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さまざまなことども

さまざまなことども書いとります

三昧な日々

2014-09-10 12:48:45 | 
風がひんやり。
夏はいぬ。
そんな今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

わたくしはと言えば、いろいろお芝居を観に行っております。
9月に入ってからは、ずっとヒット続き。
9/1(月)ヨーロッパ企画『ビルのゲーツ』/本多劇場
9/3(水)大人の新感線『ラストフラワーズ』/シアターBRAVA!!
9/12(金)こまつ座『きらめく星座』

ヨーロッパ企画は、京都の劇団。
劇団員の皆さんは多才で、テレビにも映画にも進出しています。
今回の作品は、ロールプレイングゲームのような、脱出ゲームのような、
ゲーム感覚で観ていたのですが、これが本当に面白い。
飽きそうで飽きない。
あざとさが全くないのが、わたしは好きでした。

東京で観られず、大阪初日を観た『ラストフラワーズ』。
これはもう、オールスターゲーム。
ずーっと面白かった。
新感線の作品は、特にいのうえ歌舞伎以外は、中学2年生作品だと、
わたしは思っています。
大人計画とブレンドされて、高校に進学していたような気がしました。
3時間30分くらいの上演時間でした。
交通費も時間もかけて観る価値は十分にありました。
それよりなにより、「しんかんせん」と打って、
新感線が一発で変換できるようになったことが、本当に嬉しいわたしです。

『きらめく星座』は、今日観たばかり。
もう、よかったんです、これが!
戦時中の話ですが、明るくて。
登場人物と一緒に怒ったり、笑ったり、驚いたり、泣きそうになったり。
すごいふり幅のお芝居でした。

あんまり、あらすじを言うのも・・・と思ったのですが、
伝わりにくいかなぁ。

さて、最近のわたしトピックスと言えば、
ソフトバンクでテレビを買ったこと。
先日、iPhoneの液晶をバリバリに割ってしまって、アップルストアに行き、
3万円近く支出してしまったのですが、
ソフトバンクであんしん補償パックに入っていたので、
返金してもらうために、渋谷のソフトバンクショップに行ったのでした。
つつがなく、8割の金額がリターン。
そこで見つけてしまった、ソフトバンクのテレビ。
完全防水で、SDカードに予約録画までできるという。
うわ~。
お風呂に入りつつ、料理をしつつ、テレビが見れるの~!?
めっちゃ時間の節約やん!
しかもお買い得なお値段。
返金分をテレビにつぎ込むような感じになってしまったけれど、
時は金なり。
早速、いきいきテレビライフを送っているのでございます。
今日はお風呂に入りながら、高校生クイズを観ました。
東大寺学園を応援していたのですが・・・。
同時に、自分が高校生クイズの予選のために姫路城に行き、帰りの電車の中でお腹をこわしたことを思い出しました。
本当にあの時は辛かった~。
けんかをやめて!じゃなくて、
電車をとめて!!と心から叫びました。
あぁ、懐かしい。

書きたいことがいっぱいあるのですが、今日のところはこの辺で。
末筆ながら、皆様のご多幸をお祈りしております~。

月がとっても青いから。

2014-01-16 01:02:45 | 
最近、夢中になって読んでいる本があります。
ドラマにもなっている今野敏さんの「隠蔽捜査」。
今、パート3に突入しました~。
隠蔽捜査 (新潮文庫)
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新潮社

果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社

疑心: 隠蔽捜査3 (新潮文庫)
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新潮社


主人公は、警察官僚。
東大法学部出身の超エリート。
だけど、変人と呼ばれている。
というのも、建前と本音が同じだから。
国のために仕事をしている意識が高くて、揺らぎがない。
まぁ、そんな人はめったにいないから。
主人公に感心しながら読んでいます。
読みながら、事務処理能力をもっと上げようと思ったり、
公明正大でいようと思ったり。
どっぷり本の世界にはまりながら、影響をバンバン受けています。
ちょっと賢くなったような、
自分も東大出身のような気持ちになる私。
どこまで影響を受けるのやら…。

今まで、本に影響を受け、テレビに影響を受け、
何より人に影響を受けてきたわたし。
高校からの友人に、「カメちゃんは、影響を受けやすい」
と率直に指摘されたのが社会人になってホヤホヤの頃。
その友人の指摘にも影響を受けたのかもしれませんが、
本当に影響を受けやすい。
かといって、自分がないわけじゃないんだけど。
それに、宗教の勧誘には乗ったことがないので、
自分の中にも線引きがあるのかもしれません。

