私的気まぐれ今昔

身近な自然の移り変わりと鳥たちと時々孫と…

*コンパクトデジカメ画像スケッチ日記*

花火大会の日

2006-08-01 22:49:05 | スペッシャル(非日常)

今日はまた、凄い暑さ、風もなく、窓を開けると熱がどぉ~っと入って来ました。
年に一度のデッカい花火大会がすぐ近くで開催される日です。
そして、忘れようにも忘れられない日です。

花火が始まる前の素晴らしい夕焼けです。左上端に三日月さまが見えますか?

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8年前の今夕、主人が出先で倒れて、あっけなく、明くる日、2日の明け方
この世を去ってしまった日。
「いってらっしゃ~い」と朝送り出した言葉が最期になってしまった日。
駆けつけた時はもう虫の息、手の施しようが無いと言われ、娘と二人両側から
ベッドに横たわる主人の手を握りしめて、だんだんと手足から冷たくなり、
この世を去って行く主人を見つめて胸の痛みに耐え忍んだ日。
息子は当時東京に居たので、その場には間に合わず…。

あれからもう8年が経過しました。

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今日は息子も友人達と出かけ、独りでぼんやりと、静かにガラス窓を通して、花火を眺めました。
お天気も良過ぎて、風もなかったので、夜空の花火はとても美しく光りました。

人の死は本当にあっけないものです。
家中で一番タフで、夏が一番好きで、チョー我がままで、元気いっぱいだった、
一番大きな人が、一番先にウチから居なくなりました。

息子がその半年後ウチに帰ってくれ、娘がその後しばらくして独立し、
それから3年後に結婚し、みんなであたふたと過ごすうちに、大黒柱が逝ってしまって、もう8年も経過したのです。

これまでは人のためにご飯を作り、人のために働くことが一番と育てられた
私の時代も生活も過去のものになり、本当に私自身がどう生きるかを問われる日々。
子供達のサポーターであることに、私としては一向に変わりはないものの、
果たしてどう生き生きと残りの人生を過ごして行くべきかと、今夜はじっくりと自分に問うたことでした。
答えはまだ見つかりませんが…。

*10年ほど前の浜辺近くであった花火大会の夜、足下が暗くて良く見えなかったのをきっかけに、
昔気質の私たちは(初めて?!かも)手をつなぎ合って、ゴロタ石辺を歩いた
エピソードがあったことも思い出したのでした。