タックの庭仕事 -黄昏人生残日録-

<鉢棚上の小花③ (クロマメノキ) (6月20日)>

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 クロマメノキは、高山帯といっても、千メートルに満たない低山でも見られる。山では0.5㍍くらいの樹高だが、ロッケリーでは10㌢/㍍、鉢では5㌢/㍍程度にしかならない。
P1270630P1270716P1270709 繁殖力旺盛で、ロッケリー
(写真上段)では他の高山植物を圧倒し生育範囲を広げる。淡い紅色を帯びた緑白色の扁壷状の花も球形の果実もイワツツジよりやや小ぶり。果実の色は、イワツツジの紅色に対して藍黒色であまり目立たないが、甘みがあって美味。自生地で適量採取可能で、良い果実酒やジャムを作ることができる。
 たまたまカメラを構えているところに外来種のセイヨウオオマルハナバチが飛来。日本人は、自分の都合で国内に持ち込んだくせに、在来種の生存を脅かすが故に自然界から駆逐すべしと唱える。ホモ・サピエンス・サピエンスは生命誕生以来最強の外来生物ではないのか。ハチよりもまず己自身を駆除すべし。

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