さて、そんなわたしですが、実家から離れて10ヶ月。
箱入り娘と言えば、聞こえがいいですが、
行けず後家だったわたしが、慣れない東京での一人暮らしをし、
まぁ、いろんな影響を受けました。
毎日毎日、折れそうで折れそうで、
実際に折れて、接着剤でくっつけての日々を過ごしていましたが、
ずっとため込んでいたストレスを、今日吐き出せたような気がします。
いろんな人といろんな話をした。
仕事と関係ある話、関係ない話、
自分の悩み、これからのこと。
話せる話と話せない話があるけれど、
吐き出すことでちょっとずつ楽になっていったような気がしました。

今日の帰り道、馬車がカボチャに戻ってしまう時間にはなっていたけれど、
駅から家までの道のり、レンガ造りの川の船着き場を通り抜ける時、
ひとつ、自分が突き抜けたような感覚になった。
泣きながらレンガを踏みしめて歩いたことも
肩を落としてトボトボ歩いたことも
元気を出そうと上を向いて、月の明かりに照らされ歩いたことも、
走馬灯のように思い出されてきて、それが全て過去のことのように思えた。
気持ちだけだけど、過去の自分に決別できたような感覚。
なんだか不思議だった。
今日は、月がとってもきれいだったから、そんな気がしたのかな。
目に見えないものだから、自分でもよく分からないけど、
一歩前に進めたのかもしれません。

なんて、ポエムっぽくなりましたが、
中学生の時、文芸クラブに所属し、乙女っぽいペンネームでポエムを書いていた過去を持つわたし。
人には過去があれば、未来がある。
今日を生きれば、過去になり、未来はすぐそこにある。
そして、人生は短い。
そう考えると、なんでも出来る気にもなる。
新年の会議で発表したわたしの今年の目標。
「無理はするけど、無茶はしない」
というわけで、今日もちょっと無理をしようと思います。
「隠蔽捜査3」を読み切るぞ~!

ベターハーフを探そう

2012-10-02 02:31:54 | 
君に届け 17 (マーガレットコミックス)
クリエーター情報なし
集英社


君に届けの最新巻を読んで、
耳まで赤くなる感覚に襲われました。
恋、恋、恋。
純な高校生の話だから、好きって言うまでも、
好きって言ってからも、紆余曲折がある。
紆余曲折の結果が、今回の17巻に一気に詰まっていた。
電車で読み始めたけど、恥ずかしくてたまらなくなり、
ページを閉じました。
このマンガは、AERAで紹介されてたことをきっかけに読み始めた。
↑ちょっと大人アピール。
主人公の女の子が、貞子と呼ばれる風体でありながら、
心優しく、ピュアで笑顔が可愛いという、魅力的なキャラクター。
風早くんという、名前も爽やかな少年に憧れ、
恋だと気付き、ちょっとずつ距離が近付いていく。
これぞ、少女マンガ。
王道をまっすぐに進んでいる。
気持ちいいくらいに。
それを赤面してしまう理由ってなんだろう?
主人公たちがまっすぐ過ぎるからかな。
アラフォーの私が、付いていけないだけかも。
高校生の時に読んだら、共感できてたのかな。
当時も今も恋愛偏差値は変わってない気がするけど、
多分、ちょっと冷静になってしまうんだろうな。
現実を痛いほど知ってるから。
とはいえ、このマンガは、相手に対する思いやりでできている。
だから、行き違いも生じる。
忘れちゃダメだな、そんな思いやり。
素直にならなきゃな…と、我が強すぎる自分に言い聞かせてみた。

いまだに、白馬に乗った王子様を探してる私。
その白馬は、自転車でも原付でもいいんです。
私の目に白馬だと映ればいいんです。
玉の輿に乗りたいなんて、一度も思ったことがないし、
ハンサムじゃないと嫌だなんて、思ったこともない。
私の目に王子様だと映ればいいんです。
理想のタイプなんて、考えたこともない。
強いて言うなら、働くことが好きな人。
みんな、どうやって結婚するにいたるんだろう。
私からすると、奇跡だと思う。
結婚生活に不満を唱える人もたくさんいるけど、
羨ましくて仕方ないです。
現状は不満かもしれないけど、結婚するにいたったんでしょ。
すごいじゃないですか!と、私は言いたい。
Facebookで久しぶりに交流した同級生のほとんどが、
家庭を持ち、旧姓を持っている。
一回くらい、旧姓、持ってみたい!
いくらリッチな旅行ができても、
好きな仕事に夢中になれても、
生物学上はまだ不完全なんだと、感じてしまう。
ベターハーフ、どこかにおらんかな?
と、高校の倫理で習った用語を急に思い出した。
ついでに先生が言っていた
「バターハーフちゃうで、ベターハーフやで」
という言葉も思い出した。
同級生のみんなはこの言葉、覚えてるかなぁ。

