クレマチスのウドンコ病を予防するために、サプロール乳剤(武田薬品)を散布する際、同時にツツジ・ユリ・バラなどのアブラムシ防除を兼ね、マラソン乳剤(住化武田農薬)を混合して1千倍液を作成し、6月22日午前10時頃に散布した。
サプロール乳剤の注意書きに、「ばらに使用する場合、品種(クイーンエリザベスなど)によっては高温乾燥時に薬害を生じるおそれがありますので、所定の使用濃度を厳守するとともに、夏期などの高温時は朝夕の涼しい時に散布してください」とあったので、品種不明のミニバラには少しばかり不安があった。
たまたまこの日は釧路には珍しく気温が上がり、日照も強かったため、不安が的中した。鉢植えのミニバラの葉が数日後に赤変したのである。
花壇の同じミニバラにはほとんど影響がなかったが、鉢植えは生育が止まり、7月5日現在、未だに状況は芳しくない。鉢植えと地植えではやはり樹勢に強弱の違いがあるのだろう。
高山植物のエゾツツジとイワツツジは、マラソン乳剤で薬害が出るため、ビニールの覆いを被せた。これはいつもの手慣れた作業である。昨年もサプロール乳剤とマラソン乳剤の混合液を使用し、薬害は出なかったので、日中の日照りと、鉢植えの樹勢の弱さが原因と思われる。幸い、他の植物には薬害は一切なかった。
薬剤散布は、いつも午前を避け、午後3時頃に行ってきたが、今回は釧路の日照を甘く見て油断があった。思わぬ勉強を経験した。
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