鎮所属)という総計士官32名、下士官兵350名で編成されていた。

徳川おてんば姫(東京キララ社)