最近の私は、ちょっとおかしいと思う。
ほんの少しだけ、いろいろあって…。
自分のこと、ビックリするくらい激情家なんだなと感じて、
「平成の与謝野晶子」と心の中で自分にキャッチフレーズを付けました。
さ、明日から再起動。
まずはしっかり働こうっと。






















It's a piece of cake!

2012-08-03 08:42:16 | 
1ヶ月くらい前、自分への誕生日プレゼントに、
「宇宙兄弟」18巻を買った。
17巻まで読んだこともないのに、アニメにはまった衝動と
主題歌のユニコーンのCDとセットで買ったら、
プレゼントに応募できるという誘惑に負けたのだった。
あれから…
大人買いしましたとも!
そして、またもやはまりました。
物語は、近未来のお話。
宇宙飛行士の日々人を弟にもつ兄、六太が主人公。
兄弟が幼い頃から夢見ていた宇宙飛行士。
兄は、諦めていた夢に向かって走り出す。
圧倒的に魅力的なダメ男っぽい六太が、私は大好き。

18巻までの間で、私が印象的だったのは、大きく2つ。
JAXAの閉鎖訓練の中で、六太が、
自分を導いてくれた天文学者のシャロンの話をするところ。
みんなが興味津々で話も盛り上がる。
学生時代の友達は誰一人、関心を示さなかったのに。
「ここにいたんだ」という六太の言葉。
みんながライバルではあるけど、共通言語を持つ仲間がいるという喜び。
ジーンとしました。

もう一つは、六太がシャロンから教わった言葉。
It's a piece of cake.
楽勝っていう意味です。
大人になってから、六太はシャロンに
この言葉を返すのですが、それがまたジーンとします。
ちなみに1番泣けるのは、9巻です。

読む人によって、感動するシーンが変わるとは思いますが、
この漫画には、優しさと夢が溢れています。
しかも、ストーリーにも伏線がばっちり張られていて、
一つの読み物として成立しています。
映画にしたかった人の気持ちもよく分かります。
まだ観てないけど…。

夜の月と星が、今まで以上に光って見える。
そんなステキな漫画です。


宇宙兄弟(18)限定版 (プレミアムKC)
クリエーター情報なし
講談社

にょにょにょっ記

2012-02-18 22:22:58 | 
今日もさっむい一日でした。
雪がちらちら。
猫はごろごろ。
私は、こたつで本を読む。
穂村弘「にょっ記」
にょっ記 (文春文庫)
クリエーター情報なし
文藝春秋

この本、めっちゃ楽しいです。
通勤電車の中で読みながら、ニヤニヤ。
マスクに隠して、ふっふっふと笑っていました。
日常のシーンを言葉でつづっている作品。
日記というか、詩というか。
切り口と言葉の選び方がステキすぎる。
穂村弘さんという歌人・・・
存じ上げなかったことが不思議なくらいです。
たまたま本屋さんで、
たまたま目に入って、
「面白いかも・・・」と予備知識なしに選んだこの直感。
出会いってこんなものなのかもしれませんなぁ。
続いての「にょにょっ記」も読んでみたいと思います。
にょにょっ記 (文春文庫)
クリエーター情報なし
文藝春秋


久々にビビビビビッときた作品。
今、最高に幸せ。
ノリに乗ってるぜ!

