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【ロシア】「あと五十年待てば日本の要求は北方領土三島になる」 長引かせればもっと譲歩を引き出せる

2009年06月01日 | 国際
【世界の街から】モスクワ 認識あれど鈍い反応

「あと五十年待てば日本の要求は三島になる」-。先のプーチン首相の訪日後、ロシア有力紙にこんな論評が載った。谷内正太郎政府代表が述べたとされた北方領土「三・五島返還論」に触れ、交渉をずるずると長引かせればもっと譲歩を引き出せると皮肉ったのだ。

そもそもロシアメディアでは、首脳訪日に際し領土関連報道自体が珍しい。返還へ向け、協議の加速を期待した日本側との温度差は大きい。

以前、ロシアのある大学で東洋史に詳しい三十人ほどのロシア人学生たちに「北方領土はどちらの領土か」と尋ねたら、意外にも「日本」という回答がわずかに上回った。ただし、「返還」に関しては全員が「損だから必要なし」。

最近、ロシア側は北方領土問題を放置しないとの意向をたびたび表明しているが、素直に甘い結果を期待するには、この国は少々、手ごわい。

(酒井和人)
2009年6月2日 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/worldtown/CK2009060202000230.html

赤の広場で 領土と報道対策



シベリア抑留の劇 現地で上演
6月1日6時23分
第2次大戦後の旧ソビエトでおよそ60万人に上る日本人の兵士などが強制労働に従事させられた「シベリア抑留」を題材にした演劇が、ロシア人の手で初めて現地で上演され、過去の歴史に目を向ける動きとして注目されています。

「シベリア抑留」を扱った今回の劇の上演は、5月31日までの3日間、シベリアの町、ミヌシンスクの劇場で行われました。舞台では、第2次大戦後、当時のソビエトのスターリン独裁体制によって極寒のシベリアに連行された日本人の兵士たちが森林伐採などの労働を強いられる姿がロシア人の俳優によって演じられました。絶望して収容所を逃げ出したり、倒れた木の下敷きになったりして仲間が次々と命を落としていく過酷な生活の一方、やがて現地の人たちとの間に心の触れ合いも生まれ、抑留者への非人間的な扱いに疑問を示すソビエト兵の役も登場します。そして、5年間の日々を生き抜き、日本への帰国が決まるシーンが演じられると、会場からは大きな拍手がわき起こっていました。劇を見た人たちは「こんな歴史があったとは知りませんでした」「ロシア全土で上演すべきです」などと話し、劇場を出るまで涙が止まらない若い女性の姿もありました。劇団では抑留者の1割が命を落としたとされるシベリア抑留の暗い歴史をロシアの若い世代にも知ってもらうことができたと受け止めており、将来は日本での公演の実現も目指したいとしています。

http://www3.nhk.or.jp/news/k10013337311000.html








セレブ御用達の高級日本食レストランからクロマグロ消える 環境団体の抗議で
2009.5.30 18:08
 【ロンドン=木村正人】マグロの中で最も美味とされ高価で取引されているクロマグロが、乱獲による絶滅の危険性を理由に環境保護団体の抗議を受け、英国の日本食レストランから姿を消し始めた。
 象徴的なターゲットになっているのは、日本人シェフ、松久信幸氏が米俳優ロバート・デ・ニーロ氏らと世界展開している高級日本食レストラン「NOBU(ノブ)」。
 国際環境保護団体グリーンピース(本部・オランダ)の抗議で、ロンドンに展開する2店でクロマグロを使ったメニューに「クロマグロは環境上、種の生存を脅かされています。店員に別のものを頼んでください」との注意書きを載せた。店員は代替魚としてキハダマグロを勧めている。
 ノブは世界10カ国に18店を出しているが、英国以外の店ではまだ注意書きは載せていない。
 これに対し、グリーンピースは「偽善だ。ノブは絶滅寸前の種(クロマグロ)を販売していることを恥ずべきだ」と主張。6月に公開予定の漁業資源保護を訴える映画でも、ノブがやり玉に挙げられている。ノブは米俳優ブラッド・ピットや英モデル、ケイト・モスら常連客に著名人が多いことで知られており、環境保護団体にとって格好の標的になっているようだ。

