こつぶろぐ

もうも・玉・姫・コツメの日々あれこれと、時々保護犬たちの様子を綴っています

放射線治療2回目終了

2020年06月05日 | 小粒

未分化癌(みぶんかがん)。

調べれば調べるほど本当ーに厄介な癌で、

小粒に残された道は、もはや選択も出来ないほど

何もないことが徐々に分かってきました。

 

放射線治療で少し小さく出来たとしても、

鼻が通って鼻呼吸出来るようになったとしても、

あっという間に再増殖します。

そしてまた鼻がふさがるのは確実だそうです。

増殖スピードは驚くほど速いのだそう…。

 

最初にその説明を聞いていた私たち。

『また大きくなるのが分かっていながら

放射線治療する意味あるのか?』

小粒父は放射線治療を希望しませんでした。

確かに、わずかな時間稼ぎのために

受ける治療としては高額すぎます。

 

でも。

今の苦しそうな小粒をどうしても見ていられなくて。

わずかな期間でも鼻を通してあげたくて。

呼吸出来るようになったらもう一度だけ散歩がしたくて。

わがままを言いました。

 

「再び塞がった時、鼻の骨を一部切り取り

そこから癌細胞をかき出す手術は出来ませんか?」

そういう手術は実際あるそうですが、

術後回復に時間がかかる上に

未分化癌の場合はすぐに塞がってしまうそう。

2週間で元に戻った例もあるとか!?

結局、何をしても増殖は避けられないそうです。

せめて違う種類の癌ならもっと方法があったのにね…。

 

放射線治療で鼻が一時的に通ったとして

また塞がってしまった時。

小粒のガッカリはいかほどのものか。。。

きっと想像以上の絶望感を味わうだろうな。

考えるだけで心臓が痛くなります(涙)。

なるべく苦しまず、出来るだけ普段通りの生活を

どうやったら送らせてあげられるか。

今と同じようにただ見守ることしか出来ないのか。

何か出来ることはないのか。

しばらくは悶々と考える日々が続きそうです。

 

2016年にすい炎を患った時は

小粒との死別が怖くてたまりませんでした。

それが今は不思議なほど恐怖を感じない自分がいます。

小粒が気持ちよく眠ったまま逝けるなら、

明日お別れでも全然構わない。

呼吸不全でもがき苦しみ、のたうち回りながら

意識を無くしていく小粒を想像することが

今の私の恐怖。

どうかそれだけは避けたい!!

 

 

今日は2回目の放射線治療でした。

1回目の後、血の混じった鼻水が止まらなかったのですが

今回は問題なし。

『放射線で叩いた細胞が排出されてるんじゃない?』と

鼻水を見た小粒父が言ったけれど、

叩いた細胞は体内に吸収されるだけで

外には出ないそうです。

 

2回の照射ではまだ大きな変化はありません。

来週こそ鼻が通って

ぐっすり眠れるようになりますように。


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