昭和も時代のひとつ

2011-10-03 00:51:00 | 
半分昭和、半分平成。
そんな時代を生きてきたのですが、
最近まで昭和だったような気がするわたし。
平成ベビーと呼ばれた子も成人式を迎えるなんて・・・
月日は無情に過ぎるものですね。

昭和。
私は、石油ショックの年に生まれました。
高度成長期も過ぎた、第二ベビーブーム世代です。
生まれてから、景気のいい時も悪い時もあった。
学生時代は、携帯電話がなかった。
平成世代とは隔世の感がある。
不便なこともあったけど、だからいいことも多かったな。
そんな昭和を思い出させてくれる本でした。
とんび
クリエーター情報なし
角川グループパブリッシング

ただただ、涙が止まらなかった。
父と息子の話だけど、それだけではない。
優しい大きい暖かいものに包まれるような気持ちになりました。
泣きながら読んだ後、何回も読み返してしまう、そんな本です。
言葉にはできません。
この小説自体、一文も無駄がないです。
これで泣いたと言うと、単純な人間に思われそうだけど、
単純でもいいんだ。
ただただ、昭和が懐かしく、
子供時代を思い出し、親に感謝の念を抱く。
わたしも一つの時代を生きているんだと
実感する本でもありました。

なんかパソコンの調子が悪く、一文字一文字に時間がかかるので、
今日はなんだか寡黙な感じ。
あ~、もっとおしゃべりしたい~!!

I have no idea!

2010-08-24 00:37:54 | 
最近、半身浴しています。
湯船に入って30数えてあがる
いわゆる「からすの行水」が習慣のわたしにとっては、
かなりの苦行です。
ふたを半分占めて、マンガを読んだり、
雑誌を読んだりしていましたが、
気が付くと、半身浴どころか、
風呂釜に座って、足湯状態になる、
我慢の出来ないわたし。
究極の半身浴方法を見つけました。
「洋書を辞書を引きながら読む!」
これがすごく効きます。
大分前に、英語の勉強をしようと、
アマゾンで洋書の「ダヴィンチコード」を買っておりまして、
一行も読んでいませんでしたが、ここにきて大活躍!
5行読むのに、時間がかかってかかって仕方がありません。
ちょこっと頭を使うので、異常に汗をかきます。
やっと2ページ読めました。
The Da Vinci Code
クリエーター情報なし
Anchor


洋書と一緒に保管していたノートに、
ずらっと英単語が書かれていました。
英単語に英語で説明を書いてある。
見れば見るほど、自分の字だけれど、
書いてあることが、まるで分かりません!
受験の時の数学の参考書を改めて読んだ時も、
一問目から全く分かりませんでした。
そんな場面に出くわす度に思うこと。
昔のわたし、めっちゃえらいやん!
自分自身に感心しかりです。
っていうか、あの記憶はどこにいったんや!?

人間の利点は、「忘れる」ということだと
聞いたことがあります。
昔、勉強したことを忘れるのと引き換えに、
思い出したくもないヒリヒリした気持ちも
過去に置いてきてるんだと思うと、
ま、いいかという気持ちにもなるってもんです。
それに、洋書をすらすら読めてしまうと、
半身浴がいつの間にか、足湯になってしまうしね。
分からないわたしでよかったわ~。

中間報告

2010-08-17 23:18:45 | 
多分、誰もそんなに興味がないと思いますが、
備忘録としての今回です。

新潮文庫の100冊を読むぞという目標を持ちつつ、
夏を過ごしてまいりました。
今までのところの成果を簡単にまとめていきます。
ね、しょーもないでしょ。

書き方としては、
著者名「本のタイトル」/読んだ時期
一行感想
といった具合です。
読んだ時期については、今までの人生も含んでいるためです。
さ、レッツゴー!

