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(丸山 風の道コースの雑木林)
一見すると丸山は平凡な山だ。まず名前からしてありきたりだし、遠くから見てもなだらかな山容は周辺の山を比較して特徴があるものとは言いにくい。ガイド本などによると展望の良さをアピールするものも多いが、二子山・大霧山・堂平山・関八州見晴台と比べると見劣りがする。それでも丸山が魅力的に感じるのはなだらかな山容に相応しい伸びやかな尾根と奥武蔵・秩父地域にしては広い雑木林を有する点にある。今年のGWはどこも行かない予定だったのだが、家人の許可が出たので、一日だけ山に行くことにした。とは言えあまり家を空ける訳にはいかなかったので、近場の山ということで久しぶりに丸山に行くことにした。上述のとおり雑木林の広さが魅力で、5月の初めなら美しい新緑が見られるものと期待して出かけた。
やや遅い時間の出発ということもあり、朝の西武線は混み合っていた。それでも飯能・秩父間の国道の渋滞ぶりに比べればましに思えた。芦ヶ久保駅でようやく満員電車から解放される。やや空は霞んでいるものの、綺麗に晴れ渡っている。今日は暑くなりそうだ。今日の行程はこの芦ヶ久保駅から日向山を経由して丸山へ登り、帰りは金昌寺方面へ下って、途中長興寺集落へと下りて寺坂の棚田へ至る予定だ。朝から混み合う道の駅を抜け、国道を渡り、車道を登り始める。…おっと、道を間違えた。麓にある看板を見直して正しい道に入る。集落内の車道はあちこちに分岐があるが、道標はよく整備されている。これまでかなりの数の家族連れを見たので、今日の丸山は混みそうだ。駅からも見える芦ヶ久保大観音への道に入ると途端に静かになる。西武鉄道が配布しているハイキングマップにも書かれている道なのだが…。広い駐車場のある源寿院別院の境内に上がると芦ヶ久保大観音が迎えてくれる。大きな観音様で後ろの武甲山の雄大さにも負けていない。駐車場は芦ヶ久保駅が見下ろせる展望スペースとなっていて、ツツジ山辺りの尾根も見られるようだ。
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(道の駅あしがくぼ)
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(藤の花)
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(源寿院別院)
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(武甲山を望む)
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(駐車場からの眺め)
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(芦ヶ久保大観音)
熊出没注意の看板が脇に立つ道標にしたがって境内の外周を回っていく。このルートは風の道コースというらしい。一旦沢を渡ってから尾根道を行くコースで、歩くのは今日で三度目だ。どちらかというと日向山を歩く人が多く使うようだ。橋を渡ると期待した通りの美しい新緑が出迎えてくれる。傾斜もそれほど急でなく、のんびり歩くのに良い。それに人も少なく静かだ。休耕地のような所で背後が開け、武甲山が間近に見られる。採掘が進んでもこの山の存在感は大きい。尾根道には所々山ツツジの赤い花が咲き、初夏の到来を告げていた。農村公園への道を分け、農地の脇を抜けると車道に出る。
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(風の道コース 橋を渡ってからが登り)
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(途中振り返れば武甲山が見える)
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(新緑が美しい)
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(山ツツジ)
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(農地から武甲山の眺め 手前は桜の木だった気がする)
車道を少し歩けば琴平神社下に着く。公衆トイレと立派な東屋が設置されている。日向山周辺は軽いウォーキングコースのような雰囲気もある。急な石段を上がると琴平神社の社殿がある。そこから更に急な木段が設置された急傾斜の道を登っていく。う~ん、これはきつい。この辺りは農地(プラム畑か?)となっているせいか、頭上が開けていて、厳しい日差しが照り付ける。休耕地に出た所でようやく傾斜も緩む。休耕地越しに見える日向山の頂上はこんもりと雑木林に覆われている。一旦下り、雑木林の中を緩く登っていく。新緑が本当に綺麗。やがて右手が開けてくると日向山(633)頂上に着く。街歩きの格好をした初老のご夫婦が山頂のベンチで憩っていた。東西に広がりのある山頂で、ベンチのある辺りだけが開けている。雑木林の中に平たい石がいくつか置かれていたので、そこにザックを下ろす。ベンチからは正面にアンテナの建つ甲仁田山と尖った二子山雌岳、その右に蔦岩山と平たい武川岳、伸びやかな大持山と武甲山などが見える。
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(琴平神社)
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(プラム畑だろうか?)
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(中央の雑木林が日向山)
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(日向山頂上)
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(日向山からの眺め)
頂上から東へ山ツツジ咲く尾根を下る。途中傾いた歩きにくい木段があり、迂闊に下ると突っかけそうで怖い。木の子茶屋の分岐に着く。尾根道は更に東へ延びるが、一旦木の子茶屋へ下りるとしよう。この辺り山の花道と呼ばれる公園となっている。今の時期は植えられたツツジの花が咲き始めていた。例年なら満開となっていてもおかしくない時期だが、やはり大雪の影響があったのだろうか。木の子茶屋へと下り、ここからは車道をしばらく歩く。木の子茶屋は一度入ったことがあり、鹿や兎などが食べられる。車道の前を行く人は若者が多い。ボクも山歩きを始めた頃は山では若い人とよく呼ばれたが、最近は東北の山以外では言われなくなった。オジサンと呼ばれる歳になったというのもあるけれども、最近の若者の山ファッションと比べるとかなり地味だってことは間違いない。
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(山ツツジ咲く尾根)
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(山の花道のツツジ 園芸種か?)
