とことこ話

思ったこと/気づいたこと テーマは決めず! ・・・・・・・ だけどほぼスポーツネタにいってしまいそう.....

ワーナーブラザーズ 今昔

2009年04月22日 | スポーツ
  
ワーナーブラザーズ、と言っても映画ハリーポッターやオーシャンズ11等で有名なハリウッドの映画配給会社の事ではなく、NFLの方です。
(もちろんNFLファンの皆さんはこんな補足しなくても『最初からわかってるよ!』状態だったでしょうが・・・失礼しました..。)


アリゾナ・カーディナルスのベテランQBカート・ワーナー。
昨シーズン久しぶりに開幕当初から先発起用され大活躍。チームを悲願のスーパーボウル初出場へと導きました。
昨季のカーディナルスは、特にその強力なパスオフェンスがリーグを席捲する状況。ワーナーのパスのメインターゲットだった3人のレシーバー、

 ・アンクワン・ボールディン
 ・ラリー・フィッツジェラルド
 ・スティーブ・ブレストン

は3人揃ってシーズン1,000ヤードレシーブを達成した事で「新ワーナーブラザーズ」と称され、その言葉はある意味ワーナーファン・カーディナルスファンに留まらず、強烈な印象と感慨を残したのではないでしょうか。


「新~」ということは「オリジナル」のワーナーブラザーズもある訳で、それは今から10年も前、1999年の話しです。

当時セントルイス・ラムズの控えQBだったワーナーですが、先発QBの怪我で巡って来た出場チャンスを活かし大爆発の活躍。
その美しく弧を描くロングパスが次々とレシーバーにヒット、ラムズを次々と勝利へ導きます。
この年のリーグMVPを獲得したワーナーを中心に、チームはその勢いをそのままプレーオフへも持ち込み、テネシー・タイタンズを破り第44回スーパーボウル制覇を成し遂げました。

このデビュー前年(1998年)に28歳で初めてNFL入りしたワーナーは、それまではスーパーマーケットで時給5ドルのアルバイトをしながらアリーナフットボールやNFLヨーロッパでプレイしていたという経歴もあり「シンデレラ物語」として大ブームを巻き起こしたのですが、その時のラムズのワイドレシーバー陣であるアイザック・ブルース、トリー・ホルト、ハキムそしてパスキャッチも長けているRBマーシャル・フォークが「ワーナーブラザーズ」(・・初代ですね)と呼称されました。

とにかく当時からワーナーのパスは「長く美しく派手」なイメージがあり、擬態語だと「ドーン!ドーン!」といったところ。連続する一発攻勢はチーム内外を問わず(・・スタジアムのファン含め)「勝利へのモメンタム」を創り上げる部分で大きな効果がありました。

そしてそれから10年を経て、再びワーナーがブームを巻き起こした訳です。


カーディナルスの方の「新ワーナーブラザーズ」ですが、現時点で契約面で未解決の要素があります。

ボールディンが契約内容が不満としてチームにトレードを要求中で、直近のニュースではボルティモア・レイブンスがボールディンに食指を動かしているそうです。

初代ワーナーブラザーズはある程度長期に渡って機能しましたが、これもやはり「3人(4人)揃ってこそ」と思います。
年齢と共にでしょうが、ホルトの脚力やハキムの捕球精度が落ちていき始めた途端にオフェンス力がダウンした印象があります。
新旧問わずワーナーブラザーズの特徴は、QBとレシーバー陣が1対3となっている事で、その多彩なロングパス攻撃パターンがチームの勢いまでも押し上げていけたのでは、という気がします。

 「3人揃うと万能の力を発揮、しかも長年継続できる」
 「1人欠けると途端にパワーダウン」

というのが良くも悪くもワーナーブラザーズの『持ち味』なのかもしれません。


ボールディンさん、この「3人いるからこその効能」をもう一度考えてもらって、カーディナルスで2年連続の「1,000ヤードレシーブWRトリオ」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

3人揃っていればあと数年は「ワーナーブラザーズ」が機能できそうですよ!
そして何より、ワーナー、フィッツジェラルド、ブレストンの当事者達がブラザーズ存続を強く望んでいるはずですよ!
そして折角結成できたブラザーズの躍動感溢れるプレイを、私もあと数年見ていたいですから!


ボールディンが下す結論に注目しています。


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