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ゼミ合宿に行ってきました

2005-09-19 23:59:56 | 研究

ゼミ合宿で那須塩原温泉に行ってきました.2泊3日の行程で,初日は移動と発表,二日目はスポーツと観光,三日目は移動だけです.初日の発表は5時間にもわたる持久戦で,さすがに疲れました.


2日目の9月18日は私の誕生日でした.また,この研究室には9月18日生まれの学生が2人います.つまり,同じ誕生日の人が3人もいるのです.ビア・サーバービア・グラスをプレゼントしてもらいました.ありがとう.


さて,飲み会などでスピーチをする機会があったんですが,酔っぱらっていてきちんと話ができたのか不安です.そのときにした話のことは,別のエントリーに書きます.


研究室対抗ソフト・バレーボール大会で3位入賞,敢闘賞を受賞!

2005-09-14 23:59:59 | 研究

大学で行われた研究室対抗のソフト・バレーボール大会で3位になりました.敗退した準決勝でもフル・セットに持ち込んでおり,決勝まであと一歩というところでした.まともな練習をほとんどしていないにもかかわらず勝ち上がることができたのは,チームの団結力のおかげでしょう.


私は,中学校時代,バレーボール部に所属していました.人数が少ないチームだったこともあり,一応レギュラーとしてそれなりにがんばっていました.(高校と大学はバドミントン部です.)


今回,その経験が活きて,なんと個人賞の敢闘賞を受賞しました.3位になれたおかげです(敢闘賞は3位チームから一人ずつ選ばれます)から,チームの皆さんにはとても感謝しています.ありがとう.


実験データ

2005-09-14 07:32:52 | 研究

asahi.com に,「東大教授の論文に『根拠得られず』 大学が再実験を要請」という記事が載っていました.いくつかの論文について,再現実験ができないというクレームが学会に寄せられたため,学会が大学に調査を依頼し,大学が調査したところ,実験ノートなどの生データが残っていなかったとのこと.調査に当たった研究科長は次のように述べたそうです.

生データの保管は研究者のイロハ.ノートは他の研究者が再実験できるように保管すべきものだ.

それに対して,この教授は

担当の研究者によると,実験の生データをすべて出せなかったのは確かだ.研究記録をノートに残すのは当然で,それをやっていないとは思っていなかった.担当者はきちんと再実験できると言っている.

と語ったそうです.結局,再実験をするはめになってしまいました.


再集計する可能性もあるので,実験データをそのまま残しておくのは当たり前ですから,「実験データはそのまま残しておいてね」といちいち学生に指示していません.こんなことにならないように,指示しておいた方がよさそうですね.


重要な実験の場合,次のものを残しておきましょう.

  • 前処理などに使用したツール
  • 作成した実験プログラム
  • 入力データ(できれば前処理する前とした後両方)
  • 前処理や実験のときに入力したパラメータ
  • 出力結果(プログラムの出力そのまま)


参考: asahi.com の記事

御用聞き

2005-09-13 00:15:27 | 研究

NHK「週刊こどもニュース」の前お父さん役として有名な池上彰氏が,日経ビジネス・アソシエ(9月20日号)の「私の始末書」というインタビューで,新米記者として警察担当をしていた時代に得た教訓を次のように述べています.

何かを知りたい時や,調べたい時,ただ相手に御用聞きに行っても教えてくれない.少しでもいい.情報を持ち,ある程度の仮説を立てた上で,教えを請いに行ったり,調べたりすれば,欲しい情報がつかめる.


研究や勉強でも同じですね.先生に「何をしたらいいですか?」と御用聞きに行ったとしても,自分が期待しているような答えはまず得られません.少しでもいいから何かを調べた上で「(具体的に)こうしようと考えているんですが,どうでしょうか?」と聞けば,先生も具体的に答えてくれるでしょう.


週刊こどもニュースは分かりやすくて好きです.新聞を読まない大学生よりも,週刊こどもニュースを見ている小学生の方が,きっと頭がイイでしょう.


