見上げれば星の海R

宝塚は花組&月組、歌舞伎は猿之助(二代目亀治郎)
イチオシ俳優は高橋一生
元同人描きによるインドア生活日記

悠未ひろトークショー

2014-04-27 19:20:06 | その他感想
去る4月13日(日)に行って参りました~。
会場は東京會舘ローズルーム。司会は竹下典子さん。

このチラシだと、ほうれい線がちょい目立ってしまって写りがイマイチなんですが・・・
4ヵ月ぶりに逢ったナマともちんは、めっちゃ活きが良かったです!
つか、見た目は全っ然、変わってなかった

明るい栗色のショートヘアーだし、パンツスタイルからは少しも無駄なお肉は覗えないし、ピアスは却ってゲイっぽいし(爆)

歌声も、男役の声のまんまで。
「明日へのエナジー」を歌いながらご降臨。

ダメだよその歌は。サヨナラショーでもここで涙腺決壊したんだから
宙組が生まれたあの日を思い出すから。
本当に「遮るものはない」と信じていたあの頃を。

比較するものではないのだろうが、ずんこ(初代宙組トップ・姿月あさと)より、ともちんの歌声の方が好きだ。
夢の淵でもがき続けた分だけ、温かみに溢れてる。

相変わらず黒目がちな双眸が、光をはらんでキラキラしてました。

Xmasイヴイヴ に退団したともちん。
我々ファンとの最後のふれあいでもあるフェアウェルパーティーがお開きになった後は、同期生と一晩中過ごしたそうだ。
タカラジェンヌの象徴とも言える紋付き袴を脱いでしまうのが寂しくて、かなり深夜まで頑なに着ていたらしい。
リーゼントもこれまた男役の証だから、翌朝まで粘って崩さなかったとか。

年末年始は、宝塚に戻って宙組の仲間と盛り上がる。
ここで年越しそばとお雑煮 を「野生のカンで(笑)」美味しく作れたことに気を良くして、少しお料理をするようになったって。

しばし料理の話題が続く。
あんまり急激に女性に戻って欲しくないなあ、と思っている私には、ちょっと寂しい時間だった。

宝塚歌劇100周年記念式典の日は、当初は荒天の予報だったのが、集結する「OGパワーで」晴れたとか。
昔のコミケみたいだな 晴海上空だけ雲が切れるというレジェンドがあったのですよ。

「行動が遅い」のと、「5人家族みたいな」洋服や靴、小道具等が片付かないせいで、未だに宝塚に住んでいるんだって。

そういえばともちん、ゆうひくん(元宙組トップ・大空祐飛)が退団した時、何着かオシャレな洋服を譲ってもらったんだ と嬉しそうにファンに報告していたことがあったなあ。

ともちんも下級生に喜んでもらえると良いね。
なんでもゲイの役作りにピッタリな怪しい柄物(笑)のシャツを数着所蔵しているので、下級生に同様の役を振られた時のために進呈したいそうだが、役立てられるような作品が今後生まれるのかしら(爆)

退団後も様々な外部の舞台を観たけれど、改めて宝塚歌劇の魅力に気づいたと語ってゆく。
その中で私が大いに首肯したのは、舞台装置を駆使した「場面転換の早さ」である。盆やセリを使っての多元的表現には胸がすく!
(まあ、カーテン前ばかりのクソ演出にも時々お目にかかるのだが・・・

そして、女性が演じるからこその“男役”の美しさ。品性。
ここでは、前に亀ちゃんが
「我々が演じているのは、女性そのものではなく“女方”である」と言っていたことを思い出したよ。

お茶会のゲームコーナー風に、ともちんが壇上から下りてテーブルを回り、ファンの質問に答えてゆく企画もありました。

名前を読み上げられた幸運に感激し、ともちんを前に固まってしまうお嬢さん方が居る一方で、ファンクラブ会員で、ある程度ナマともちんに耐性がある人々も居て、本人にマイクを向けられても平静を保って質問していたのには笑えました。

いちばん会場が沸いた質問が、「本当の身長を教えて下さい」(爆)
よくぞ聞いてくれました!
ネット上では、隣りに居るともちんのせいで「GACKTチビ説」が流布していたからね~。

そういえば、ともちんは在団中から「調子の良い時は1XXcm」という言い方をしていたんだけど、「調子の良い時」って何だよ体調で変わるもんなのかよ、って聞く度に思ってたわ。
今回も同じ表現を使い「調子の良い時、まさこ(星組男役スター・十輝いりす)と一緒に勇気を出して計ったら、
「181cm」だったそうな。嘘は吐いてないそうな。俄かには信じ難いが。
劇団から、『宝塚おとめ』には正確な身長は書いてくれるなと止められていたんだって。
しかし今考えても失礼な話だな 180越えしたらおとめじゃないってこと?