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(正面は二子山)
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(ツツジだかサツキだか)
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(ここも武甲山の眺めが良い 左の木はやっぱり桜の木だと思う)
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(木の子茶屋 昔から落ち着いた雰囲気は変わらない)
車道が分かれる辺りから丸山への登山道が延びる。二人の若い女性が道を確認しているところだったが、無視して先へ行かせてもらう。ここから丸山の主尾根へ上がる道は以前は洗掘が酷い上に杉・檜で薄暗く、歩く人はあまり多くなかった。2010年くらいから整備が進み、この道も土が埋め戻され、低い土留めが付いてかなり歩きやすくなった。今ではメインの道になりつつある。九十九折の道となっているが傾斜はそれなり急である。ゆっくり登っていると先ほど抜いた女性らが追い付いてきた。古い石造りの道標のある所で先へ行ってもらう。ボクを追い抜くと何故か彼女たちはゆっくりと歩き始めた。不思議なものだ。若い女性の後をゆっくりと歩いていると、何だか変質者と誤解されているのではないかと思われて落ち着かない。
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(道標 この辺りに分岐があったようだが確認しなかった)
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(九十九折を登る 前を行くのは可愛らしい女性たち)
主尾根に合流すると登山者の数が一気に増える。農村公園のほうから直接登ってくる人も多いということだ。先ほどの女の子たちは休憩を取っていくようなので、ここからは自分のペースで上がっていくことにする。今歩いてきた日向山へ向かう道は主尾根の緩やかになった所に直接取り付いている。地形図に描かれた道は先ほど見た道標から分岐した道らしい。主尾根は広い防火帯となっていて、道の両側は檜の林が多い。傾斜が緩いせいか足の運びが速い。人が多いが道が広いので気にはならない。快調に飛ばし、山腹を延びる巻き道が分岐する所までやって来る。今日は巻き道から林道に上がり、車道を歩いて大野峠へ行く予定だ。
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(主尾根の防火帯を登る)
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(巻き道との分岐)
巻き道は藪っぽくあまり自信は無かったのだが、コンパスで確かめると方向は間違っていない。如何にも巻き道っぽいトラバース道が終わると広場のような所に出る。尾根からそれほど離れてはいないが、歩く人はボク以外にいない。ガードレールが見えてくるとちょうどバイクが数台通り過ぎて行った。こんな所を歩いている人がいるとは思わないだろう。比較的歩きやすい踏み跡を進むとコンクリートの構造物が見えてきた。こんな所に建物などあっただろうか?近寄ってみると林道の土台であることに気付いた。ここから林道に上がれることは間違いないが、どうやって上がったらよいだろうか。ボクはここから右へ林道沿いに更に歩いていったのだが、この選択は誤りだったと思う。左に行った方が林道へ上がるのは容易だっただろう。林道沿いは檜の林から一定の幅で空間が設けられている。非常に軟弱な土地で藪もかなり煩い。それでも進むにつれて土台は低くなっていく。
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(巻き道の途中で広場のようになっている所)
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(藪と軟弱な地面が鬱陶しい)
軟弱な踏み跡は直接ガードレールの脇から林道へと出られるようになっていた。ちょうど林道が三角形を描く南側の角に当たる。今いる林道丸山線は東は大野峠に至り、西は金昌寺へと至る。場合によってはエスケープルートのような使い方もできそうだ。舗装された車道歩きは山道に比べると足へのダメージが大きい。あまり急がず、周辺の新緑を楽しみつつ峠を目指す。林道脇では時折山菜採りの人の姿が見える。雑木林が多いので色々と採れるのかもしれない。
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(林道丸山線)
大野峠の東屋で一息入れて、パラグライダー離陸場となっている展望台を目指す。展望台の頂上までは延々木段が続く。青い空が見えてくれば展望台に出る。ベンチなどは無い芝草の山頂だ。今日は先客が多い。結構早い時間なんだけれどなぁ。今までここは地形図上では896のピークだと思っていたが、よく見るとその南東にある小ピークであった。高篠峠方面から登ってくるとこのピークを経由しないので変に思ってはいたのだが。関係個所は訂正しておかねば。北から東にかけて120°くらいの展望が得られ、左は川木沢の頭と堂平山、中央奥はおそらく弓立山辺りだろう。弓立山から右に延びる尾根は新柵山から山毛欅山(三本ブナ)へ延びるもので、ツツジ山なども呼称の内にあるようだ。
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(離陸場となっている展望台)
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(堂平山)
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(奥の平たい山が弓立山ではないかと思う)
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(山毛欅山、ツツジ山など)
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(展望台からのパノラマ)
グライダー場のピークは休憩に適した所ではないので、一気に山頂を目指して進む。雑木林に覆われたなだらかな尾根が続く。896のピークは北側が檜の林に覆われている。鞍部へと下る所で中学生だか高校生だかの集団とすれ違う。最近は山岳部も盛況のようだね。丸山への最後の登りはやや傾斜が急になる。下りてくる人が多い。意外と山頂は空いているかもしれない。フェンスで囲った電波塔の脇を過ぎると丸山の山頂部に出る。檜の林を抜けていけば、コンクリート製の展望台が見えてくる。出発から3時間弱で丸山(960.3)の頂上に到着。家族連れなどのグループが多く、20人位はいるだろうか。展望台に上がるとここも人が多い。昼前ということもあって、霞がかかって展望は優れない。まあ元々ここは木が邪魔するところだしね。丸山は北には外秩父の尾根が延び、東には高麗川流域の尾根が延びていて、その派生する尾根の最高峰に当たる。本来は眺めの良い所のはずなのだけれども、なだらかな山容が災いして展望台があってもあまり展望は優れない。主に南西側の眺めが良くて、大岳山から武甲山、両神山などは確り見える。北東側は木々に邪魔されて大霧山や堂平山の山頂部が見える程度だ。