参考: NHK 週刊こどもニュース

プレゼンテーションの極意

2005-09-01 18:44:01 | 研究

プレゼンテーションの極意(川崎和男著,ソフトバンク・パブリッシング刊)を買って読みました.(少し前のことですが.)


この本は,プレゼンテーションのテクニックを伝授するのではなく,心を説いてくれる本です.学生時代に MacPower という雑誌で川崎和男先生のコラムを読んで以来,先生には注目していました.プレゼンテーションが重要な仕事の一つである私には,先生が PowerPoint を酷評しているのが気になっていました.というのも,私は,学生時代に,PowerPoint でプレゼンテーションをするためだけに Mac から Windows に switch したことがあるからです.


さて,なぜ PowerPoint がダメなのかというと,プレゼンテーションがありきたりで他の人と同じようなものになってしまうからです.本書では次のように述べています.

その利便性のため,見た目には「立派」な資料ができるかもしれない.作成した本人もその出来栄えに,まるでプレゼンテーションが成功したかのような錯覚を覚えるようになってしまう.

自己満足できる資料のようなものを見て,これなら他のプレゼンテーターと一線を画すような「立派」なプレゼンテーションができる,という幻覚を持ってしまう.

しかしこれは大きく間違っていると認識して欲しい.


プレゼンテーションは PowerPoint でするものだと思っている人は,読むと目から鱗が落ちるでしょう.


プレゼンテーションの極意
(Amazon.co.jp アソシエイト)

ILP-2005 で発表しました

2005-08-11 23:59:59 | 研究

ILP-2005 で発表しました.スライドを使った口頭発表をした後,バスで移動してポスター・セッション会場へ移動しました.写真はポスター・セッションの会場の様子です.ポスター・セッションの方が質問や意見をたくさんもらえるのがうれしいです.


ICML-2005 に参加しています

2005-08-07 23:59:59 | 研究

今度は ICMLILP に参加するためにボンに来ています.ICML は機械学習の分野で一番大きな会議です.ILP は帰納論理プログラミング(ILP)に話題を絞ったとても濃い会議です.写真は,ボン市庁舎で行われた ICML のウェルカム・レセプションの様子です.このホールには,ゴルバチョフ元大統領やエリザベス女王も来たことがあるそうです.


ところで,ボンは大きな観光地ではないので,英語が余り通じません.レストランのメニューにはドイツ語しか書いてありません.結構大変です.


IJCAI-05 に参加しています

2005-08-01 23:59:59 | 研究

イギリスのエジンバラで行われている IJCAI-05 に参加しています.写真は今日まで泊まっていた B & B の部屋からの眺めです.遠くに見えるのはエジンバラ城です.


IJCAI は人工知能の分野では一番大きい国際会議で,2年に一度行われています.今回は,MDPs,POMDPs,強化学習などに関するセッションを中心に発表を聞いています.こういうところで発表を聞くと,研究をがんばろうというエネルギーが得られます.


ところで,イギリスは物価が高いのでたいへんです.6ポンド(約1,200円)のランチが安く感じられます.売店でサンドイッチと水を買うと5ポンドぐらいになります.


DS 2005 にアクセプトされた

2005-07-14 15:58:35 | 研究

発見科学国際会議 DS 2005 に論文が通りました.


国際会議で発表するには,論文を投稿し,審査に通らなければなりません.審査に通ることをアクセプトといいます.反対に,通らないのはリジェクトといいます.もちろん,リジェクトされるとへこみますし,アクセプトされるとうれしいです.でも,たくさんアクセプトされると今度は旅費が足りなくなってしまうといううれしい悩みがあります.


ちなみに,国際会議とひとことで言っても,ピンからキリまであります.情報科学関連の国際会議では,論文をきちんと書いて投稿し,審査を通らないといけない会議が多いです.ほんの一握りの論文しか通らない会議もあれば,ほとんどの論文が通る会議もあります.また,論文の概要だけを審査するような会議もあります.さらには,審査が無いに等しいような会議まであり,裏では業績稼ぎ用の会議だと言われています.


