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21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

大戦前夜

2023-02-19 06:35:41 | 政治にモノ申す

 ロシアのウクライナ侵攻に始まった戦争への助走がにわかに加速している。中国の挑発、北朝鮮のミサイル、大戦前夜を予感せずにはいられない。

 救いはこの国の国民が政治に無関心すぎて、緊張が高まらず国防意識が思いのほか膨張しないことだ。しかし、世界のどこかが引き金を引けば世界に散らばる火薬庫は火を噴くだろう。そうなれば、ダルダルだった国民の意識は、雪崩のように国防に傾き、戦争を厭わない世界の潮流に一気に流されるのだろう。

 今の日本の政治家のほとんどが、戦争どころか、戦後の記憶すらない、平和ボケ世代であり、いざ、事が起これば戦争ドンとこいのアメリカに追従するしかない。国民も同じようなもので、過去と向き合うことを怠ってきただけに、流れに逆らう術を知らない。

 これは怖い。戦争の愚かさをかろうじて感じてきた戦後生まれの昭和育ちにとっては、本当に怖い。

 かっては自民党にも戦中派がいて、軍拡に歯止めをかけていたが、今や自民どころか野党ですら反戦意識は遠のいている。いったいどうすりゃいいのだ。

 岸田政権は、明らかに内向きで、安倍政権のように過剰な危機感を煽ることななさそうだが、問題は次の政権だ。これ以上、やばい兆候が続けば、いつか来た道に逆戻りしかねない。

 

 

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安倍襲撃が実った?被害者救済法成立

2022-12-10 22:23:11 | 政治にモノ申す

 旧統一教会被害者救済法案の可決は結構だが、ここに至る経緯を振り返ると、今の政治がいかに無責任で時流にただ流されるだけの場当たり政治であることが透けて見えて来る。

 そもそも旧統一教会の問題だが、発端は明らかに信者の息子による安倍元首相の襲撃事件である。

 もし、あの事件がなければ、旧統一教会の霊感商法の餌食になった被害者がクローズアップされることはなかったはずだ。事件当時の報道によれば、襲撃した犯人が、何故、安倍氏を襲撃したかについて、安倍氏と統一教会の関係について確信があったわけではなかったと言っていたらしいが、もしそうであれば一連の旧統一教会糾弾は、犯人にとっては自分でもびっくりするほど効果があったのではないだろうか。今は罪を悔いるどころ玉を取って満足しているかもしれない。

 国葬をめぐって批判が相次ぐなど、横道にそれた論争も起こったが、考えてみれば一つの殺人事件がこれほど成果を上げたことが過去にあっただろうか。見方によっては犯人の思いが実ったレアなケースと言っても過言ではない。

 一連の流れから見えてくるのは、被害者救済法成立は結果論であり、永田町の本音は旧統一教会と政治家の関係という救いようがない事実から国民の目をそらすことだった。そのためには国会が統一教会を潰すポーズをとるしかなかったということだ。

 被害者家族が涙ながらに被害者救済の継続を訴えたが、おそらく、これで幕引きとなるだろう。かつて統一教会の霊感商法が社会問題化したが、何も解決することなく、統一教会は名称こそ変えたものの、信者の財産をむしり取り続けてきたのだ。オウムだって名前を変えて徐々に信者を増やしているように、宗教団体を潰すことは不可能なのだ。

 信仰の自由が憲法で保障されている以上、本来宗教団体の所業を監視するのは政治ではなく、マスコミであるべきで、政治の役割があるとすれば、政教分離の徹底しかない。ところが現実は、公明党と創価学会を例に挙げるまでもなく、多くの政治家が選挙の票取り目的に宗教団体参りをしているのが実態だ。つまり、宗教に関していえば、政治は無力なのだ。

 もし、統一教会の霊感商法を糾弾するとすれば、マスコミがその悪辣さを俎上にあげ、入信に歯止めをかけるきっかけをつくることくらいが精一杯だ。被害者の救済については、信者が自ら恐喝等の訴訟を起こすしかない。今回の被害者救済法がその一助になるという理屈なのだろうが、実際は被害者は家族であり、マインドコントロールが解けない以上本人が訴訟に打って出るケースはほとんどないだろう。実は政治家も、信者の家族も、今回の被害者救済法がほとんど効果がないことはわかっている。政治家はこれで決着したとほくそ笑み、被害者家族はこれで再び救済の道が閉ざされると不安になっている。