1、芥川龍之介「羅生門・鼻」/中学3年
  鼻が印象的。コンプレックスとうまく付き合わなきゃ、しょうもない。

2、梶井基次郎「檸檬」/大学1年
  檸檬が爆弾なんて、驚きの発想。理解できず、ただただビックリ。

3、太宰治「人間失格」/33歳
  遅くして太宰文学に酔いしれる。多感なオーバー30です。

4、三島由紀夫「金閣寺」/今夏
  主人公がうっとうしくてたまらない。そんな夏。

5、隆慶一郎「一夢庵風流記」/35歳頃
  主人公がかっこよくてたまらない。理想と現実に悩む。

6、田辺聖子「孤独な夜のココア」/今夏
  宝物のような短編集。オトメ心は不変です。

7、松本清張「点と線」/34歳頃
  西村京太郎とは異なる電車ミステリー。詳細は忘れた。黒革の手帳が好き。

8、向田邦子「思い出トランプ」/今夏
  今日、読み始めた短編集。今のところ、やるせない。

9、リリー・フランキー「東京タワー」/32歳頃
  泣いたね。テレビも舞台も観たね。泣いたね。

10、江國香織「つめたいよるに」/不祥
  江國さんの本を読みまくった時期がある。静かな音楽のよう。心が静まる。

11、梨木香歩「西の魔女が死んだ」/34歳頃
  肩透かしをくらった作品。最近、高評価を聞いて、読み直すことを決意。

12、重松清「エイジ」/33歳頃
  シャレにならない現実を書かせたら右に出る人はいませんね。

13、恩田陸「夜のピクニック」/34歳頃
  何も起こらないけど、何かが変化する。好きな小説です。

14、川上弘美「センセイの鞄」/33歳頃
  映画も好き。柄本明さんとキョンキョンがステキ。胸キュンものです。

15、山田詠美「ぼくは勉強ができない」/20歳頃
  当時付き合っていた彼氏にも貸した。勉強よりもモテるのが一番!

16、吉本ばなな「キッチン」/25歳頃
  冷たいステンレスのイメージ。ブームの意味を知る。

17、村上春樹「海辺のカフカ」/30歳頃
  村上作品はこれしか読んでません。へ~、ほぅ~という感想。

18、伊坂幸太郎「重力ピエロ」/32歳頃
  切ない兄弟の話。ちょっとだけ、間宮兄弟(by江國香織)を思い出した。

19、畠中恵「しゃばけ」/30歳頃
  妖怪がとっても好きになる。物騒な事件も起こるけど、かなりのファンタジー。

20、仁木英之「僕僕先生」/今夏
  中国を舞台にした淡い恋愛ファンタジー。嫌いではないです。

21、小川洋子「博士の愛した数式」/20代後半
  わたしの愛する作品の一つ。日本語も美しい。大好き。

22、赤川次郎「一億円もらったら」/今夏
  一億円貰ったら、とりあえずマンション買うと考える自分の夢のなさに辟易。

23、乃南アサ「凍える牙」/20代後半
  音道貴子シリーズの第一作。かなり面白い。人間臭さがなんともいえん。

24、宮部みゆき「レベル7」/20代前半
  宮部さんの本、片っ端から読んだなぁ。これはかなりの長編。体力が必要。

25、星新一「未来いそっぷ」/中学時代
  兄の本棚から借りた。衝撃!わたしはカバの話が好きだった。別の本だったらすみません。

26、小野不由美「屍鬼」/不祥
  不気味だったことしか覚えてません。十二国記シリーズを求む。

27、森見登美彦「きつねのはなし」/今夏
  なんだか、気持ちの悪いものが残った。どう読んだらいいか迷った。

28、荻原浩「押入れのちよ」/今夏
  どれも面白い短編集。夏にピッタリ!

29、有川浩「レインツリーの国」/33歳頃
  悪いけど、わたしはこんな女が嫌いだ。

30、石田衣良「4TEEN」/30歳頃
  青春グラフィティ。面白半分で読書感想文を上司に提出したら、スルーされた思い出あり。

31、松岡圭祐「ミッキーマウスの憂鬱」/今夏
  オリエンタルランドを受験したことを思い出した。都市伝説要素あり。

32、カフカ「変身」/高校時代
  ものすごいものを読んでる感覚だけ、覚えてる。

33、カミュ「異邦人」/高校時代
  めっちゃ面白いと思った。太陽がまぶしくて殺人者になった男になぜか共感。

34、ヘッセ「車輪の下」/中学時代
  後に、米米クラブの「車輪の上」を読むことになる。

35、サリンジャー「ナイン・ストーリーズ」/高校時代
  わけわからなかった。オシャレな芸能人、当時必読の一冊。

36、サン=テグジュペリ「星の王子さま」/高校時代
  イラストだけ覚えている。読んだ価値ないやんと自分にいらだちを覚える。

37、さくらももこ「さくらえび」/35歳頃&今夏
  読んだことがあるのに、買ってしまった一冊。気軽にクスリ。

以上です。
100冊には、なんて遠い道のり!
しばらく、悪あがきしてみます。

夏の100冊

2010-07-15 23:35:00 | 
今年の夏、私は新潮文庫の100冊にトライするつもりです。
純文学から現代小説、読んだようで読んでないような本も含めて、
読んでみようかなと。

