タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

≪ついでに採れたキノコ(ナラタケほか)(11年)≫

P1210535P1210528 十月三日のフチドリツエタケ撮影と、五日のエノキタケ採りの際に採取した目的外のキノコの写真を没にするのは惜しい気がして、四種類だけまとめてみた。
 写真上段二枚はどちらもナラタケ(ボリボリ)で、<上>が幼菌、<下>が成菌。俗にボリボリと称されるナラタケには世界的に多くの種類があり、「北海道では、車および五十嵐の研究により、現在6種が分布することが判明」(五十嵐恒夫『北海道のキノコ』北海道新聞社)しているそうだが、私のような素人には「形が違うな…」としか区別がつかない。釧路キノコの会会員の女房もナラタケの区別には迷っている。
P1210520P1210527P1210465
 写真下段はいずれもありふれたキノコで、採取の際に迷うことはない。<左>はヌメリスギタケモドキ(俗称ヤナギタケ)、<中>はウスヒラタケ、<右>はシイタケ。ヌメリスギタケモドキには枯れ木臭の強い個体があり、食味が落ちる。
 ここ数年、キノコ採り人口が急激に増え、ハナイグチ、ボリボリ、ハタケシメジ、シイタケ採り場では熾烈な競争が繰り広げられている。採取者が多くなればマナーの悪い者も増え、空き缶やペットボトル、弁当の容器等が散乱し、タバコの吸い殻も捨てられる。昨今は日本人のモラルの欠如に目を覆いたくなる。

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