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(896のピークに向かって 新緑の尾根)
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(山頂へ向かって 見た目より傾斜はきつい)
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(丸山展望台から大岳山方面を望む)
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(大持山・小持山の尾根と武甲山)
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(両神山)
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(御荷鉾山など)
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(南西方面のパノラマ)
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(中央の黄緑色の山が大霧山)
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(左 笠山 右 堂平山)
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(北東方面のパノラマ)
昼食のパンも食べ終わり、下山に取り掛かる。木段の付いた急斜面を下ると鞍部に当たる駐車場の上に出る。クルマを置いて登ってくる人も多い。鬱陶しい小ピークを越えると県民の森森林館への分岐に着く。金昌寺方面はこの森林館を経由していく。円錐形の屋根が特徴的な森林館には広い東屋や展示室、トイレなどがある。子供たちが芝草の斜面を滑って遊んでいる。良い光景だ。920のピークの南側を巻いて、一旦林道丸山線に出る。向かいの尾根に上がるとすぐに道標がある。金昌寺方面は尾根道と巻き道に分かれる。巻き道は難路のようだが良く踏まれている。だが金昌寺への道は尾根道を上がるのが良い。なだらかな尾根と雑木林が素晴らしいのだ。
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(森林館)
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(東屋から堂平山の眺め)
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(ミツバツツジ)
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(展示室の内部)
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(920のピークの巻き道)
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(こちらも巻き道だが、920のピークへ上がる道もある)
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(金昌寺への道 分岐には道標が立つ)
尾根道を上がると緩やかなアップダウンが続く。延々と続くかのような雑木林の道は新緑の時期には明るく心地良い。セントラルロッジへの道を分けると木の間越しに平たい840のピークが見えてくる。境界標の埋められた鞍部からは緩やかな登り返し。840のピークは檜に覆われていて、道も北側を巻いている。休息所と書かれた道標があるが、ベンチなどは置かれていなかった。840のピークを過ぎると二段階での急傾斜の下りとなる。最初の急坂を終えるとホッとしがちなので少々辛い所だ。急坂を終えて緩やかな斜面へと変わる辺りで尾根上の踏み跡が分かれる。尾根道に上がると次第に尾根の南側を巻いていくようになる。しかしそれでは大棚山(717.9の辺り)を巻いてしまう。そこで尾根を忠実に辿っていく。広い鞍部から登り返したピークが大棚山だ。雑木林や檜に覆われた展望の無い山頂でプレートの類は何も無い。下草はよく刈られていたので、それなりに歩かれてはいるようだ。三角点を探したが、先人たちが見つけられなかったように探し当てることはできなかった。もう少し西に下ればあるかもしれないが…。
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(新緑を迎えた雑木林)
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(カラマツ林もある)
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(左手に840のピークが見える)
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(840のピーク手前の鞍部)
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(840のピーク)
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(急斜面を下っていく)
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(大棚山頂上)
広い鞍部から強引に縦走路へ戻る。この辺りから杉や檜の植林帯が目立ってきた。しばらく下ると行く手に何やらロープで通せんぼされている。私有地立入禁止と書かれた立札があり、ロープの向こうには林道のような車一台分の道が作られていた。なんだろうこれは。新たに付けられた迂回路を上がるとタープを張ってキャンプをしている人たちがいる。ジープが走り回っていたのでラリーコースか何かだろう。ここは落ち着いた雑木林の良いルートだったのだが、このラリーコースの出現でかなり魅力が減じたのは否めない。ラリー場から離れると金昌寺への道が尾根を離れて北へ大きく下っていく。金昌寺へ下ってしまうと寺坂の棚田はかなり遠くなってしまう。そこで尾根上にある踏み跡を辿ってみることにする。境界標が埋まっているので、それを探しながら下れば何とかなるはずだ。
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(大棚山手前の鞍部付近 ここを真直ぐ突っ切っていった)
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(縦走路の様子)
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(立入禁止の看板 本当に危険なので絶対入らないように)
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(金森さんも紹介していた木彫りの像 なおこれ以上は近寄れない)
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(金昌寺への道との分岐 左手の尾根を入っていく)
