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ゴルゴ13の謎 Mystery of G

ちょっと辻褄が合いません、という程度の謎の考察だよ。

13人目の陪審員

2014年08月16日 | 1996年~2000年
SPコミックス第116巻、第3話。1996年3月作品。

米国南部で起こったレイプ殺人。容疑者は大財閥の御曹子、被害者は秘書の黒人女性。容疑者の父親は凄腕弁護士を雇い、陪審員を買収し無罪を勝ち取るが・・・

登場人物
ケント・キングリッチ■世界有数の大企業キングリッチ社会長
レイモンズ・キングリッチ■キングリッチ財閥の御曹子。専務
シャーリー・ウォーズ■レイモンズの秘書。レイプ殺人被害者
???・ウォーズ■シャーリーの父親。ゴルゴに仕事を依頼
ファーガソン■スコーピオンと呼ばれる敏腕弁護士
ゴドフリー・ライト■神父。ゴルゴへの仕事を仲介
モーガン■検事。トウゴウの警察官への暴行事件を担当
フランク・トウゴウ■

ゴルゴの話
この仕事はゴドフリー神父から連絡があったものだ。教会で会った依頼者は大学の教授で、始末してほしい人物は、娘をレイプして殺した男、レイモンド・キングリッチ。

レイモンドは依頼者の娘シャーリーを車内でレイプし絞殺したのち死体を川に投げ込んだ。ところがパトロール中の警官に怪しまれ逃亡を図るもカーチェイスの末、身柄は拘束され逮捕されてしまう。女性の死体にはレイモンドの歯型が何か所かはっきり残っており、逃走したクルマからはシャーリーの血痕とレイモンドの体液が採取された。このままなら裁判によって有罪になるのは目にみえている。

ところが事はそうは運びそうにないので俺に仕事が回ってきたわけだ。

加害者の親父は世界的な清涼飲料メーカ、キングリッチ社の社長。レイモンドはその息子で専務。レイプされ殺された娘はレイモンドの秘書で黒人女。場所はアメリカ南部、ミシシッピーの片田舎だ。親父はキングリッチ王国の威信にかけ裁判に勝利すべく莫大な金を投入する。

依頼者の要望は単なる殺しではない。俺にレイモンドが有罪か無罪か判断してほしい、という。有罪なら死を。そして、これは復讐ではない、裁きだと言った。俺は仕事をひきうけた。


有罪(ギルティ)・・・・