とことこ話

思ったこと/気づいたこと テーマは決めず! ・・・・・・・ だけどほぼスポーツネタにいってしまいそう.....

西武プリンスドーム余話 & アメフトボウルゲーム2試合

2014年12月16日 | スポーツ

前回ブログ「名称が「西武プリンスドーム」へ変わっても...地域カラー的に浸透が無理な部分もある?」で、「ファンにとってはいつまで経っても西武ドームという呼び方は変わらないだろうな」などを始めとしてあーだこーだと書きましたが。
今日、仕事を終えて帰宅したら中3の長男も全く同意見だったらしく、

「とーさん、会話の中ではみんな『西武ドーム』って言うよね。『西武プリンスドーム』って言うの面倒くさいよ」
「いくつか『プリンス』って名前つけた球場メニューや土産お菓子やグッズが新発売されるだけなんじゃない?」

と言ってました。
さもありなん。
ちょっとだけ経済効果はあるかもね、と回答しておきました。



さて。
アメフトシーズンが佳境です。
NFL(アメリカプロリーグ)も終盤のプレーオフ進出争いに入っていますが、日本は一足早く今シーズンラストゲームに向けてボウルゲームに突入、先日の日曜日に大学チャンピオン・月曜日に社会人チャンピオンが決まりました。
それぞれの試合を堪能しました。


■日曜日に行われた大学日本一を決める「甲子園ボウル」
この試合はテレビ観戦しました。
西日本代表の関西学院が、東日本代表の日本大学に55-10で圧勝でした。
これで関学は甲子園ボウル4連覇。今の大学4年生は、入学以降4年間を(社会人王者との日本一決定戦ライスボウルを除き)無敗で卒業すると言う...凄い!

この試合。
これだけの大差になるとは思ってもいませんでしたので、ちょっとガッカリ。
日大はエースQB高橋くんを第2Q途中まで登場させずで、これは「勝つための策」だったのかもしれませんが、その間に関学ディフェンスを調子に乗せちゃったかなという印象。
そして、関学に先制を許すのは仕方ないとはいえ、その後の2シリーズ目のディフェンスで関学のパントキックを見守るディフェンス選手が「触るつもりないのに何でそんなといこに居たの?」的に触れてしまうという信じられないミスで、試合の流れを完全に関学に与えてしまった...。

それをきっかけに関学オフェンスが以降の時間帯で大爆発。
日大が準備していたと思われる「関学が練ってきただろうプレイコール・スーパープレイを止めるぞ!」的なディフェンスプランが、逆に関学が仕掛けた「基本に忠実でシンプルなプレイ」に対応できなかったという...
・・・関学のまっすぐな中央ランに突破されるシーンがこれだけ繰り返されるとは...
・・・こんなシンプルな攻撃を止められなければ、いくらスペシャルプレイに対する準備をしていても使う場面さえ訪れないという...
時間が経てば経つほど、ライン戦での関学の圧倒具合が凄まじくなって完全なワンサイド状態。
それは、第3Q以降の関学が、エースQB斎藤くんを筆頭に温存策に出て「これはセカンドチームなのか?」と思う起用策でも点差を広げ続けた事でも明らかでした。

という訳で。
スコア自体も大差になりましたが、内容的には一層の差...
・・・でもこれは両チームの実力差と言う単純なものではなく...