踏み跡は薄いながらもピンクテープや赤ペイント、境界標などがあり、何とか境界線を辿っていく。しばらくは傾斜が急だったのだが、傾斜が緩やかになった壊れた小屋掛けのある辺りで踏み跡を見失う。さてどうしたものか。小屋掛けの近くに境界標があり、周囲をよく見まわすと踏み跡が見つかる。これで何とかなりそうか?明瞭な踏み跡を下っていくと予想外の林道に出くわす。以前の地形図にはこんなものは無かったが、地理院地図にはしっかりと載っている。とは言え現地でそんな情報は無く、とりあえず林道を下っていくことにする。少し歩くと尾根道が分かれる。508のピークに至る道だ。一旦ここを下りかけるもコンパスを切るとあまりにも南に寄り過ぎている。ここで怖気づいて戻ったのは結果としては良かったのかも。
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(右のテープを参考に歩いていく もちろんコンパス・地形図での確認は必須)
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(踏み跡は比較的明瞭)
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(ここで迷う この小屋掛けの残骸の向かい側に踏み跡を見つける)
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(林道登場)
硬く固められた林道は舗装路以上に歩きにくい。イライラさせられるものの、安全に下るには現状これしかない。舗装された林道に下り立ったときは流石に安堵した。今下ってきた林道には"BRONCO"と書かれた看板が掲げられていた。ネットで調べてみると先ほどのラリーコースを経営している会社らしい。ほかにもサバイバルゲームのフィールドとして使われているようだ。まあ私有地をどう使おうが所有者の自由ではある。さてあまり自信は持てなかったのだが、おそらく今歩いている車道は林道丸山線であろう。これだけの車道なら地形図に載らないはずはない。コンパスと地形図で方向を確かめながら歩くと段々と確信に近づいていった。この車道を進めば最悪金昌寺に下ることはできる。ただボクとしては長興寺集落へ下る道を何とかして下りたい。
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(新緑は綺麗だけど…)
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(ブロンコさんの看板)
ヘアピンカーブを曲がった後は左側を注視して歩く。シャガの白い花が綺麗だ…などと思っていると西に下る切り開きを発見する。割とはっきりとした切り開きなので試しに下ってみる。途中までは明瞭な踏み跡だったが、急傾斜に差し掛かる所で消えてしまった。止む無く往路を戻り、更に車道を下ると再び西に切り開きがある。そして東側にも上りの踏み跡を発見する。これはイケると思い下り始める。ここも最初は明瞭な踏み跡がある。しかしすぐに藪に覆われた掘割道になる。これって水流の跡じゃないよね?掘割道は更に藪っぽくなるが、やや踏まれた感じの尾根道もある。どっちだ?
一旦尾根道に入るが突端に出て踏み跡は消えてしまう。これは違うだろう。もっと沢っぽい所を歩くはずだ。やはり掘割道を行くしかない。掘割道は人為的に出来たもののようだが、あまり使われることは無かったためか、地面は軟弱で足を捕られてしまう。時折派手に転びながらも長興寺の集落が見えてきたときはどっと疲れが出てきた。まあでもこれで山歩きも終了。
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(シャガ)
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(長興寺集落への道)
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(わかりにくいけれども掘割道を撮ったところ 藪と軟弱地盤に苦しむ)
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(集落に出てくる)
長興寺の集落を出ると秩父札所の巡礼道に出てくる。正面に見える武甲山が大きい。この辺りは田んぼが多く、ちょっとした棚田になっている。突き当りはグラウンドになっていて、綺麗な公衆トイレが設置されている。泥塗れになった顔を洗う。現代人に戻ってきたぞ。グラウンド脇の車道は緩やかな登りになっていて、疲れた体には辛い。左にカーブすると丸山鉱泉への道が分岐する。分岐を南に入ると寺坂の棚田だ。ここは山の帰りに寄るには難しい所なので、今まで訪れたことが無かった。それほど大きな棚田ではなく、傾斜も緩いので、見て美しいと感じるほどではない。ただ埼玉という地にあっての物珍しさはある。まだ水を張っていない田が多く、見頃はもう少し後になるだろう。それにもう少し高い所へ上がったほうがよく観察できそうだ。それでも田んぼで泥んこ遊びに興じている子供たちを見ると何だか満足した気分になってしまった。
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(巡礼道近くから武甲山)
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(ちょっとした棚田)
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(左 丸山鉱泉 右 寺坂の棚田)
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(寺坂の棚田)
車道を下っていくと横瀬川に差し掛かる手前にウォーターパークシラヤマなる親水公園がある。橋の上からはデイキャンプに興じる人々が見下ろせる。そうそう。貴重な連休なのだから、楽しまなくてはね。横瀬駅に着くとまだ芝桜の丘へ行く人たちが続々とホームから降りてくるところであった。駅前の観光案内所でお土産を買いこみ、各駅停車の電車に乗り込もうとすると朝以上の混雑ぶりである。国道の渋滞がまだ解消されていないくらいだから仕方がないか。朝のラッシュ並の人波に揉まれつつ、帰路に着いた。
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(横瀬川に架かる橋)
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(ウォーターパークシラヤマ)
DATA:
芦ヶ久保駅8:48~9:06芦ヶ久保大観音(源寿院別院)~9:33琴平神社~9:49日向山~10:05木の子茶屋~10:26日向山分岐~10:38丸山巻き道分岐~
10:52林道出合~11:10大野峠~11:13皇鈴山~11:16パラグライダー離陸場~11:36丸山11:52~12:08森林館~12:57大棚山~14:16長興寺集落~
14:34寺坂の棚田~14:43ウォーターパークシラヤマ~14:55横瀬駅
参考HP 西武鉄道ハイキングマップ
トイレ 琴平神社 木の子茶屋向かい(山の花道) 森林館 横瀬町グラウンド
地形図 正丸峠 秩父
