写 真 散 歩

特別じゃなくて、普段の散歩のときに見つけた
モノを写真で綴る、ページです。

2010-07-31 | ZD 7-14mm
最近、私がよく覗きに行くサイトでフィルムを使って撮影される方が増えてきました。
私も写真を始めたのは、フィルムの時代の真っ盛りの頃です。
今でも、其の当時使っていたカメラは大事に保管してありますが・・

私のフィルムカメラの終焉は、オリンパスのOMシステムの末期と重なります。
其の当時持っていた機材は、もちろんマニュアルフォーカスの一眼レフでした。
ですから、その後の AF一眼レフの時代を全く知らずに過ごしました。
その後長い冬眠期間があって・・・
写真の趣味を復活させたのが、E-300を買ったのがきっかけに成りますね。

デジタルで写真を再会してから、今に至りますが・・・
機材の進歩は、凄いモノがありますね。同時に巨大に重く成っていますが・・・汗

デジタルのカメラとフィルムを使うカメラの違いは、なんと言っても
フィルムを使うか要らないかの違いと極論出来ますが、この違いは、撮る上での
撮影者の覚悟というかプレッシャーにたいして大きな違いが有りますね。
写真を始めた頃は、当時は高校生でバイトとかで収入が有るとレンズを買ったりで、
撮影の為にフィルムとか現像代にお金を裂く事が難しかったです。
つまりフィルムをふんだんに使う事が出来ないので、一コマの撮影にかける意気込みが
今とは全く違いました。デジタルで取るように成ってからは、いい加減にシャッターを
切っているつもりは無いですが、それでもやっぱり心構えは違うと思います。

その他では、セットして使うISO感度ですね。
フィルムを使っていた時代は、このISO感度というのは使わずもっぱらASA感度と言っていたと思います。
時代を感じますね。>汗

フィルムには粒状性というのが有って、低感度ほど滑らかでキメが細かく高画質でした。
感度ISO400のフィルムとかなら、粒状感が強く撮り方によっては本当にザラザラした質感に成ってしまって
ほとんど、夜間とか暗いところでの撮影でしか使いませんでした。
もっぱら使っていたフィルムは、ISO 50~200ぐらいでしたね。
中でもよく使っていたのは、KRと呼ばれていたコダクロームの64でした。
今では、オリンパスブルーと言われていますが、E-SYSTEMの第一世代機は、コダック製の撮像素子を積んでいたので
正にコダックブルーと言っていましたよね。色あいとか重圧な色のこくが好きでした。
まあ、この辺の話はひとまずおいておいて・・・
様は、常用感度が今と比べると本当に低かったですね。特にリバーサルフィルムを使っていたときは、一本のフィルムを
撮り終わるまで、フィルム感度を変更する事が出来なかった訳で、今みたいに一コマごとにISO感度を変更して
撮れるなんて、デジタルカメラの利便性の真骨頂だと思いますね。
でも、これは裏を返せば、フィルムのように科学反応で物理的に絵を定着させるのでなくて、
撮像素子に電気的に記録された信号を、単純に増幅してるにすぎないからだと気づかされます。
ノイズの管理も、色の管理も、諧調の管理もカメラの内部で電気的に、撮影者の知らないところで処理されているのです。
最近だと、レンズの収差とか歪みまで修正していますよね・・・

昔は、撮った写真は、改ざんとか後処理が非常に大変でしたから、
写真に写されたモノは真実を写し出すという意味で「写真」と呼ばれていたと思うのですが・・・
最近のデジタルカメラで写されたモノが写真と呼べるかは次第に怪しく成って来ていると感じています。

E-3
ZD 7-14mm F4.0
7mm F4.0 1/250 ISO500

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