さて、本日のイベントは「トーク&歌」という触れ込みであります。
壇上に戻ったともちんは、3曲を歌い上げてくれました
アルバム『Bon Voyage』収録のコブクロのカバー、
「あの太陽が、この世界を照らし続けるように。」
ディナーショー『Heroe』でも歌った、
「Night and Day~コンチネンタル」
そして、「君はマグノリアの花の如く」
風共のオープニングでも聴けたけれど、このトークショーではフルサイズ。
ちょっと得した気分でした

退団後も、歌のレッスンは続けてるそうです。
どうもともちんはダンスは苦手意識があるみたいですね。在団中も時折口に出していたから。
私がともちんのファンになったきっかけは情感のこもった踊りを観たことだったから、本心から意外に思うし、この先も見せ続けて欲しい。
『MOON SAGA ―義経秘伝― 第二章』では殺陣もあるみたいなので。

で、その『MOON SAGA』では平教経役。
オファーには「えー・・・男役、なんですか?」だったら~と引き受けたんだって。

役名を知った時、私は大河ドラマではどの俳優が演じていたか思い出せなくて。
ちょっと調べてみたら、なんと、「義経」(’05年)にも「平清盛」('12年)にも、出てなかったよ教経さん
どういうこった。義経と互角に渡り合った勇猛な武将ということなのに。
私が知っている著作で出てくるのは歌舞伎「義経千本桜」ぐらいか?
いやこれも予習には全くならんなあ
おとなしく平家物語を読みますかね。

と、その前に7月にコンサートがあるんだった。
宙組OGの仲間と共演するらしいので詳細発表が楽しみ!
しかも、演出の齋藤吉正先生を始めとして、音楽・衣装も『Heroe』スタッフが再結集するとのこと。
数曲で構わないので、またエロスな歌があることを期待しています

自分のテーブルの近くを通った時、まじまじと眺めているうちに、
「ああやっぱりカッコイイな、好きだったなあ」と当時の想いがよみがえったひと時でした。

ともちんがEdenにいたあの時間はもう戻らないけれど、男役芸を彼女が捨て去らない限り、これからも見守っていきたい。
遠くから、生温く(笑)

「軍師 官兵衛」第十四回

2014-04-19 19:13:10 | ドラマ
サブタイトル『引き裂かれる姉妹』を目にした瞬間、
うっわどうしよ、自分、
力・光姉妹の仲に 1ミリも興味無い。

今回もつまんなそうだなあ、などと思ってしまった。
そもそもこの二人、良好とは言い難い仲じゃなかったか?
さらに、身内が敵味方に分かれる事態は、戦国時代ではもの珍しいことではなかったんじゃないかしら。
当人たちも割り切るまでは行かなくても、覚悟して日々を送っていたんだろうと思うのね。
なのに、この姉妹だけ悲劇的にクローズアップしてがちゃがちゃ騒ぐのは如何なものかと。
もうね、最初っから構えて見始めたから・・・。

ドラマの展開を追うのは、3分後に諦めました。
九郎右衛門の出番だけを追うことにしました(あ、いつもか

出陣前に何やら揉めている黒田家家臣三羽烏。
「殿の義姉上に槍など向けれぬ」という太兵衛に、
「その長槍、力様をお救いする為にも使えるであろう。
 殿のお気持ちを考えればやることは一つだ。
 それもわからんようならお主はうつけじゃ!」と返す九郎右衛門。
ここの、太兵衛を見上げる上目使いに胸キュン。
一生くんファンは太兵衛になったら結構楽しいかもしれない
キレた振りをして(笑)、胸ぐら掴んで取っ組み合いに持ち込めるもんなあ

翌朝の戦場では、官兵衛に「太兵衛、九郎右衛門、出ろ」と命じられる二人。
「はっ」と揃って返し、軽やかに馬を駆り出て行くのがカッコイイ!
善助は主君の傍らに残る。やっぱり彼が三人のうちでは上席なのだな。
ちょっと悔しいけどしょーがない。

やけになってるわけじゃないだろうけど、バッサバッサと敵を斬り伏せてゆく二人。
おや、とここで気づく(←遅い)
大鎧も兜も着用してない! せっかく特徴覚えたのにぃ~ まああれ動き難いもんなあ。
当世具足ってやつですか? 甲冑に詳しい方教えてください

上月の援軍として宇喜多勢が現れると、黒田勢は劣勢に転じる。
窮地を目の当たりにしても、天才軍師・竹中半兵衛は動じない
涼しい顔で「手は打ってあります。あれをご覧下さい」と軍配で示した先に、長槍を振り回す一騎の武者が駆け込んで来た。

何とも体力を消耗しそうな登場の仕方に私は笑ってしまったのだが、迎えた直家は珍しく驚愕しているではないか。
「鹿が出よったか。これは長引くぞ・・・退けぇ、引き揚げじゃ!」
ええ~っ、たった一人だよ? 何という無双(爆)。誰だよ?