まず、手に取ったのが、
三島由紀夫「金閣寺」。
カバーが、ゴールド!
きんきらきんですよ。
目に訴えるこのカラー。
大体のお話は知っているけど、読んだことあるようなないような・・・。
友人が、大学で研究していたのは覚えている。
中学の時に、一緒に文芸クラブを作った友人で、
彼女はその頃から、禁じられた愛をテーマに創作する傾向があった。
そのせいで文集が発禁になって、
限られた部数を、回し読みしていたわたしたち。
彼女は結構本気だったんだなと、5年後に思い知ったのであった。
ちなみに私は、とるに足らない、今思えば赤面のポエムを書いておった。
オトメな感じのやつね。
発禁になって良かった。
しみじみ思います。

田辺聖子さんの「孤独な夜のココア」。
タイトルが、グッと来ました。
孤独な夜のココアでおまっせ。
あまりにも切なくて、優しい。
わたしのオトメの部分が触手を伸ばした。
中身、どんなんやろ。楽しみだ~。

他にも、江戸川乱歩集とか、川端康成「雪国」、
ヘミングウェイ「老人と海」etcetc・・。
100冊の中には、読んだ本が3割くらいあるけれど、
この夏に残りの70冊を読めるだろうか。
サリンジャーの「ナインストーリーズ」を中学生の時に読んで、
「何がおもろいねん」と思った記憶が蘇りました。
そんなのも含めて、読み直してみようかな。

とか言いながら、昨日読み終わったのは、これ。
映画化もされる作品です。
万城目学「プリンセス・トヨトミ」
プリンセス・トヨトミ
万城目 学
文藝春秋

夜にバスの中から見た、
ライトアップされた大阪城の迫力を思い出しながら読みました。
街のど真ん中にそびえたつ天守閣。
一瞬、夢でも見てるような感覚になる。
そんな感覚で読むこの物語は、純粋に面白かった。
大阪になじみがあるかないかで、読後感も変わるかもしれません。
あなたは、どう感じるのでしょうか。

ようし、来年は、集英社文庫ナツイチに挑戦だ~!!

さまざまBOOKS

2010-02-15 00:41:35 | 
怒涛の1月を越え、2月になり少しずつ落ち着きを取り戻した2010年。
ごぶさたしてます。
お元気ですか?
今年は、遷都1300年ということで、
奈良がそわそわしだしましたよ~。
そして私も、やっと図書館に行く余裕が生まれました。
昨日、返したばかりの5冊をご紹介しましょう。

まずは、これ!
食堂かたつむり (ポプラ文庫)
小川糸
ポプラ社

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映画にもなりました。
今朝の新聞のベストセラーの欄を見たら、1位になっていました。
売れてるんですね~。
天邪鬼の私もオススメの1冊です。
通勤途中で涙が止まらなくなり、
泣きながら、地下鉄に乗り込んだワタクシ。はずかし。
生きるということ、食べるということ、
むき出しな感覚が、突き刺さるようでした。
そして、愛があふれています。
食べることに真剣に向き合っている作品、
私は文句なしに好きです。

次は、これ。
芥川賞受賞の一作です。
沖で待つ
絲山 秋子
文藝春秋

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絲山さんの作品は、以前書いたこともありますが、
読んだことのない不思議な感覚にさせられます。
私は好きだなぁ。
この本には、二編入っているのですが、
表題作の「沖で待つ」は、死んだ人が出てくるのに、
ほのぼのとする作品です。

ちょいな人々
荻原 浩
文藝春秋

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この本は、まぁ、気楽に読める一冊です。
ほんま、ちょいと○○な人々が出てくる、短編小説集です。

猫好きにはぜひ。
大事なことはみーんな猫に教わった(そしてもっと)
スージー ベッカー
飛鳥新社

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猫という生き物は、人のことはあまり考えていません。
自己中心的で気ままです。
そんな風に生きられたら・・・と、うちの猫たちを見ても思います。
と、書いていると、13歳のトラ猫ケンが部屋にやってきました。
マーキングする場所を探しているのでしょうか。
いや、加湿器の水蒸気を目を細くして見つめているようです。
あ、どっか行った。
あぁ、猫っていいよなぁ。

ヘルシーに。
もっと野菜が食べたいから まずはゆでる!
城川 朝
日本放送出版協会

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図書館では、必ずといっていいほど、料理の本を借ります。
この本は、なかなか使えました。

今回は、すごくバランスのいい借り方ができて、
私はとっても幸せでした。
あぁ、本を読む余裕が出来て、ホントよかった。

あ、今日はバレンタインですね。
必死こいてた頃が懐かしいわぁ~。