 グリーンピースは約2年前から英国内のレストランにクロマグロの買い付けや客への提供を止めるよう再三にわたって手紙を送付。同団体によると、英国のカリスマ・シェフ、ゴードン・ラムゼイ氏らのレストランやスシチェーン「itsu(イツ)」がクロマグロの提供を中止している。
 グリーンピースと世界自然保護基金(WWF)は過去20年間の乱獲でクロマグロが8割減少、日本食ブームの影響もあって絶滅する危険性があると指摘。日本も加盟している「大西洋まぐろ類保存国際委員会」は昨年、大西洋と地中海でのクロマグロの漁獲枠を2010年までに3割削減することで合意している。
 環境保護団体がクジラに続き、クロマグロの保護に力を入れ始めていることで、日本の食文化への風当たりがますます厳しくなってきたようだ。

http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090530/erp0905301809006-n1.htm






大規模農地所有禁止、日本人移住者の不安募る ボリビア
2009年5月30日4時2分
 南米ボリビアで先住民出身のモラレス大統領が大規模農園主の所有地を接収し、先住民に配分する政策を進めている。56年に結ばれた政府間協定にもとづく日本人移住者らは、この政策が先住民の土地回復要求を勢いづけ、自分たちの土地や権利が脅かされないかと不安を募らせている。

 「今日をもって大土地所有を禁止する。大土地所有者は土地を手放し、土地のない人々に譲るべきだ」。大統領は3月中旬、外国人移住者らの多い東部サンタクルス県で、まず米国人らの大地主から没収した3万8千ヘクタールの土地を先住民に譲り渡すと宣言した。

 1月に承認された新憲法は土地所有の上限を5千ヘクタールに制限。それ以下でも国が投機目的の土地や遊休地などと判断すれば収用すると定める。

 大統領は「(合憲の)土地所有権は尊重する」としているが、東部では1月以降、新憲法を拡大解釈した先住民らが集団で農地を占拠、所有権を主張する事件が相次いだ。

 サンタクルス県の日本人移住地「サンフアン」。日本国籍を持つ約800人が住むが、5千ヘクタールを超す土地所有者はまずいない。だが農地に先住民が家を建てたり、道路を封鎖し土地の引き渡しを求めたりする例が後を絶たない。

 新憲法をめぐる対立が激化した昨年9月、地元ラジオで先住民指導者が「外国人を移住地から追い出そう」と演説したこともあったという。

 「摩擦が起きないように共存共栄を図るしかない」と地元農協の近藤勇総支配人(51)。農業技術の講習会や駅伝大会に数年前から先住民を招くなどして関係を深めている。

 一方、沖縄出身の入植者約800人が生活する「オキナワ移住地」。屋良朝英(やら・ちょうえい)さん(64)は05年から土地を先住民に占拠され、いつも銃を枕元に置いて寝るという。「移住者の命や土地をボリビア政府が保証してくれるよう日本政府に動いてもらいたいが、らちがあかない」と訴える。

 さらに新憲法は、外国人は国家の土地を取得できないと定めるが、「外国人」や「国家の土地」の定義があいまいで、過去に取得した土地の所有権の有効性などにも言及していないため、日本人移住者らに不安が広がっている。

 ボリビアには両移住地の日本人計1600人ほか、戦前に移住した人たちの子孫ら約1万4千人の日系人が住む。(サンタクルス〈ボリビア東部〉=平山亜理)

http://www.asahi.com/international/update/0526/TKY200905260254.html







虐待写真の公開見送りは「レイプ写真」が原因か、米政府は強く否定
2009年05月29日 15:23 発信地:ワシントンD.C./米国
オーストラリアのSBSテレビが公開した、2004年にイラクのアブグレイブ(Abu Ghraib)収容所で、米兵からフードを被せられ犬をけしかけられる収容者とされる写真。(2006年2月15日提供。資料写真)。(c)AFP/SBS DATELINE

