ファンが彼らに求めるもの。

「まるでバレンタインカードみたいじゃないか！」　カーペンターズ４枚目のアルバム 【A Song For You】（日本ではトップ・オブ・ザ・ワールド) のジャケットを見たリチャードが発した言葉である。
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彼らはデビューしたときから優等生的なイメージに悩まされ続けてきた。所属するA&Mレコードの戦略だったのかプロモーション用の写真やアルバムジャケットは必要以上にクリーンなイメージを要求されたのだ。　ローリングストーン誌のインタビューで彼らは「写真を撮ればみんな笑え、笑えって、いいかげんウンザリだ」（リチャード）
、「私達はごく普通なのに」（カレン）と訴えています。
しかしファンの多くはそんなレコード会社が作ったイメージを支持しました、なんと皮肉なことでしょう。【ファンに愛されているのは作られたイメージのカーペンターズ】　そんな思いが彼らにはあったかもしれませんね。
もしもこういった戦略を取らずに売り出されたらカーペンターズはどうなっていたか考えてしまいます。カレンの歌唱力、リチャードの音楽センスは素晴らしいですからどちらにせよ有名にはなったとは思うのですけどね…。