ドラフト会議が終了しました。
埼玉西武ライオンズは、かなり満足度の高い結果だったのではないかなと思います。
ドラフト１位に関しては、今年も昨年に続き「競合抽選」もなく前橋育英高投手・高橋光成くんを単独指名できました。
昨年と違うのは、「他球団を出し抜いてサプライズでの」森友哉くん１位指名だった１年前に対して、今年は「オープンリーチで『他球団に敢えて競合リスクを犯させない』策で」高橋光成くんを獲得したという事。
今年のライオンズがこんな策を取れたのも、
「実質大卒ドラ１・即戦力の台湾代表の大学生・郭俊麟くんを確保済み」
という事があってこそなんでしょう。
そういう意味で、高橋光成くん獲得は「納得の成長株ＧＥＴ！」となる訳で。いい戦略・よく考えられたドラフト策だったと思います。
今日のドラフト会議でライオンズからの指名確定後、前橋育英高校の同級生に囲まれて笑顔の高橋光成くんの写真を見ましたが。
ライオンズの帽子を被った本人はもとより、同級生も全員凄くいい笑顔でした。
・・・そんな写真を見ながら、中３の長男は、
「流石、埼玉のお隣・群馬県だね、結構ライオンズファンが多いよね」
「何人か、ライオンズユニ来てる同級生が居るけど、これファンクラブ特典だよね！」
「しかもフラッグまであるけど．．．『Ｉ ｂｅｌｉｅｖｅ ＬＩＯＮＳ』って、いつのフラッグだよ！（笑）」
と大笑いしつつ大喜びで盛り上がっていました。
そんな高橋光成くんについて。私の個人的な思いを述べさせていただくと。
昨年・２年生時代の夏の甲子園制覇の時の印象が「横浜高校エース時代の涌井に似ている」という印象が強くありました。
涌井くんが横浜高校３年生当時に出場した甲子園大会。
世間の注目はダルビッシュくんに集まっていました。
勿論涌井くんも「好投手」という評価は高いレベルであったものの、力強さ・天性の地力の面では、そりゃダルビッシュくんの方が目立った訳で。
そんな甲子園大会を見ていても．．．
・・・私は涌井くんに惚れていました。
「涌井って．．．なんて冷静な高校生なんだ」
「しかもマウンド上でとことん考えて、相手打者との駆け引きを堂々と制しているじゃん」
「これは天性の勝負師やないか」
「こんな落ち着いた・周囲が見える高校生って見た事がない」
というのが理由でした。
なので、その年の秋に「西武・涌井をドラフト１位指名」というシーンを見た際には、数か月前の甲子園の姿を思い返してガッツポーズをして、周囲の知り合い全員に「涌井は、凄いよ！きっとエースになるよ！流石ライオンズだね。ファンにとってもいい選択をするよね！」と大騒ぎをしたワタクシでした。
そんな当時の涌井くんに似た、「高校生ながら」「勝負師という資質」「周囲が全て見えている度量」という面が、高橋光成くんにも備わっているように見えた昨年の夏の甲子園。
なので、今回のドラフト会議で１位指名選択をした埼玉西武球団の気持ちも素直に分かりますし。
なので、高橋光成くんには「あとは単純に『プロで必要な技量レベル』を身につければいいだけ・それはそんなに遠い事ではない」と思えてもいます。
１年目の開幕から即戦力になろうとしなくていいんだよ、と思います。
とにかく「ライオンズの次期エースになってくれ！なれるよ！」と応援したいと思います。
そんな高橋光成くんを筆頭に、かなり満足できた今年のライオンズのドラフト会議での選択具合。
２位指名の佐野泰雄くん（平成国際大学）の、指名直後のコメントで「チームに役立つ選手になりたい」「仕事をやれと言われたら、嫌な顔をせず」に続く一言、
「ケガもせず全力でやれる選手になりたいです」
・・・相当覚悟決めてるな。
・・・佐野くんは大学時代４年間の公式戦で、「マウンドを降りるのが嫌だ」「毎試合投げるのがエースだ」という主義で、今回ドラフトの大卒指名選手の１.８倍～２.５倍となる４５７イニングを投げ通した自負があるからこそ・それでも身体のケアをやりきった佐野泰雄くんだからこそ言えるコメント．．．
・・
・・・これまでドラフト直後の会見で「ケガもせず」という目標を掲げた選手って居ただろうか．．．
・・・このコメントに、私自身も「背中がピン！と伸びる」思いになったと共に．．．
「ライオンズの先輩選手方に『喝！を入れる』意味合いになっているじゃん！」
という風に感じました。
「いいルーキーが来てくれるぞ！」
「これぞ新人（ルーキー）ならでは！入団前からチームに刺激を与えるなんて！」
そんな面でも、今年のドラフト会議の結果に「かなりの満足度」を覚えているワタクシです。
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