-  雑 空  - 

晴☆雨☆曇⭐︎にゃー

目覚

2007-09-10 | 
   ちょっとの家出記 その②

9日 日曜日
4:00目が覚める。
5時間ほど寝たらしい。
車の外へ出る。
まだ暗い。
自車以外他にとめてある車は2台。
どこへ行ったのだろう?
夢の中か?
起きているのか?
死んでしまったのか?
昨日の想いがまだ残り、頭の中がぐるぐる。
車に戻り発つ。
少しふらふらする。
構わず西へ走る。

”溶岩流”の標識が目に入る。
この場所は3度目。
ずっと前、運転免許を取りに兄貴の運転で近くに来た帰り時間があり立ち寄った。
10年以上前、カミさんと初めてのツーリングでキャンプした場所。
焚き火がしたくて小枝をかき集めたが湿っていて、10cmほどの炎と後は狼煙のような細い煙だけが立ち上がった。
また”思い出し笑い”。

5:30そこを後にする。
どこへ行こう。
県庁前を過ぎ、すぐ左折。
どこへ行く道か分からない。
持っている地図は3年前に高速のPAでもらった大まかな地図で、県道や農道、道路状況までは読み取れない。
東へ戻っていることくらいは分かる。
山の中の国道に出る。
東へ戻る。

7:00集落が現れる。
少しの広場で仮眠。
発つ。

大根を積んだトラクターが走っている。
民家の軒下には大量の薪が積んである。
”民話の郷”まで60kmの標識。
どうやらこの車はどうしても”河童”に会わせたいらしい。
標識に沿って右折。
急カーブの連続。
広い道がだんだん狭まる。
台風の後、木の枝や葉が道路を覆っている。
山からの水で路面が濡れている。
舗装が切れる。
戻るか?
いや、何とかなるだろう。
対向車。
待避帯に戻りすれ違う。
通行止めはなさそう。

10:00”民話の郷”へ。
観光客が10人ほど。
しかし”河童”にはまた会えず。
この車に乗っている限りまたここに連れて来られるだろう。
発つ。

どこへ行こう。
昨日買ったパンを齧りながら走る。
カミさんと”河童”を探しにきたとき車中泊した道の駅に寄る。
賑わっている。
”宮沢賢治”の母校の生徒が出店を出している。
”おふかし”を買い食う、¥250。
発つ。

11:30宮沢賢治記念館。
大勢の人。
原稿や絵が展示してある。
”永訣の朝”の原稿に目が留まる。
原稿を覗く。
よ、読めない...




頭の中がぐるぐるぐるぐる。


ここから家まで150km。
帰ろう。
今度はカミさんと来てみよう。

発つ。





16:00帰宅。
カミさんは朝早くから出かけ、既に帰宅。
”無事帰ってきたね。”と。
カミさんにも俺が見えるらしい。

ありがとう。
コメント
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