「三日月の前立て、山中鹿介殿であろう」
クールなキャラを少し持ち直した九郎右衛門、解説ありがとう

戦いの終焉は唐突に訪れた。
城主・上月景貞の首級を、家臣が差し出したのだ。
家老の高島吉右衛門らをけし掛けたのは直家であった。

「秀吉に伝えよ。上月を開城させたは、わしの手柄じゃとな」と己の所業を官兵衛にベラベラ喋る直家も大概だが、
館に帰って奥さんに全部喋っちゃう官兵衛もどうかと思う。

そんでもって、いつもの「一日も早くこの乱世を終わらせて下さりませ」
キタよ

共感はできるけど、こう毎度同じところに着地されるとねえ。
はいはい、戦の無い世にする為に戦ってるんだよね。
わかったわかった、立派な夫婦だねえ。末永く仲睦まじくお幸せに・・・とか嫌味言いたくなっちゃう。

力とその娘たちは、自害寸前のところを黒田主従に押しとどめられる。
「義姉上、生きるのです。生きよ!」
それが生き残った者の務めだと、官兵衛は続ける。
きっと、それは正しい。
でも、正面から声高に叫ぶ他に、伝える術はないのだろうか。

半兵衛ならば、スッと腑に落ちる答えを用意してくれるような気がする。簡単には教えてくれないだろうけどね・・・
谷原さんの半兵衛には満足してます。孔明様を思わせる優美さに毎回萌え萌え!

チェックメイト

2014-04-13 22:26:26 | 日記
人生初めて
男性を食事に誘ってみたんだが
見事玉砕した

私って、外見も発するオーラも重いからなあ
変に構えられちゃったかなあ

別にどうという意味もなく
ただ相談したいことがあっただけなんだけどねえ
難しいねえ
フランクに誘い誘われができる人たちがうらやましいっす

スミマセン、次回からまたゆる~い観劇&視聴ブログに戻りますのでお許しを

妖怪なきはらし

2014-04-06 15:56:16 | 日記
イノッチの気持ちが手に取るように解る
普段から糸目な私
もともと豊富なまぶたが 
今や醜く腫れ上がり
大仏様みたいになってしまっている

ここ数日べそべそ泣いているせいだ

この土日は 人目が無いから回数が半端なくて
洗面所でべそべそ スーパーの行き帰りにべそべそ パソコンの前でべそべそ
自分でもウザくて困惑している

年度末と年度初めの尋常でない忙しさを乗り越えた途端 こうなってしまった

3月31日までそこに座っていた人たちが、4日1日に日付が変わっただけで消えていた
10人が去った

そのうちの2年間特に頼りにしていた人の不在が
初日からボディブローのように効いてきて
胸が痛い

一人では判断できない業務がゴロゴロ出て来る
途方に暮れて 助言して欲しいとメールを送った
すぐに返事が来た

ありがたかったけど そこに書かれていた指示が私には理解できなかった

自分はこの二年間何を学んできたんだろう
仕事を覚えたような気になっていただけだ
以前だったら気軽に聞いて助けてもらうことができたから
甘えていたのだ

メールにはさらに 異動先は多忙で余裕のある時間がないとあった

暗に これ以上連絡をしてくるなということだろう
うん これ以上甘えるわけにはいかないね

立派な大人なんだから 20年近く社会人やってるんだから
新たな顔ぶれと相談して やっていけば良いんだ

わかっているけれど 気持ちが追いつかない

突き放された寂しさと 情けない自分への憤りで
涙が止まらない

外は満開の桜 祭りに賑わう人々
対極の静寂に 一人置かれて
桜の花びらが風に舞う様を見ている

月曜日から頑張るから
新しい仲間から 自分に下される評価は怖いけれど 頑張るから

今日が終わるまで 想うことだけは赦して欲しい

はい、浸るのはここまで!
朝までにこの腫れた目をどうにかせにゃ~

佐殿贔屓のたわ言

2014-03-30 19:31:38 | 日記
昨年の年末に宝塚歌劇団を退団したともちん(元宙組男役悠未ひろ)。
来月のトークショーを皮切りとして、再始動の扉が開かれようとしています。

本格的な外部の舞台のお仕事も決まりましたよ
『MOON SAGA ―義経秘伝― 第二章』
【原作・脚本・演出・主演】GACKT
【企画・衣裳コンセプトデザイン】CLAMP
ですって。
ははは。題材から主演者、企画者に至るまで、見事に私の苦手分野が揃ってしまいましたあ
あ、鎌倉時代は愛しているのです ただひとえに、
源義経が嫌いなんです。(致命的)
マズイ、食指動かねえ

弁慶役なら観たい。
とも思ったけれど、既に他のキャストがいらっしゃるんですね。残念。
(つか、それ女優デビューじゃないし)

私は頼朝兄ちゃんの大ファンなので、鎌倉方の役が良いんだけど。
和田義盛とか畠山重忠とかどうですか。
いっそ、北条時政でもいいよ。
(だからそれ女優じゃないって)

配役発表が待たれます(爆)
まあ今頃もう判明してるでんしょうけどね~

● 補足 ●
“佐殿”は「すけどの」と読みます。
前右兵衛権佐であった源頼朝の呼称の一つです。