 なんと底の浅い政治であることか。これが場当たり政治の限界だ。結局は信者家族の放った弾丸に散った安倍氏の命も、報われることはないのだ。

 

 

 

 

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村上議員の国賊発言騒ぎに期待すること

2022-10-13 12:04:03 | 政治にモノ申す

 国葬を欠席した村上議員の国賊発言も関心しないが、さも一大事のごとく大げさに処分を決めた自民党のドタバタもあきれるばかりだ。

 村上議員の発言は、国葬に対する憤りからメディアのインタビューではずみで出た当人の語彙不足による失言だろう。そんなもの、「言い過ぎだろう」、「ごめん言いすぎた」で済む程度の問題にしか思えない。

 問題にするとすれば、むしろ安倍氏の政策批判が身内から堂々と出たことであり、村上議員の批判について考察くらいはメディアも野党もすべきだろう。

 もちろん失政に対して国賊というのは、議員の主観としてもあまりにも感情的な言い草で品位を疑うが、国民同様に岸田内閣のこれまた安易な国葬決定には身内ももろ手を挙げて賛成したわけではないことは明らかだ。今さらやってしまった国葬をくどくど批判してもしかたがないが、総括は絶対にすべきで、今後も起こりうる政治家の国葬についての何らかの指針にはなるだろう。

 野党も国会で追及するなら、岸田内閣が国民の多くが反対した国葬を決めた明確な理由と判断基準は、首相の言質を取るべきだ。

 さらに、村上議員の欠席理由を野党としてクローズアップし、国賊は言い過ぎと前置きしたうえで、議員が批判した安倍氏の失政を支持するポーズくらいはしておくべきだろう。村上議員は喜ばないだろうが、岸田政権への揺さぶりにはなる。

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二階の恥こそ自民の象徴

2022-10-05 09:13:05 | 政治にモノ申す

 混迷極まった感ひとしおの岸田政権、自民党の長期政権時代など所詮は過去の栄光であり、今、時代が求めているのは安定ではなく突破力なのだと老い先短いじじいは安定志向のクソ政治家どもに檄を飛ばしたくなる。

 どっちらけの国葬、統一教会との関係、安倍がらみのクソみたいな案件で、今や政治はずぶずぶ、この先の生活向上は当分望めそうもない。そんなダメダメな政治の象徴が、二階俊博だ。何より政治家としての信念が皆無で、政治信条なしに権力ににじりよるだけの男だ。

 竹下派分裂以降、新生党、新進党、自由党と小沢一郎の側近とまで言われた時代の二階のHPをみたことがあるが、もはや小沢を神と奉り、とことん小沢先生についていくと宣言し、見ているこちらが恥ずかしくなるほどの心酔ぶりだった。そんな男が今や自民党の重鎮におさまり、好き放題である。そんなクソみたいな政治家が幅を利かせている自民党にいったい何を託せというのか。

 円安、値上げ、今や国民生活は危機に瀕している。そんな時に、葬式でグダグダもめている政治を恥と感じない政治家どもはいったいこの国をどうしようというのか。目先のクソ案件にうつつを向かすだけの政治家は不要だ。与党も、野党もそろそろ真剣にこの先のビジョンを示してほしい。

 

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もう政治家の国葬はなしに!

2022-09-28 07:30:30 | 政治にモノ申す

 安倍国葬はニュースで見た程度だが、友人代表のあまりにも陳腐な弔辞に、政治家の国葬ってやっぱ国民の支持が絶対条件だろうなっていうのが印象だ。かといって国民投票をする案件でもないし、そんな時間もないわけだから、必然として世論調査が判断材料ということになる。その意味では安倍国葬はなしだろう。しかし、そんなあいまいなものに何十億も国費を投入するのもどうかと思うわけで、結局、政治家の国葬など本来は考えるべきではなく、万が一実施されるとしたら文句なしに国民全体が要望した場合しかないだろう。そんな政治家が現れるとは思えないが。

 情報では、当日は武道館で柔道の大会が決まっていたとう。本来、大会に参加予定だった警察官が警備をしていたという笑えない話もある。

 もう、無駄な論争を呼ぶだけの政治家の国葬などなしにしたほうがいい。

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