実は,研究業績には「国際会議で何なに回発表したか」は考慮されますが,「その国際会議はどのくらいのレベルなのか」は関係ありません.ちょっと変ですけど,レベルが高いかどうかはその分野の人にしかわからないのでしかたありません.研究の世界で生きていくには論文をたくさん書かなければならないのですが,ここでジレンマが生じます.できればレベルの高い会議で発表したいのですが,レベルの高い会議ばかりに投稿するとなかなか論文が通らないのです.


何はともあれ,DS 2005 に通ったのは良かったです.


DS 2005

続 ブログ再考

2005-07-13 23:59:59 | 研究

前述のセマンティック・ウェブとオントロジー研究会でおもしろかった講演のひとつが,ブログの心理学に関するもの.なぜブログを書くのか,誰に向けて書くのか,ですます調で書くかどうかなど.


このブログでも,試験的に,ですます調にしてみマス.


ブログ再考

2005-07-13 20:07:02 | 研究

ブログを始めて1年が経過した.ここでブログについて改めて考えてみたい.


ブログを始めたきっかけは人工知能学会のセマンティック・ウェブとオントロジー研究会のブログ特集に参加したこと.「研究室での情報交換にブログが使える」「エントリを解析すると書き手の興味が抽出できる」ということで,まずはこれを念頭にスタートした.で,1年やってみたところ...


まず,研究室での情報交換(情報提供)に使うという目的はあまりうまくいきそうにない.研究テーマに関連したニュース記事を見つけては紹介していたけれど,面倒になってきて最近は紹介していない.研究室のテーマが自分の興味と完全には一致していないのが原因.自分の研究テーマについてならいくらでも書けるのに.(もともと研究室の学生には別の手段で紹介しているので,ブログに書くのは二度手間になるというのも原因の一つ.)


次に,書き手の興味が抽出できるように書くという目的もあまりうまくいきそうにない.これは,いいかげんなことは書けない(というメンタル・バリアがある)のが原因.例えば,スポーツで一番興味があるのは中日ドラゴンズや名古屋グランパスなんだけど,関東では中継がないので記事が書けない.その結果,中継がある F1 やサッカー日本代表の記事になってしまう.


とりあえず,この二つの試みはこれでおしまい.しばらくは原点に立ち返って「研究と趣味について心にうつりゆくことを,つれづれなるままに」書いていこうと思う.


人工知能学会全国大会に参加中

2005-06-16 15:34:44 | 研究
人工知能学会全国大会のために,福岡県北九州市に来ている.
昨日は,学生の発表が3件と自分の発表が1件.明日は学生の発表が1件.

  • 判決文における勝敗判別のための情報抽出. 伊藤星子, 松井藤五郎, 大和田勇人
  • ILP における GA を用いた仮説探索の一手法. 大橋雅彦, 松井藤五郎, 大和田勇人
  • 重み付きサンプリングを利用した Boosting の ILP への適用, 岩丸悠一, 松井藤五郎, 大和田勇人
  • 株式取引エージェントへの強化学習の応用, 松井藤五郎, 大和田勇人
  • ILPに基づく蛋白質一次構造からの機能予測における生成ルールの分析, 田畑雅也, 松井藤五郎, 大和田勇人

MacOS X 10.4 Tiger ファースト・インプレッション

2005-05-04 09:59:35 | 研究
新しい MacOS X が出たので早速購入してアップデートした.
アカデミック版はかなりお買い得.

ちょっと使ってみてうれしいところ
  • Mail の件名に長い日本語を入れても切れなくなった.
  • Mail の受信がバックグラウンド処理になった.
  • Mail のスマート・メール・ボックスは便利.
  • Safari(MacOS X の標準ウェブ・ブラウザ)が RSS 対応になった.
  • Safari でサーバが見つからなかったときのメッセージがダイアログでなくなった.
  • Spotlight の検索は今までより信頼できそう.
  • 何の問題もなくアップデートできた.


ちょっと使ってみて不満なところ
  • Finder の見た目がそれほど変わらない.
  • Dashboard の使い方が直感的でない.