【5月29日 AFP】英紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)は28日、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領が今月初めに公表を見送った、イラクのアブグレイブ(Abu Ghraib)収容所でのテロ容疑者に対する虐待写真の中に、米兵が女性収容者を暴行している場面を撮影したものが含まれていると報じた。米政府側は報道内容を強く否定している。

 テレグラフ紙は、アブグレイブ収容所に関する調査報告を行ったアントニオ・タグバ米陸軍退役少将の話として、米兵がレイプや虐待、拷問を行う様子を写した写真があり、こうした写真の公開を見送ったオバマ大統領の選択を支持するとの見解を紹介。問題とされる写真には、米兵が収容者をこん棒やワイヤーで暴行したり、女性収容者の胸部を無理やり露出させたり、レイプする様子が写っていたと報じた。

 これに対し、米国防総省のブライアン・ホイットマン(Bryan Whitman)報道官は同日、記者団に「記事で述べられているような写真は1枚もない。テレグラフ紙は、事実を正しく報じる能力がないことを露呈した」と述べ、報道内容を強く否定した。

 ロバート・ギブズ(Robert Gibbs)米大統領報道官も、「英国の新聞報道で信頼できるのは、サッカーの試合結果だけ。あとはほとんどダメだ」とコメントし、報道を否定した。

 問題となっている写真は、アブグレイブ収容所での収容者虐待の証拠として使用されたもので、米人権団体「米国自由人権協会(American Civil Liberties Union、ACLU)」が公表を要求していたが、オバマ大統領は5月初め、いったん合意した写真公開の見送りを決定した。(c)AFP

http://www.afpbb.com/article/politics/2607013/4201401








カンガルーの顔を矢で射抜いた男、豪警察が逮捕・起訴
2009年05月21日 16:05 発信地:メルボルン/オーストラリア
【5月21日 AFP】オーストラリア・ビクトリア(Victoria)州警察は20日、2匹のカンガルーに矢を放ったとして、27歳の男を動物虐待などの罪で起訴したと発表した。

 州警察はメルボルン郊外の民家2軒を捜索し、矢や弓、迷彩服、コンピューター1台などを押収。その後、この男を逮捕していた。

 メルボルン(Melbourne)近郊では7日、顔に矢が刺さったカンガルーが保護されていた。この1週間前にも、同じ場所で、尻に矢が刺さったカンガルーが見つかっていた。

 男は悪質な動物虐待、保護動物の狩猟などの5つの罪のほか、公園内で弓や矢を使い他人を危険にさらした罪にも問われている。男は現在、保釈されており、来月裁判所に出廷することになっている。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2604405/4169511






【オーストラリア】カンガルー6,000頭の駆除が開始される~首都キャンベラ近く、豪軍マジュラ訓練場(5/8)
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1241792848/

◆Australia to shoot 6,000 kangaroos(AP/US Yahoo!)
http://news.yahoo.com/s/ap/20090508/ap_on_re_au_an/as_australia_killing_kangaroos

オーストラリア軍は首都キャンベラ近くにある軍の訓練地で6,000頭のカンガルーの銃殺を開始した。当局が8日発表した。抗議していた愛護団体を憤慨させている。

殺戮が行われる草地では、カンガルーと共通の生息域で絶滅が危惧されている植物や昆虫が生息しており、それらを保護することを目的としている。
昨年にもキャンベラの別の国防省所有のサイトで、より少ない、400頭のが抗議を受け中断する事態が起きている。

軍の当局者によると、現場は国防省のマジュラ訓練場で、9,000頭のカンガルーが生息しているとされる。
同省と契約した民間のハンター<marksmen>が5日の夜、カンガルー銃撃を開始した。カンガルーの生息数を持続可能な水準に下げることが目的で、責任ある土地所有者としての行動であるとのこと。