エアリア及び西武鉄道のハイキングマップに載っている一般ルートを歩く分には易しい山だと思います。金昌寺への道はやや長いので、日の短い時期にはご注意を。積雪は奥武蔵地域にしては多いほうです。丸山の巻き道は比較的整備状況良好。金昌寺方面の分岐から長興寺集落へ下りるのは山慣れている人以外はお勧めしません。
一見すると丸山は平凡な山だ。まず名前からしてありきたりだし、遠くから見てもなだらかな山容は周辺の山を比較して特徴があるものとは言いにくい。ガイド本などによると展望の良さをアピールするものも多いが、二子山・大霧山・堂平山・関八州見晴台と比べると見劣りがする。それでも丸山が魅力的に感じるのはなだらかな山容に相応しい伸びやかな尾根と奥武蔵・秩父地域にしては広い雑木林を有する点にある。今年のGWはどこも行かない予定だったのだが、家人の許可が出たので、一日だけ山に行くことにした。とは言えあまり家を空ける訳にはいかなかったので、近場の山ということで久しぶりに丸山に行くことにした。上述のとおり雑木林の広さが魅力で、5月の初めなら美しい新緑が見られるものと期待して出かけた。
やや遅い時間の出発ということもあり、朝の西武線は混み合っていた。それでも飯能・秩父間の国道の渋滞ぶりに比べればましに思えた。芦ヶ久保駅でようやく満員電車から解放される。やや空は霞んでいるものの、綺麗に晴れ渡っている。今日は暑くなりそうだ。今日の行程はこの芦ヶ久保駅から日向山を経由して丸山へ登り、帰りは金昌寺方面へ下って、途中長興寺集落へと下りて寺坂の棚田へ至る予定だ。朝から混み合う道の駅を抜け、国道を渡り、車道を登り始める。…おっと、道を間違えた。麓にある看板を見直して正しい道に入る。集落内の車道はあちこちに分岐があるが、道標はよく整備されている。これまでかなりの数の家族連れを見たので、今日の丸山は混みそうだ。駅からも見える芦ヶ久保大観音への道に入ると途端に静かになる。西武鉄道が配布しているハイキングマップにも書かれている道なのだが…。広い駐車場のある源寿院別院の境内に上がると芦ヶ久保大観音が迎えてくれる。大きな観音様で後ろの武甲山の雄大さにも負けていない。駐車場は芦ヶ久保駅が見下ろせる展望スペースとなっていて、ツツジ山辺りの尾根も見られるようだ。
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(道の駅あしがくぼ)
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(藤の花)
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(源寿院別院)
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(武甲山を望む)
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(駐車場からの眺め)
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(芦ヶ久保大観音)
熊出没注意の看板が脇に立つ道標にしたがって境内の外周を回っていく。このルートは風の道コースというらしい。一旦沢を渡ってから尾根道を行くコースで、歩くのは今日で三度目だ。どちらかというと日向山を歩く人が多く使うようだ。橋を渡ると期待した通りの美しい新緑が出迎えてくれる。傾斜もそれほど急でなく、のんびり歩くのに良い。それに人も少なく静かだ。休耕地のような所で背後が開け、武甲山が間近に見られる。採掘が進んでもこの山の存在感は大きい。尾根道には所々山ツツジの赤い花が咲き、初夏の到来を告げていた。農村公園への道を分け、農地の脇を抜けると車道に出る。
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(風の道コース 橋を渡ってからが登り)
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(途中振り返れば武甲山が見える)
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(新緑が美しい)
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(山ツツジ)
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(農地から武甲山の眺め 手前は桜の木だった気がする)
車道を少し歩けば琴平神社下に着く。公衆トイレと立派な東屋が設置されている。日向山周辺は軽いウォーキングコースのような雰囲気もある。急な石段を上がると琴平神社の社殿がある。そこから更に急な木段が設置された急傾斜の道を登っていく。う~ん、これはきつい。この辺りは農地(プラム畑か?)となっているせいか、頭上が開けていて、厳しい日差しが照り付ける。休耕地に出た所でようやく傾斜も緩む。休耕地越しに見える日向山の頂上はこんもりと雑木林に覆われている。一旦下り、雑木林の中を緩く登っていく。新緑が本当に綺麗。やがて右手が開けてくると日向山(633)頂上に着く。街歩きの格好をした初老のご夫婦が山頂のベンチで憩っていた。東西に広がりのある山頂で、ベンチのある辺りだけが開けている。雑木林の中に平たい石がいくつか置かれていたので、そこにザックを下ろす。ベンチからは正面にアンテナの建つ甲仁田山と尖った二子山雌岳、その右に蔦岩山と平たい武川岳、伸びやかな大持山と武甲山などが見える。
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(琴平神社)
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(プラム畑だろうか?)
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(中央の雑木林が日向山)
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(日向山頂上)
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(日向山からの眺め)
頂上から東へ山ツツジ咲く尾根を下る。途中傾いた歩きにくい木段があり、迂闊に下ると突っかけそうで怖い。木の子茶屋の分岐に着く。尾根道は更に東へ延びるが、一旦木の子茶屋へ下りるとしよう。この辺り山の花道と呼ばれる公園となっている。今の時期は植えられたツツジの花が咲き始めていた。例年なら満開となっていてもおかしくない時期だが、やはり大雪の影響があったのだろうか。木の子茶屋へと下り、ここからは車道をしばらく歩く。木の子茶屋は一度入ったことがあり、鹿や兎などが食べられる。車道の前を行く人は若者が多い。ボクも山歩きを始めた頃は山では若い人とよく呼ばれたが、最近は東北の山以外では言われなくなった。オジサンと呼ばれる歳になったというのもあるけれども、最近の若者の山ファッションと比べるとかなり地味だってことは間違いない。
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(山ツツジ咲く尾根)
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(山の花道のツツジ 園芸種か?)
