２０２１ G1 宝塚記念 予想！

春のG1の締めくくり、「宝塚記念」

この春は、散々な戦績で大幅マイナスで、この宝塚記念を迎えることになりました。ここで、春の負け分をせめてチャラにできるように、まずは的中をめざして予想していきたいと思います。

春先には、かなりの好メンバーでの開催が予想されていましたが、ふたを開けてみたら、物寂しいメンバー構成で、13頭と小頭数。人気馬とそのほかのメンバーとの力差もはっきりしている印象で、「6頭立て」くらいのレースです。

これじゃ、配当も期待できないですが、そうは言っても的中できるかと言われればこれまた難しい感じもするんですよね・・。

例によって、「虎の巻」を参考に馬を絞ってみたら、しっかり残ったは、「クロノジェネシス、レイパパレ、アリストテレス、カレンブーケドール」の４頭のみ。穴人気している「キセキ」、「モズベッロ」は気になるところではありますが、前者は「年齢」と「海外帰りで前走、馬券に絡んでいない」点で「消し」、後者は「G1勝ちのない馬で3か月の休み明けは消し」という結論に。

ただ、キセキは、2年連続で「2着」という実績を無視していいのか？、モズも、昨年、3着ですし、ここ最近はローテという概念は無くなってきていますし、悩むところです。

さらに、お天気と馬場次第ではこれまた、展開も変わってきそうで、一筋縄ではいかない気もしています。

結論から言うと、「クロノジェネシス、カレンブーケドール」の「2頭軸」で勝負です。

今回の13頭では、この2頭の能力は抜けていると思います。クロノは言わずもがな、カレンも勝ち味に遅いものの、生涯、掲示板を外していない安定感、どの距離でも確実に走ります。実際、２２００ｍも連対率１００％ですし、非根幹距離が合っていて勝つならここかも！という気もしています。牝馬2頭を中心に馬券を買います。

馬連で１，２決着はなさそうなので、この2頭からの3連複。相手の1頭も前述の4頭からのチョイスかなと思っていますが、あまりに配当がつかないので、少し、ひねってみました。

まず、前出の4頭ですが、ここから買うのはまずは「モズベッロ」。明日、馬場が悪化して、やや重～不良馬場になったら、この3頭の3連複を厚く買います。

「キセキ」は「消し」ます。底力があるのはわかっていますが、昨年は武騎手が2戦連続の騎乗で、完璧にうまく乗った結果ですし、厩舎も角居厩舎から転厩後で、この2戦は結果が出ていないですしね。やはり、能力は落ちている感じで、展開を考えたら、前に行けば、「レイパパレ」、後ろからなら「モズベッロ」より、前にくるイメージが沸きませんでした。

そして、「アリストテレス」も消します。単純に今年の４歳馬のレベルが低いんじゃないかと思っているので。コントレイル、デアリングタクトの３冠馬２頭が抜けて強かったということも怪しくなっている今年の４歳馬。この２頭と同レベルなのが「レイパパレ」だとすると、やはり、そこより１枚落ちる、アリストテレスは、３段論法的にも、ここでは馬券に絡めないと思うんです。

菊花賞２着ですが、明らかに阪神大賞典、天皇賞春は距離が長かった。そこよりは、適性はあるとは思うのですが、ルメール騎手も降りてますし、やはり、そこまでの馬かと。クロノジェネシスの鞍上の北村騎手が全治１年くらいだということなので、ルメール騎手は年内の中距離G1はクロノジェネシスに騎乗するんじゃないでしょうか・・そうすると、やはり、この馬はその程度の馬だったジャッジしたと判断しました。

今回、名手武豊騎手ですが、さすがにテン乗りで乗り難しそうなこの馬で馬券内に来る想像ができませんでした。

ということで、「クロノジェネシス、カレンブーケドール、レイパパレ、モズベッロ」の４頭は「買い」というジャッジになりました。

ただ、この４頭では、配当が付きません・・。まぁ、配当云々、当たらなければ意味がないのですが・・。

ここで、もう１頭、買いたい馬がいます。それは「ユニコーンライオン」です。「虎の巻」で消したのは、「鳴尾記念で５７ｋｇを背負って勝っていないこと」だったのですが、、「１枠１番」を引いたこと、血統的にもノーザン系の欧州型でこのレースには合います。８か月の休み明けから馬が変わったように、３，１，１着で前走、G3ですが重賞も制覇。勢いはあります。

少頭数のレースは前残りが多いですし、前か後ろかで、穴馬を買うなら、今回は「前」にいる馬を買うべきだと判断しました。

ということで、印はこんな感じです。

◎７クロノジェネシス

○１０カレンブーケドール

▲１１モズベッロ

△１ユニコーンライオン

×２レイパパレ

です。

◎クロノジェネシス。正直、不安要素は、「鞍上」です。名手ルメール騎手がこの「宝塚記念」未勝利なんですよね・・。阪神２２００ｍはトリッキーですが、ルメール騎手にも苦手コースがあるんだなぁと思ったと同時に、この馬で宝塚記念を本気で獲りに来たという並々ならぬ本気度を感じて本命を打ちました。海外レース明けですが、ノーザンF系ですし、仕上げは抜かりないでしょ。

〇カレンブーケドール。勝ち味に遅いこの馬がG1を勝つとするなら、このレースしかないでしょ。昔から、宝塚記念がG1初制覇って馬は多くて、根幹距離で惜敗続きの馬が、やっと手にする栄冠だと思ってます。まぁ、クロノジェネシス自体が非根幹距離を得意としてるので、その牙城を崩すのは難しいでしょうが、抜群の安定感で３着には入って来そうです。

▲モズベッロ。陣営は晴れた馬場の方がさらにキレるとのことですが、やっぱり、この馬は馬場が渋ってこそだと思っています。鞍上もグランプリ男池添騎手ですからね。展開次第ではズドーンと頭まであるかも。基本、宝塚記念は、持久力、持続力が問われるレースなので、しぶとく伸びるこの馬には合ってます。雨乞い必至です。

△ユニコーンライオン。前述ですが、勢いと枠と展開。今回、一番、面白いと思うのがこの馬。欧州型のノーザン系の血を持っているこの馬。ペースを掌握できれば、最後は、３着くらいには粘りそう。

×レイパパレ。ここを勝ったら「令和のサイレンススズカ」を襲名できるでしょ。そうなれば、４歳世代最強はこの馬だったということがわかるはず。ただ、自分は、今回、クリアすべき課題は多いと思っています。小柄なこの馬にとって、初の５６ｋｇ、同型のユニコーンライオンとの先行争い、自身の気性面での折り合い、そして初の２２００ｍ・・。それをすべてクリアできたなら、また１頭、最強牝馬の誕生を見ることになるかもしれません。まぁ、自分はそこまでの馬だとは思っていないので、この評価なんですけどね・・。

◎○▲△の馬連、◎○▲△×の３連複ボックス、◎○２頭軸の３連複で強弱をつけて買います。

いい春の締めくくりになるといいのですが・・。