埼玉西武ライオンズの十亀剣くん。
先発投手として毎年安定した活躍ぶりを見せ、今シーズンはチーム勝ち頭の11勝を挙げました。
・・・思い返せば数年前の一時期、何故かセットアッパー指名された事があったような無かったような...あのプランは一体何だったんだ?と、記憶から消したいというか朦朧気分になってしまう私ですが(笑)
そんな十亀くんが年末から1月下旬にかけて、約1カ月間の海外自主トレを行うそうです。
行先はハワイ。優勝旅行で先に行っている東京ヤクルトの館山昌平さんに合流して2人での自主トレです。
私は知りませんでしたが、2人は日大の先輩・後輩という関係だそうで、そんな縁もあって実現したものなのでしょう。
いいですね。
後輩・十亀くんにとっては非常に有り難くて、多くの収穫が期待できるものなのではないでしょうか。
既に「大投手の実績と風格」を備えている先輩・館山さんも、十亀くんとの合同自主トレに関して、「僕から学びたいと思ってくれているのはうれしいし、十亀から学ぶことも多い。お互いを高め合えたら」というコメントだそうで、2人揃ってこの自主トレに「明確な意義を感じている」様子なのは、非常にいい事だと思いました。
両投手ともに横手投げ。タイプとして似た部分がありながら、それぞれに個性があり異なっている面が多いと感じています。
そんな両投手が一緒に自主トレを行えば、補える面・向上できる面が数多くあるように思います。
このニュースを伝える記事で面白かったのは、この2人の合同自主トレを、
「絶滅危惧種タッグ」
と表現していたところ。
素晴らしく分かりやすい表現や、と思いました。スポーツ報知さん、グッジョブ!と言いたくなりましたよ。(笑)
確かに、旧くは(・・・私が子供の頃、最初に強烈なインパクトを受けた)巨人・小川邦和さんが居たり...その後は巨人・斎藤雅樹さんという「横手投げの代名詞」とも言える大投手を筆頭に、潮崎さんやちょっとタイプは違うけど鹿取さんなど、結構多くの横手投げ投手の活躍がありましたが...
・・・確かに最近は少ないよなぁ、こんな「力で押せる横手投げ投手」って...
・・・確かに「絶滅危惧種」なのかも知れないなぁ...
とにかく館山さん・十亀くん共に「基本は、打者を力で押す」というタイプです。そんな面では、「横手投げ」よりも「ロークォーター」と言った方が個人的にはシックリきます。
更に十亀くんの特徴・特質を、私なりにコメントさせていただくと、
「身体全体の使い方が独特過ぎて、『物真似(ものまね)』するのが非常に難しいフォーム」
「バランスとかタイミングとか、どうやったらあんなフォームで安定感が出せるんや?と思うフォーム」
「逆に言えば、繊細で・精密機械並み=芸術品的なフォーム」
だという事。それがある意味で「打者を圧倒する」という面にも繋がっているように思います。
そんな十亀くんが、館山さんとの自主トレで...
・・・新球種へのヒントだったり...
・・・投球術、と言われるテクニックだったり...
・・・打者との駆け引きを制する、勝負師らしい強か(したたか)な気持ちだったり...
・・・
などの面で収穫を感じてくれたら嬉しいなぁ。
十亀くんが、ハワイの自主トレで一層の成長をして帰国してくれる事が楽しみです。
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