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(正面は二子山)
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(ツツジだかサツキだか)
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(ここも武甲山の眺めが良い 左の木はやっぱり桜の木だと思う)
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(木の子茶屋 昔から落ち着いた雰囲気は変わらない)
車道が分かれる辺りから丸山への登山道が延びる。二人の若い女性が道を確認しているところだったが、無視して先へ行かせてもらう。ここから丸山の主尾根へ上がる道は以前は洗掘が酷い上に杉・檜で薄暗く、歩く人はあまり多くなかった。2010年くらいから整備が進み、この道も土が埋め戻され、低い土留めが付いてかなり歩きやすくなった。今ではメインの道になりつつある。九十九折の道となっているが傾斜はそれなり急である。ゆっくり登っていると先ほど抜いた女性らが追い付いてきた。古い石造りの道標のある所で先へ行ってもらう。ボクを追い抜くと何故か彼女たちはゆっくりと歩き始めた。不思議なものだ。若い女性の後をゆっくりと歩いていると、何だか変質者と誤解されているのではないかと思われて落ち着かない。
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(道標 この辺りに分岐があったようだが確認しなかった)
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(九十九折を登る 前を行くのは可愛らしい女性たち)
主尾根に合流すると登山者の数が一気に増える。農村公園のほうから直接登ってくる人も多いということだ。先ほどの女の子たちは休憩を取っていくようなので、ここからは自分のペースで上がっていくことにする。今歩いてきた日向山へ向かう道は主尾根の緩やかになった所に直接取り付いている。地形図に描かれた道は先ほど見た道標から分岐した道らしい。主尾根は広い防火帯となっていて、道の両側は檜の林が多い。傾斜が緩いせいか足の運びが速い。人が多いが道が広いので気にはならない。快調に飛ばし、山腹を延びる巻き道が分岐する所までやって来る。今日は巻き道から林道に上がり、車道を歩いて大野峠へ行く予定だ。
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(主尾根の防火帯を登る)
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(巻き道との分岐)
巻き道は藪っぽくあまり自信は無かったのだが、コンパスで確かめると方向は間違っていない。如何にも巻き道っぽいトラバース道が終わると広場のような所に出る。尾根からそれほど離れてはいないが、歩く人はボク以外にいない。ガードレールが見えてくるとちょうどバイクが数台通り過ぎて行った。こんな所を歩いている人がいるとは思わないだろう。比較的歩きやすい踏み跡を進むとコンクリートの構造物が見えてきた。こんな所に建物などあっただろうか?近寄ってみると林道の土台であることに気付いた。ここから林道に上がれることは間違いないが、どうやって上がったらよいだろうか。ボクはここから右へ林道沿いに更に歩いていったのだが、この選択は誤りだったと思う。左に行った方が林道へ上がるのは容易だっただろう。林道沿いは檜の林から一定の幅で空間が設けられている。非常に軟弱な土地で藪もかなり煩い。それでも進むにつれて土台は低くなっていく。
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(巻き道の途中で広場のようになっている所)
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(藪と軟弱な地面が鬱陶しい)
軟弱な踏み跡は直接ガードレールの脇から林道へと出られるようになっていた。ちょうど林道が三角形を描く南側の角に当たる。今いる林道丸山線は東は大野峠に至り、西は金昌寺へと至る。場合によってはエスケープルートのような使い方もできそうだ。舗装された車道歩きは山道に比べると足へのダメージが大きい。あまり急がず、周辺の新緑を楽しみつつ峠を目指す。林道脇では時折山菜採りの人の姿が見える。雑木林が多いので色々と採れるのかもしれない。
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(林道丸山線)
大野峠の東屋で一息入れて、パラグライダー離陸場となっている展望台を目指す。展望台の頂上までは延々木段が続く。青い空が見えてくれば展望台に出る。ベンチなどは無い芝草の山頂だ。今日は先客が多い。結構早い時間なんだけれどなぁ。今までここは地形図上では896のピークだと思っていたが、よく見るとその南東にある小ピークであった。高篠峠方面から登ってくるとこのピークを経由しないので変に思ってはいたのだが。関係個所は訂正しておかねば。北から東にかけて120°くらいの展望が得られ、左は川木沢の頭と堂平山、中央奥はおそらく弓立山辺りだろう。弓立山から右に延びる尾根は新柵山から山毛欅山(三本ブナ)へ延びるもので、ツツジ山なども呼称の内にあるようだ。
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(離陸場となっている展望台)
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(堂平山)
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(奥の平たい山が弓立山ではないかと思う)
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(山毛欅山、ツツジ山など)
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(展望台からのパノラマ)
グライダー場のピークは休憩に適した所ではないので、一気に山頂を目指して進む。雑木林に覆われたなだらかな尾根が続く。896のピークは北側が檜の林に覆われている。鞍部へと下る所で中学生だか高校生だかの集団とすれ違う。最近は山岳部も盛況のようだね。丸山への最後の登りはやや傾斜が急になる。下りてくる人が多い。意外と山頂は空いているかもしれない。フェンスで囲った電波塔の脇を過ぎると丸山の山頂部に出る。檜の林を抜けていけば、コンクリート製の展望台が見えてくる。出発から3時間弱で丸山(960.3)の頂上に到着。家族連れなどのグループが多く、20人位はいるだろうか。展望台に上がるとここも人が多い。昼前ということもあって、霞がかかって展望は優れない。まあ元々ここは木が邪魔するところだしね。丸山は北には外秩父の尾根が延び、東には高麗川流域の尾根が延びていて、その派生する尾根の最高峰に当たる。本来は眺めの良い所のはずなのだけれども、なだらかな山容が災いして展望台があってもあまり展望は優れない。主に南西側の眺めが良くて、大岳山から武甲山、両神山などは確り見える。北東側は木々に邪魔されて大霧山や堂平山の山頂部が見える程度だ。
