徳川慶喜log~徳川と宮家と私~

徳川慶喜家に生まれた母久美子の生涯、そして私の人生。

私・井手純~手術⑦~

2020-02-03 05:00:00 | 日記
二度目の手術
退院から2週間後の8月9日、入院しその日の午後から手術が始まった。
前回の痛さや恐怖が冷めやらず気が重かった。
今回は右足の動脈にステント(金属の筒)を入れる手術であった。
ステントは一度入れたら生涯取り出せないそうである。
その代わり血流が良くなるとの事だった。
午後1時すぎには手術室にいた。
前回と同じく顔の上にステンレスのアーチがかけられブルーシートが視界を遮った。
局部麻酔が打たれ先生の指示とガチャガチャと器具の音が聞こえていた。
今回はあまり痛みを感じない。
”慣れたのかな”なんて勝手に考えているうちに手術は終わった。
あっという間だった。
前回の様に、また長い時間動けないのかなとも思った。
しかし、思ったほど厳しくなく何か気が抜けてしまうほどであった。
止血も短時間ですみありがたかった。
と言うのも、今回の手術は左の動脈から右足の動脈に繋げる途中の丁度へそ右下10㎝ぐらいの所にステントを入れるものだった。
翌日には午前中に退院の許可が出て自宅に戻れた。
その際術後に痛みもなく、ま、傷口を触れば多少の痛みはあるもののとにかくホットした。
しかしもう一度今度は最初に手術した左足にステントを入れる事になった。
約2ヶ月後に手術日が決まった。
その間確かに普通に歩けるようになったのだが、自宅で椅子に座っていると左足の足首から先が何とも言えないチクチク痛んだ。
二度目の手術の後、術後検診に1ヶ月経ってから先生から説明を受けた。

それによると、血流は治ったがまだ血管内に血栓の塊が動脈の淵に張り付いているのでまたステントを入れるということだった。
さすがに、”またか”と思ったが足首の先、つま先や踵のチクチク感は本当に嫌な痛みだったので我慢して手術を受けることを決
めた。
先生の説明によると、このままにしておくと張り付いている血栓が、今は細かいものがポロポロ落ちているがその内に大きな血栓が落ちたときにまた動脈が塞がれてしまうとの事だった。

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