ドンとマインド

バンド THIS IS JAPANの歌と運動、杉森ジャックのブログ。

vol.10"マイティ・ソー ダークワールド"【杉森ジャックのMARVELアメコミマラソン】

2016-07-01 18:00:48 | 映画
こんばんは。今日ライブなのですが先週更新が遅れてしまったので今週こそちゃんと更新だ。
MARVELアメコミマラソン、このブログとしては10回目。いつも読んでくれてる方ありがとう。

今回は"マイティ・ソー ダークワールド"前回はなかなか良かったマイティ・ソーの続編です。今回は弟でありアベンジャーズの宿敵にもなったロキと協力して敵を倒す!というなにやら胸熱な展開。前作のキャストもしっかり集まってます。ナタリーポートマンがソーの世界にいったりするのでスターウォーズのアミダラを思い出さずにいられません。素敵。このシリーズで面白いなぁと感じたのは、ソー(神様)が地球に落ちてきて生活する上での"ズレ感"でした。いわゆるテルマエロマエ的なやつです。
しかし今回はすでに地球を経験済みなこともあり、ズレ感パートは割愛。逆にヒロインがソーの世界に行くのですが、そっちも特にズレ感パートなしです。
このままではコメディ成分が足りない!と思ったのか、ギャグを随所に入れてくるもののこれがイマイチ。戦闘シーンにも入ってきてスピードダウン…面白かったのはキャプテンアメリカがチラリっと出てくるとこくらいです。そもそも地球のことをなにも知らない脳ミソ筋肉のソーが一生懸命頑張るところが愛おしく、応援できるのが魅力だったのですが、ソーも大人になって普通の人になってるし、悪役も例によって魅力ゼロの宇宙人です。 楽しみにしてたズレ感パートもなし。
…が、ロキが好演でした。悪役でありながら味方になるという今作、キャラとしても美味しくないはずない!
筋肉ソーと対照的に知的で繊細なロキ。でも野望もあるし親の愛に飢えている切なさも感じられます。戦闘シーンの見せ場もロキがかっさらいます。(ソーは前作より弱い) ロキ君はきっとJOY DIVISIONをきいていると思う。友達になろう。魅力爆発!!

なんだか敵も味方もパッとせず、ストーリーも敵を倒すだけというヒジョーに普通の作品ですが、悲しみのヴィラン=ロキによって引き締められています。あとCGはすごかったです、スターウォーズみたいです。(アミダラ)

アメコミマラソンの弊害か、ただ敵をやっつけるだけでは物足りなくなってきているな…と感じた一作。だけどMARVELを信じて走り切ります!
死ぬまでにはもう見ません!600点!


ロキ役の俳優さん、トム・ヒドルストンは当初ソー役でオーディションを受けていたが監督にロキ役を打診されてチェンジしたとのこと。(wiki)
やっぱり演者の人生と役が重なると魅力的になるな…と実感。

また来週。今日はこれから下北沢ベースメントバーでTHIS IS JAPANのLIVE。

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