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(896のピークに向かって 新緑の尾根)
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(山頂へ向かって 見た目より傾斜はきつい)
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(丸山展望台から大岳山方面を望む)
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(大持山・小持山の尾根と武甲山)
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(両神山)
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(御荷鉾山など)
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(南西方面のパノラマ)
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(中央の黄緑色の山が大霧山)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/87/82c8e47f030d7391165c336e2d2ad3c0.jpg)
(左 笠山 右 堂平山)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/23/51977dcc62274f07f094d13e061487f2.jpg)
(北東方面のパノラマ)
昼食のパンも食べ終わり、下山に取り掛かる。木段の付いた急斜面を下ると鞍部に当たる駐車場の上に出る。クルマを置いて登ってくる人も多い。鬱陶しい小ピークを越えると県民の森森林館への分岐に着く。金昌寺方面はこの森林館を経由していく。円錐形の屋根が特徴的な森林館には広い東屋や展示室、トイレなどがある。子供たちが芝草の斜面を滑って遊んでいる。良い光景だ。920のピークの南側を巻いて、一旦林道丸山線に出る。向かいの尾根に上がるとすぐに道標がある。金昌寺方面は尾根道と巻き道に分かれる。巻き道は難路のようだが良く踏まれている。だが金昌寺への道は尾根道を上がるのが良い。なだらかな尾根と雑木林が素晴らしいのだ。
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(森林館)
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(東屋から堂平山の眺め)
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(ミツバツツジ)
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(展示室の内部)
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(920のピークの巻き道)
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(こちらも巻き道だが、920のピークへ上がる道もある)
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(金昌寺への道 分岐には道標が立つ)
尾根道を上がると緩やかなアップダウンが続く。延々と続くかのような雑木林の道は新緑の時期には明るく心地良い。セントラルロッジへの道を分けると木の間越しに平たい840のピークが見えてくる。境界標の埋められた鞍部からは緩やかな登り返し。840のピークは檜に覆われていて、道も北側を巻いている。休息所と書かれた道標があるが、ベンチなどは置かれていなかった。840のピークを過ぎると二段階での急傾斜の下りとなる。最初の急坂を終えるとホッとしがちなので少々辛い所だ。急坂を終えて緩やかな斜面へと変わる辺りで尾根上の踏み跡が分かれる。尾根道に上がると次第に尾根の南側を巻いていくようになる。しかしそれでは大棚山(717.9の辺り)を巻いてしまう。そこで尾根を忠実に辿っていく。広い鞍部から登り返したピークが大棚山だ。雑木林や檜に覆われた展望の無い山頂でプレートの類は何も無い。下草はよく刈られていたので、それなりに歩かれてはいるようだ。三角点を探したが、先人たちが見つけられなかったように探し当てることはできなかった。もう少し西に下ればあるかもしれないが…。
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(新緑を迎えた雑木林)
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(カラマツ林もある)
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(左手に840のピークが見える)
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(840のピーク手前の鞍部)
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(840のピーク)
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(急斜面を下っていく)
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(大棚山頂上)
広い鞍部から強引に縦走路へ戻る。この辺りから杉や檜の植林帯が目立ってきた。しばらく下ると行く手に何やらロープで通せんぼされている。私有地立入禁止と書かれた立札があり、ロープの向こうには林道のような車一台分の道が作られていた。なんだろうこれは。新たに付けられた迂回路を上がるとタープを張ってキャンプをしている人たちがいる。ジープが走り回っていたのでラリーコースか何かだろう。ここは落ち着いた雑木林の良いルートだったのだが、このラリーコースの出現でかなり魅力が減じたのは否めない。ラリー場から離れると金昌寺への道が尾根を離れて北へ大きく下っていく。金昌寺へ下ってしまうと寺坂の棚田はかなり遠くなってしまう。そこで尾根上にある踏み跡を辿ってみることにする。境界標が埋まっているので、それを探しながら下れば何とかなるはずだ。
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(大棚山手前の鞍部付近 ここを真直ぐ突っ切っていった)
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(縦走路の様子)
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(立入禁止の看板 本当に危険なので絶対入らないように)
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(金森さんも紹介していた木彫りの像 なおこれ以上は近寄れない)
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(金昌寺への道との分岐 左手の尾根を入っていく)