夜間の銃撃は8月まで断続的に続けられる模様。マジュラ訓練場は3,000ヘクタール以上の広さで、手榴弾や射撃場などがある。

動物愛護団体キャンベラ・アニマル・リベレーションの代表バーナード・ブレナン氏によると、抗議をする人々は8日夜から現場に集結を開始し、来週にはオーストラリアじゅうから人々が集まる。集まる人数 の見通しは立っていない模様。

「カンガルー銃撃をさせるがままにする積もりはありません」とブレナン氏は述べている。

カンガルーの駆除は、オオカンガルーがキャンベラの公園や草地に多すぎるとの政府の環境報告を受けてのもの。それらの土地で、不十分な草の間に絶滅の危機にあるgolden gun moths(ガの一種?)やperunga grasshoppers(バッタの一種?)といった昆虫が生息している。また、オオカンガルーの過剰な生息数は、grassland earless dragonやstriped legless lizardなどの絶滅が危惧されるは虫 類にとっても脅威となっている。カンガルーはオーストラリア国内各地で生息数の調整のため駆除が行われている。しかし、カンガルーは 国のシンボルとして愛され国民の抗議を受けているため、政府当局は渋々行っている。

◆関連記事
【オーストラリア】豪国防省がカンガルー3000匹の射殺を計画 過剰繁殖で[07/05/15]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1179198622/
【オーストラリア】カンガルー514頭の駆除終了、増えすぎで・・・国防省[06/03]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1212507895/









カンガルーの殺し方の豪政府指針、愛護団体は批判
2008年 01月 7日 20:24 JST
 [キャンベラ 7日 ロイター] オーストラリアの動物愛護団体は6日、政府が新たに示したカンガルーの子供の「人道的な殺し方」の指針で、頭を自動車のけん引棒に「強力に打ち付ける」ことが推奨されていることに、疑問を投げ掛けた。

 環境省が発表した、銃殺されたり車にひかれた親カンガルーの袋から見つかった子供の扱いの行動規範案では、散弾銃で至近距離から撃つことも勧めている。

 野生動物保護団体「ワイルドライフ・プロテクション・アソシエーション」の代表、パット・オブライエン氏は、地元紙に対し「連邦政府は、無防備なカンガルーの子供を散弾銃で木っ端みじんにしても良いと考えていると言っているも同然だ」と述べた。

 環境省のスポークスマンは「誰もがカンガルーに愛着を持っていると思うが、数が多過ぎるのが問題」と指摘。時にはへき地でも使える現実的な方法を見つけようとしていると語った。

http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-29638320080107









南アで海岸のクジラ35頭を射殺 衰弱死避けるため

南アフリカ南端の喜望峰近くの浅瀬に30日、55頭のゴンドウクジラが乗り上げた。地元のダイバーらが沖に戻そうとしたが失敗、衰弱死を避けるため同日、約35頭が銃で射殺された。

地元のダイバーら数百人がブルドーザーなどを使い救出活動を試みたがうまくいかず、「最も人道的な安楽死の方法」(専門家)として頭部を銃で撃って死なせることを決めた。残りのゴンドウクジラのうち10頭はストレスで死んだという。

南アフリカの海岸はホエールウオッチングの名所として有名だが、今回のように大量に乗り上げる例は珍しいという。

http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009053101000184.html









「平和世界一」はNZ 日本7位、最下位はイラク

英調査機関などが平和な国をランク付けした今年の「世界平和度指数」が2日発表され、ニュージーランドが「世界一平和な国」とされた。最下位は3年連続でイラク。日本は昨年より二つ低い7位。主要国(G8)の中ではカナダ(8位)をかわし、トップを守った。

指数は英誌エコノミストの調査部門とシンクタンクが144カ国を対象に、国内勢力間や外国との紛争、犯罪やテロの危険性、政治の安定性などを数値化し、07年以来、毎年実施。2位にはデンマークとノルウェーが並び、上位10カ国の半数は北欧諸国だった。