「基本のプレーへの忠実度の差」

と感じて...ワンサイドゲームとなった今年の甲子園ボウルでした。


■月曜日に行われた社会人日本一を決める「ジャパンXボウル」
この試合は東京ドームで現地観戦しました。
中3の長男は、高校アメフト部の先輩と一緒に見る予定だったのですが、「高校野球部の体験練習(・・・というか本物の練習)」が夕方遅くまでかかってしまったので観戦ならず。仕事を早めに切り上げた私と妻2人で夫婦観戦となりました。

IBM 対 富士通の決戦となった今年のXボウル。富士通が念願のジャパンXボウル初制覇を飾りました。
スコアは44-10。甲子園ボウル同様に大差となりましたが、スコアほどにワンサイドゲームとは感じませんでした。
・・・というか好ゲームだったと思います。面白かったです。

そんな「プレー一つ一つを切り取って見ると好ゲーム」と感じた試合がこれだけの大差になった理由は、やはりIBMのターンオーバーの多さ...
・・・インターセプトが4つ & ファンブルロストが1つ...
・・・5度もターンオーバーを喰らってはそりゃIBMは勝てないわ...
・・・獲得ヤードでは富士通を上回る攻撃をしていたのに...

IBMはジャパンXボウル初出場という事もあって、やや浮足立っていたというか「場を見極められなかった」「自分の事しか見えていなかった」という面が見えました。この日も私と妻はスタンドの高い位置から見ていたのですが、富士通ディフェンス布陣を見ていると、

「富士通は『完全に深いゾーンに網を張っているぞ。ここでパスはいかんぞ』という場面で、そこに投げちゃったり」

など、かなり「富士通ディフェンスのシナリオ通り」にプレーさせられた印象が残りました。
それでもIBMは。
第4Qになって、「ラン攻撃&ラン攻撃の連続でディフェンスを引き寄せて」「その後に効果的なパス」という、ようやく本来のドライブを見せ始めたのですが、時は既に遅しという...
そんな試合ぶりだったIBM。チームの皆さんは残念で悔しくて仕方が無いでしょうが、私は「ジャパンXボウルまで駒を進めた事は全く不思議ではない」とも思えました。
試合が進むほどライン戦で富士通が圧倒しましたが、これには「試合の流れ」の影響もあったとも思えましたし。

そしてこの試合が、大差にも関わらずワンサイドゲームと感じなかった理由が、個人的にはもう一つありまして。
・・・それは...

「反則の少なさ」

です。
両チームとも本当に反則を犯しませんでした。富士通にアンネセサリーラフネスが1度だけありましたが、それ以外はフォルススタートやオフサイドもほんの僅かしか無く、フィールドにイエローフラッグが舞う事がほぼほぼありませんでした。
一言で言えば、

「綺麗な試合が見られた!」

という面が非常に嬉しかったですし、更に言えばそのお蔭でゲーム自体も(大差になっていっても)楽しめました。
(・・・それ考えると、昨年まで常連だったオービックのペナルティの多さとは大違いというか...昨年まではそれが普通だと思っていたけど、今年の試合を見ると「アメフトゲームの本来の楽しみって、イエローフラッグを見る回数と反比例するものかもな」と、我に帰っている気分のワタクシです)

という訳で。
今年の社会人王者は富士通となりました。
そしてこの富士通のジャパンXボウル初制覇をした姿をスタンドで見ていて、本当に「強さ」を感じたのですが。
その一番の理由は、「反則をしないところ」「ファンブルをしないところ」「ミスをしないところ」という、これを一言でまとめると、

「とにかく基本に忠実にプレーしている」

だとも感じました。
こんな事が出来るチームであれば、試合がどんな展開になろうとも、浮足立つ事もないだろうし・慌てる事もないだろうし・ミスがミスを呼ぶ連鎖反応とも無縁だろうし...
・・・そんな強さを感じたと共に...

「社会人チームがそんなに基本に忠実にプレーしたら」
「そりゃ強いわ。そりゃ負けないわ」

と思いました。
そんなところに、「大差だけど好ゲームだと感じた」「アメフトの楽しみを存分に堪能できた」理由があると思ったジャパンXボウルでした。


-------------------------------------
ブログランキング参加中
ポチッと一押しお願いします!
 ↓↓↓
ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

にほんブログ村 その他スポーツブログ アメフトへにほんブログ村
にほんブログ村 野球ブログ 埼玉西武ライオンズへにほんブログ村


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。