踏み跡は薄いながらもピンクテープや赤ペイント、境界標などがあり、何とか境界線を辿っていく。しばらくは傾斜が急だったのだが、傾斜が緩やかになった壊れた小屋掛けのある辺りで踏み跡を見失う。さてどうしたものか。小屋掛けの近くに境界標があり、周囲をよく見まわすと踏み跡が見つかる。これで何とかなりそうか?明瞭な踏み跡を下っていくと予想外の林道に出くわす。以前の地形図にはこんなものは無かったが、地理院地図にはしっかりと載っている。とは言え現地でそんな情報は無く、とりあえず林道を下っていくことにする。少し歩くと尾根道が分かれる。508のピークに至る道だ。一旦ここを下りかけるもコンパスを切るとあまりにも南に寄り過ぎている。ここで怖気づいて戻ったのは結果としては良かったのかも。
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(右のテープを参考に歩いていく もちろんコンパス・地形図での確認は必須)
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(踏み跡は比較的明瞭)
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(ここで迷う この小屋掛けの残骸の向かい側に踏み跡を見つける)
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(林道登場)
硬く固められた林道は舗装路以上に歩きにくい。イライラさせられるものの、安全に下るには現状これしかない。舗装された林道に下り立ったときは流石に安堵した。今下ってきた林道には"BRONCO"と書かれた看板が掲げられていた。ネットで調べてみると先ほどのラリーコースを経営している会社らしい。ほかにもサバイバルゲームのフィールドとして使われているようだ。まあ私有地をどう使おうが所有者の自由ではある。さてあまり自信は持てなかったのだが、おそらく今歩いている車道は林道丸山線であろう。これだけの車道なら地形図に載らないはずはない。コンパスと地形図で方向を確かめながら歩くと段々と確信に近づいていった。この車道を進めば最悪金昌寺に下ることはできる。ただボクとしては長興寺集落へ下る道を何とかして下りたい。
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(新緑は綺麗だけど…)
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(ブロンコさんの看板)
ヘアピンカーブを曲がった後は左側を注視して歩く。シャガの白い花が綺麗だ…などと思っていると西に下る切り開きを発見する。割とはっきりとした切り開きなので試しに下ってみる。途中までは明瞭な踏み跡だったが、急傾斜に差し掛かる所で消えてしまった。止む無く往路を戻り、更に車道を下ると再び西に切り開きがある。そして東側にも上りの踏み跡を発見する。これはイケると思い下り始める。ここも最初は明瞭な踏み跡がある。しかしすぐに藪に覆われた掘割道になる。これって水流の跡じゃないよね?掘割道は更に藪っぽくなるが、やや踏まれた感じの尾根道もある。どっちだ?
一旦尾根道に入るが突端に出て踏み跡は消えてしまう。これは違うだろう。もっと沢っぽい所を歩くはずだ。やはり掘割道を行くしかない。掘割道は人為的に出来たもののようだが、あまり使われることは無かったためか、地面は軟弱で足を捕られてしまう。時折派手に転びながらも長興寺の集落が見えてきたときはどっと疲れが出てきた。まあでもこれで山歩きも終了。
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(シャガ)
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(長興寺集落への道)
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(わかりにくいけれども掘割道を撮ったところ 藪と軟弱地盤に苦しむ)
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(集落に出てくる)
長興寺の集落を出ると秩父札所の巡礼道に出てくる。正面に見える武甲山が大きい。この辺りは田んぼが多く、ちょっとした棚田になっている。突き当りはグラウンドになっていて、綺麗な公衆トイレが設置されている。泥塗れになった顔を洗う。現代人に戻ってきたぞ。グラウンド脇の車道は緩やかな登りになっていて、疲れた体には辛い。左にカーブすると丸山鉱泉への道が分岐する。分岐を南に入ると寺坂の棚田だ。ここは山の帰りに寄るには難しい所なので、今まで訪れたことが無かった。それほど大きな棚田ではなく、傾斜も緩いので、見て美しいと感じるほどではない。ただ埼玉という地にあっての物珍しさはある。まだ水を張っていない田が多く、見頃はもう少し後になるだろう。それにもう少し高い所へ上がったほうがよく観察できそうだ。それでも田んぼで泥んこ遊びに興じている子供たちを見ると何だか満足した気分になってしまった。
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(巡礼道近くから武甲山)
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(ちょっとした棚田)
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(左 丸山鉱泉 右 寺坂の棚田)
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(寺坂の棚田)
車道を下っていくと横瀬川に差し掛かる手前にウォーターパークシラヤマなる親水公園がある。橋の上からはデイキャンプに興じる人々が見下ろせる。そうそう。貴重な連休なのだから、楽しまなくてはね。横瀬駅に着くとまだ芝桜の丘へ行く人たちが続々とホームから降りてくるところであった。駅前の観光案内所でお土産を買いこみ、各駅停車の電車に乗り込もうとすると朝以上の混雑ぶりである。国道の渋滞がまだ解消されていないくらいだから仕方がないか。朝のラッシュ並の人波に揉まれつつ、帰路に着いた。
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(横瀬川に架かる橋)
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(ウォーターパークシラヤマ)
DATA:
芦ヶ久保駅8:48~9:06芦ヶ久保大観音(源寿院別院)~9:33琴平神社~9:49日向山~10:05木の子茶屋~10:26日向山分岐~10:38丸山巻き道分岐~
10:52林道出合~11:10大野峠~11:13皇鈴山~11:16パラグライダー離陸場~11:36丸山11:52~12:08森林館~12:57大棚山~14:16長興寺集落~
14:34寺坂の棚田~14:43ウォーターパークシラヤマ~14:55横瀬駅
参考HP 西武鉄道ハイキングマップ
トイレ 琴平神社 木の子茶屋向かい(山の花道) 森林館 横瀬町グラウンド
地形図 正丸峠 秩父
エアリア及び西武鉄道のハイキングマップに載っている一般ルートを歩く分には易しい山だと思います。金昌寺への道はやや長いので、日の短い時期にはご注意を。積雪は奥武蔵地域にしては多いほうです。丸山の巻き道は比較的整備状況良好。金昌寺方面の分岐から長興寺集落へ下りるのは山慣れている人以外はお勧めしません。