アジアはシンガポール(23位)、韓国(33位)、中国(74位)、北朝鮮(131位)など。

軍事費や兵員数、武器の輸出入なども評価対象になるため、米国は83位だが、テロの危険性が減ったなどとして、昨年より14ランク上昇した。

下位はジンバブエ(134位)、ロシア(136位)、アフガニスタン(143位)、イスラエル(141位)など旧ソ連、南西アジア、中東、アフリカ諸国が並んだ。

http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009060301000058.html

参考:Vision of Humanity
http://www.visionofhumanity.org/
http://www.visionofhumanity.org/gpi/results/rankings.php









豪州で広がる「カレーバッシング」 対印関係に暗雲
2009.6.3 19:41
 【シンガポール=宮野弘之】オーストラリアでインド人学生を狙った襲撃事件が相次いでいる。犯人はほとんどが10代の少年で、「おやじ狩り」ならぬ「カレーバッシング(たたき)」と称している。メルボルンではインド人学生ら数千人が抗議の座り込みをし、インド政府は早期解決を要求、両国の外交問題にまで発展しつつある。
 襲撃事件は、メルボルンだけで過去1年で70件に上る。先週には続けて5人が襲われ1人は意識不明だ。ある学生は、若い男数人に囲まれカネを奪われ、「インドに帰れ」とののしられたうえ、ドライバーで腹などを刺されたという。
 シドニーで学生の面倒を見るインド人医師が地元紙に語ったところでは、同様の事件はシドニーでも4月だけで約20件。しかし、学生は面倒に巻き込まれ、永住権をとれなくなるのを恐れ、ほとんど警察に届け出ない。犯人は若く、昨年末にインド人男性を殺害し逮捕された少年2人は18歳、先週シドニーで大学生を襲ったのは12歳から16歳の少年6人だった。
 同医師によると、若者の間では「レッツゴー・カレー・バッシング」というのが、インド人襲撃の合言葉になっているという。
 5月31日にはメルボルンで数千人のインド人学生らが抗議デモを行った。今月1日にはインドのシン首相がラッド首相と電話で会談し、事態の速やかな収拾を求めた。ラッド政権は2日、治安担当責任者をトップとする特別調査委員会を設置。メルボルンが州都のビクトリア州政府は人種や宗教、性別などが犯罪の動機の場合、より厳しい罰則を設ける方向で法改正し年内の施行を目指すという。
 現在、オーストラリア国内には約9万3000人のインド人留学生がおり、そのほとんどがメルボルン、シドニーに集中している。
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/090603/asi0906031942006-n1.htm




カレー・バッシングは「人種差別」 反発強めるインド
2009.6.3 19:42
 【ニューデリー=田北真樹子】インドでは、オーストラリアでの学生襲撃事件を「人種差別」として反発、抗議する動きが広がっている。
 大学では学生による抗議デモが相次いでいる。デリー大学では2日に行われ、主催したインド全国学生組合のラギニ・ナイク幹事長は「いかなる人種に対しても差別的な行動は許されないことを、国際社会に訴えたい」と産経新聞に語り、事件を強く非難した。
 メディアは先週から連日、事件を大きく取り上げ、「オーストラリア人は人種差別主義者?」と報じるテレビ局も出てきた。入院した被害者の様子をテレビが繰り返し放映するなど、反オーストラリア感情をあおっている感もある。一方、インド映画界を代表する俳優は、オーストラリアの大学からの名誉博士号授与を断った。
 政府はオーストラリア側に、インド人学生の安全確保、事件防止、迅速な犯人逮捕と法的措置を要請。国内に向けては「この問題は両国の首脳レベルで協議されている」と、事件重視の姿勢を強調している。しかし、外国での事件だけに打つ手は限られ、事件に歯止めがかからなければ、国内の反発の矛先が政府に向けられることも予想される。
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/090603/asi0906031943007-n1.htm
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