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「「改革」のための医療経済学」を読んだ

2009-03-12 12:21:23 | 本と雑誌
医療系ブログの「勤務医 開業つれづれ日記2」さんで紹介されていたので購入。
個人的に、医療問題に関心があるので、ちょくちょく医療系ブログや書籍などに目を通している。



■「改革」のための医療経済学
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本書を読んで、目からウロコが落ちまくり。
政治家や官僚やマスコミも本書を読んで、少しは医療について勉強しなさいと言いたい。

日本において、GDPに占める医療費の割合は、OECD加盟国のなかでも最も低い部類に入る。
また、高齢化をはじめ、我々が一般的医療費高騰の原因と思っているものは、実は医療費高騰にはさほど寄与していない。
よって、現在国がすすめている医療費亡国論に基づく医療政策は、日本医療を崩壊させる可能性が高いだろう。
(現実には、すでに医療崩壊が始まっている)

また、我々も患者の立場として、医療制度や医療経済について学ぶべきだろう。
アメリカ型の医療制度を見習ってしまったら、日本の医療もおしまいだ。

マスコミの影響もあって、「日本の医療制度はよくない」と思っている人も結構いると思う。
そんな人は是非本書を読んでほしい。

本書には、多くの日本人が知らないであろう事実が書かれいる。
たとえば、「日本の医療は世界一」ということを知っている日本人は少ないだろう。

経済学の基本をしっていないと読みづらいかもしれないが、決して難しい内容ではない。
是非、多くの人に読んでもらいたい。





日本の医療崩壊が始まっているのは、外資系保険会社がバックにいます。
http://med2008.blog40.fc2.com/blog-entry-688.html

そしてその利権にむらがる政治家や官僚がいます。
投票の際は、きちんと政策を見て候補者を選びましょう!
厚生労働省や文部科学省といった役所、朝日や毎日をはじめとしたマスコミなどは、さらに医療崩壊を推し進めようとしています。

事故や病気で瀕死の状態にもかかわらず、処置の前にクレジットカードをチェックされるような医療体制がいいと思いますか?
目の前に病院があるのに、それが金持ち専用の病院のため、はるか遠くの病院に運ばれるような医療制度がいいとおもいますか?

医療が自由化された国々では、これらのことは当たり前に発生しています。

日本の医療の素晴らしいところに目を向け、現在の日本の医療について知ろうとすることが重要だと思います。
我々は今後どうしていくべきかを、一人一人が考えてみてはいかがでしょうか。
このまま進めば、本当に日本医療は崩壊してしまうでしょう。



■「改革」のための医療経済学
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